10月17日(日)/2日目 晴れ
テントの外が明るくなるのと寒さで目が覚めた。
時計を見ると6時過ぎ。
やわやわ起きて着替えて昨日買っておいた朝飯を食べる。
テントの外に出るとひんやりして気持ちいい。
それからタープとテントの撤収・荷物詰め作業。
木の下にテントを張ったおかげで露は全然付かなかった。
8時前にはキャンプ場を後にした。
海沿いを京都方面へひたすら走る。
今日は日曜日とあってかライダーが多い。
9時30分過ぎ、天橋立到着。
色々ある有料駐車場の一つに入り天橋立へ。
途中黒豆ソフト(旨かった)を食いつつ向かう。
天橋立までの橋を越えると松の並木道が。
対岸まで全長確か4.5km(だったかな?)。
途中の売店でレンタルサイクル(40分 300円)して中間地点まで自転車で行くことに。
天気も良くて暑くもなくすがすがしい。
・・・が、同じ風景に直ぐに飽きて結局直ぐにUターン。
借りた自転車は10分程で返してしまった。
地図で次に走るルートを確認して早々にそこを立ち去る。
天橋立を後にし、今日のキャンプ予定地の琵琶湖の北へ向かうため南下、峠ルートを通りそして東へ。
13時ごろ、道の駅で昼飯(ビーフカレー)とすることに。
腹も満たされてバイク戻り、出発準備をしていると不意に後ろから話しかけられる。
?「すみません、お尋ねしたいことがあるんですがー」
振り返ると40後半ぐらいのおっちゃん。
お「あ、すみません、ちょっといいですか?」
44「なんすか?」
天橋立で変な知らないオジサンに会った直後なので若干身構えてしまった。
お「鳥取砂丘に行きたいのですがどう行ったらいいんでしょう?」
44「え?砂丘ですか?えーっとちょっと待ってください」
私も分からんよ。と思いつつもバッグから地図を取り出す。
現在地を確かめて砂丘までの道を説明した。
お「地図も何も持たんと来てしまってねェ・・・複雑な道じゃないと思ってたんだけど」
44「さすがに地図なしってのはキツイですね~。どちらから来られたんです?」
お「福井からなんだけどね。今日ちょっと砂丘でも見に行こうと思い立って車で走ってきたんだけど。明日までに帰れればいいんだ。あなたは?」
44「富山からです」
お「で、今から帰るの?」
44「いえ、琵琶湖の近くでキャンプして明日帰ろうかなと思ってまして」
思い立ってすぐに行動に移すおっちゃんになんだか好感をおぼえた。
行き当たりばったりな旅をする人はなんかいいな。
その後軽く挨拶して道の駅を後にし、峠道を走り滋賀県に入った。
14時過ぎにまた道の駅で休憩し、今日の目的のキャンプ地までの道を確認する。
おそらくあと1時間30分程で着くはず、途中でまたスーパーで買出しして行こう。
再び走りだし、やがて琵琶湖を臨む道に出た。
そこから北上、キャンプ地に向かいながらスーパーを探すが・・・何もない。
途中、地元の食料品店らしきものを見つけたが開いてなかった。
困ったなと思いつつもとりあえず先にキャンプ場に向かう。そこで聞いてみよう。
キャンプ場への道で2km位はありそうなものすごい並木道を通り
16時頃「マキノ高原キャンプ場」(一泊2,000円)に到着。
直ぐそばには温泉もある。
今日はゆっくり風呂に入れそうだ。
それにしても、キャンプ場にはほとんど人がいなかった。
ベースを張り、キャンプ場受付で聞いたスーパーへ向かう。
が、教えてもらったスーパーは・・・さっき自分で見つけた開いていなかった店。
店の入り口をよく見てみると、本日定休日と。
なんだ、タイミングが悪かっただけなのか・・・。
今日の晩飯どうしようと考える。
予備食で缶詰2つ(さんま・イカ煮付)は持ってきている。
それと昨日買って食べなかった魚肉ソーセージが3本、つまみの茎わかめ。
ま、大丈夫か。
酒はキャンプ場の売店にあったし。
てことでキャンプ場に戻ることに。
戻る途中、並木道の途中で新鮮野菜の直売をしているのを見つけた。
何か無いかなと立ち寄るが時間も遅いためほとんど売り切れている状態・・・の中でほうれん草を一把購入。
ベースに戻り、風呂行く前に売店へ酒を買いに行ってみるが閉まっている・・・。
時計を見ると17時過ぎ、受付では18時まで開いていると言っていたのにナゼ?
と思いつつも受付に行くと、大丈夫ですよと言って売店に裏から入らせてくれた。
お客さん少ないから早めに閉めてたのかな。
その後ゆっくりと温泉へ。
風呂上がった頃には外は真っ暗で。
ベースに戻りまずはほうれん草を洗う。
今夜はまず魚肉ソーセージを網で焼く。
網は洗わないで済むようにアルミホイルを被せる。
そしてコッヘルにさんま缶詰とほうれん草半分を入れ、一緒に煮込む。
これがまたたまらなく旨かった。ほうれん草正解。
少し寒い夜に暖かいつまみで随分癒された。
ビールも酒も進む。
さんま×ほうれん草がなくなったので、次はイカ煮付缶詰とほうれん草を一緒に煮込む。
これもまた旨い。
腹が満たされると今度は眠気が襲ってきた。
時計を見ると20時。
寝るには早いかなと思ったが眠気に任せよう。
明日の帰るルートを地図で確認してから眠ることに。
深夜過ぎると冷えてくるので今夜はちゃんと着こんでから寝袋に包まる。
横になると直ぐに眠りに落ちてしまった。
しばらく眠ってからハッと目を覚ましてしまった。
何か音がする。
テント前に置いてあるゴミ用のビニール袋を誰かがガサガサ触っている。
44「なんだっ」
と、テントを開けると猫がゴミ袋をガサガサしていた。
こちらの姿を見るなり一目散に逃げていった。
時計を見ると12時。
再び眠りについた。
10月17日(日)/2日目 走行距離 295km