オススメのオークションを何気なく見ていると。
キャリアが出ていました。
大抵、No1とか大きめのリールが出品されることが多いので、何も期待せず見てみるとなんと伝説のキャリアSS。
箱も説明書も袋も揃っていて、状態もいいもの。
しかし、ローター逆転ストッパーが壊れているようです。
その他の状態は本当に良いものでした。
過去に相場を調べてみたことがあるので、完全なものだと50,000円前後ということは知っていました。
今回も甘い考えはせず、30,000円ぐらいは覚悟しようと見守りました。
しかし、最初の金額7,500円まで最終日、3時間前まで入札1件。
もう注目している人はいないのでしょうか。
そんなわけはないよな、と一応1時間前に18,000円まで入れました。
するとやはり高値更新。
5分前まで粘って28,000円まで入札。
結局値段は22,000円以上にはならず、無事に落札。
瑕疵があると安く落とせますね。もっとも当時3,000円(1985年ごろ)ほどのリールですが…。
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届いたのでさっそく開けてみました。
この開封の儀は動画に撮りましたので、気が向いたらアップします。
第一印象は、箱が小さい!
こんな小さな箱に入っていたんですね。
ダイアモンドのリールはベイルが折りたためるので、大きな箱は必要なかったのでしょう。
この小ささ、釣具店で並んでいたらかわいいなあ。
そして本体。
正直にいいますが「あ、こんなもんなんだ」という感想です。
よく作りこまれていますが、オートベールSSほどの感動がありません。
軽量であるのもチープさを感じます。
当時としてはかなり軽量なリールです。
もっともこの軽量さが村上晴彦さんの目に留まった重要なポイントですが。
このリールで自分が気に入っているのがベイルアームにスペックが表示されていることです。
80年代っぽいフォントでかっこいい。
フォールドベイル機能ですが、このレバーを引くだけではベイルが倒れません。
ちょっと上に上げてあげて、レバーを引くと倒れるようです。
このリールに合わせるのは、もちろんHL-Z671ULです。他には考えられません。
フットがオートベールに比べると太いので安定感があります。
☞カンツリバス。ロングロッドの常吉。HZ671UL使ってみた。
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昔、常吉ファイルというビデオがあったのですが、その中の12~13巻あたりによくこのリールはでてきます。
キャリアもオートベイルなどと同じように、スプールにラインスペックが表記プリントされたアルミテープが巻いてあります。
これはなかなかかっこいいです。