こんにちは。ファイナンシャルプランナー福島えみ子です。
12月もここまでくると、もうラストスパート。
私もようやく大きなコーナーを抜けて
今年のゴールまであと少しという気持ちになってきました
そろそろ来年のことも視野に入ってきたので
今日は、来年から変更になる制度のお知らせです。
それは、健康保険の「高額療養費制度」。
病院での医療費が高額になったときでも
一定限度の自己負担ですむという
日本の手厚い健康保険制度のひとつです。
今回の制度変更では、
低~中所得者層にはそれほど影響がないものの、
中~高所得者層には負担増へ。
所得が高いことの多い40歳代以上のミドルこそ
病気が気になってくる年代。
こういった制度変更も
ぜひぜひチェックしておきたいですね。
具体的には、以下の金額となります。
●標準報酬月額53万円~79万円
(所得600万から901万以上)の方は、
自己負担の基準が、167,400円へ。
(自己負担の計算式は、
167400円+(医療費-558,000円)×1%です)
さらにもう少し所得が高い人、つまり
●標準報酬月額83万円以上
(所得901万円超)では、
自己負担の基準は252,600円。
従来の15万円から大幅アップとなります。
中間所得層の負担額は変更なしです。
●標準報酬月額28万円~50万円
(所得210万円~600万以下)で、
自己負担基準は80,100円
計算式は80,100円+(医療費-267,000)×1%です。
また、それ以下の所得層では、
住民税非課税世帯の人は
自己負担35,400円と変わりませんが、
●標準報酬月額26万円以下
(所得210万円以下)の方は
唯一自己負担が
今までの約8万円から下がって
57,600円となります。
この高額療養費制度があるから
日本ではそれほど医療費もかからないし保険もいらないよね、
というお話は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
事実、今現在はそういった側面もありますが、
日本の財政や高齢化社会を考えると
いつまでも社会保障が手厚いままである保証はどこにもなく、
もっともっと自己負担が増えていく可能性があるわけです。
健康保険の病院窓口で払う自己負担も
今は自己負担3割ですが、
お勤めの方の健康保険は
平成15年に2割から
今の3割負担にアップした経緯もあります。
今度いつ自己負担がアップするかはわかりません。
自分で貯蓄をふやして病気に備えてもいいし、
まだ貯蓄があまりないなら医療保険に入ってもいいし、
方法は人それぞれでよいと思いますが、
国の制度が手厚いから何も考えなくていいよね、
というのではなく。
”基本自分で備えるつもりで”
というのが、来年以降、
もっともっと大切になってゆくと思っています。
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