もう一度会ってお礼をしたい人 | 雨の日も風の日もそして晴れの日も! In アメリカ

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1998年、国際結婚を機に渡米。 アメリカの企業で企業管理者として勤続25年。本業と並行して、英会話コーチしています。バリキャリアラフィフ女の笑える日常生活をアメリカからお届けします!私の詳細についてはプロフから!

昨日の続きなんですけどね?

 

え?

 

そんなぴっぱるような内容のブログでしたっけ?って言うのは置いといて~(笑)

 

たま~に、「そういえばあの人どうしているかな~」といろんな人を思い出すことがあります。

 

虫の知らせでしょうかね?(やめなさい縁起でもない)

 

今回ふと思い出したのは、もうかれこれ26年くらい前に、日本のバイト先で一緒だったおばさん。

 

おばさんって言うけど、当時の彼女は50代前半、もしくは半ばだったと思うので、今の私とそんなに変わらないって言う(笑)

 

そのおばさんは、一度も結婚したことがなく、当時付き合っている人もいなかったようでしたが、彼女の口癖は「早くお嫁に行きたいわ~」でした。

 

見た目のイメージは阿佐ヶ谷姉妹の江里子さんのほうでお願いします(え?)

 

多分、冗談半分、本気半分で言っていたのだと思いますが、私たちの中では、「冗談」として一緒に笑っていました。

 

江里子さんは、高齢のお母さんと一緒に暮らしていて、母の年金と自分のバイト料で生活している、と言っていました。

 

何度かバイトの仲間と一緒に飲みに行ったこともありましたが、酔った勢いで、「高齢の母の事を考えると、そう簡単にお嫁に行けないわ」と少し泣いていました。
 
当時の私はまだ20代そこそこで、自分の人生しか考えていなかったけど、今ならなんとなく彼女の心の葛藤が理解できる気がします。
 
バイトの最終日。
 
なんでかわからないけど、江里子さんは私にポチ袋をくれました。
 
バイト仲間は10人くらいいたと思うのですが、なんで彼女は私にポチ袋をくれようと思ったのか。
 
「いやいや、いただけません(汗)」、と言う私に、「ほんと、全然少ないから取っておいて!アメリカに行っても体に気をつけてね」と。
 
中には2千円が入っていました。
 
お金と言うより、彼女の気持ちが嬉しかった。
 
もう2度と会う事もない私なのに。
 
彼女は元気にしているのだろうか。
 
あ、ほらね。
 
やっぱり私、タイムマシーンに乗れるなら過去に行きたいわ?
 
そして、もう一度彼女にお礼を言いたい。
 
あの時は本当にありがとうございましたって。