私の人生、50年を振り返っています。
大学4年生、日本に居場所を感じなく、就職活動を辞め、日本語教師になるべく学校へ通い始めた私。
同じ頃、六本木のクラブでへりと出会うことになる。
なんと健全な出会い(笑)
あの頃の私はほんと毎日忙しかった。
大学の授業はほとんどないけど、日本語教師の勉強を始め、バイトをし、恋愛もした。
その後、私は大学を卒業し、同じ頃にヘリは日本での任期を終え、アメリカに帰っていった。
それからしばらくは、日本とアメリカの遠距離恋愛。
ようやく日本語教師の資格を取り、バイトを続けながらお金をため、アメリカと日本を行き来した。
今と違ってネットなんてない時代。
ネットがあったら、もっと長く遠距離恋愛をしていたんだろうけど、若かった私達には、結婚することでしか一緒にいる方法はなかった。
そんな私達の結婚だから、もちろん両親は反対した。
今まで両親は私のやりたいこと全てやらせてくれていたのに、人生で初めて、反対された。
そして人生で初めて、私は両親を裏切り、反対を押し切って結婚した。
私の心の罪悪感はここから来ている。
そこまでしてでも、この人と結婚したいと思い、結婚をした。
若気の至り。
私の両親だけでなく、ヘリの家族からも祝福されたわけではなかった。
結婚したことに後悔はない。
私は、アメリカで絶対に幸せになろうと思った。
自分のためにも、そして両親のためにも。
例えどんなチャレンジがあったとしても、私は乗り越える。
そう心に誓った。
今はみんな祝福してくれている私達の生活だけど、アメリカで強くたくましく生きていく、どんな困難にも絶対に負けない、私はもっと幸せになる、この気持ちはあの頃と少しも変わらない。
つづく