先週は息子の17歳の
誕生日でした。
いつもならお店で
ケーキを買い、
カードに2、3行書いて
プレゼントを渡す。
でも今年は違った。
というのも、
最近のトーマスを見ていて
気づいたことがあった。
彼が友達や私たちの
誕生日を祝う姿を見て、
「きっとこうして欲しいんだ」
とヒントを
もらった気がした。
彼は相手を思って
自らお店に行き、
決して高価ではないけれど、
その人が喜びそうなもの
欲しがっていたものを選ぶ。
カードも
手作りすることもある。
正直、彼は手作りが苦手。
でも自分の時間を使い、
気持ちを形にしているのを見て
だから私も今年は挑戦。
生まれて
初めてケーキを焼いた。
市販の粉に水と卵と油を
ぶっこんで、
ぐちゃぐちゃ混ぜ、
白いだまとか
全然残ってたけど
「焼けば消えるはず」と
オーブンにぶち込んだ
(ええ?)
出来上がりは、
まるで皆既月食のよう。
焼いたら消える
と思っていただまは
余熱と共に
白くポコっと出てきた。
こいつらマジしつこい
高熱で焼いたのに
まだ生きてんのか
(いや、オイ)
生地が冷めるまで待つ、
とかそういう
時間の無駄遣いは
したくなかったので(ええ?)
熱いうちに
フロスティングを塗り、
見た目は正直ひどい仕上がり。
手作りの裏事情を知らない母には
「今年は随分、倹約したんだね」
と、貧乏の心配をされた(笑)
恥ずかしくて別のケーキを
買おうかと迷ったけど
思い切って出してみたら
トーマスはとても喜んでくれた。
彼は知ってるんだよ。
ママは普段こんな
面倒なことをする人じゃないのに、
自分のために
ここまで頑張ってくれたって。
カードも用意した。
便箋2枚にしっかり
気持ちを書いた。
生まれてきてくれた喜び。
無償の愛を知れたこと。
小さな頃に一緒に眠ったこと。
仕事優先で寂しい思いをさせたこと。
完璧じゃなかったことへの
申し訳なさも。。。
「もし取り戻せるなら、
17年分のケーキを焼きたい」
そんな想いも正直に綴った。
でも時間は戻せないから、
今日からまた気持ちを新たに
やっていこうと心に決めた。
手紙を読んだ彼は笑って
「This is the best Birthday ever!」
と言ってくれた。
その言葉を聞いて私は、
彼にとって大切なのは
やっぱりこういうことなんだと
改めて気づいた。
人の行動を見ていると、
その人が何を大切にし、
何を求めているのかが
自然と伝わってくる。
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