NHKニュースでこんなのを見ました。
大阪市営地下鉄(現在の大阪メトロ)の運転士が、
ひげを生やしていたことを理由に人事の最低評価を受け、
それに対し訴訟を起こし、勝訴したと言う。
最初ここだけ読んだ時、たかがひげくらいで最低の評価を受けるなんて、
訴訟起こして正解ね♪ なんと勇気ある男性なのでしょう!と思いました。
ところが、読み進めてみると、当時の大阪市営地下鉄には「身だしなみ基準」があり、
そこにはひげをそった状態を理想的な身だしなみとする、と書いてあったそうです。
え?
だったら、アナタ、そのルールに従うべきだったんじゃないの?
もちろん、私も若い頃は日本のこういう堅苦しい身だしなみとか、
学校の制服、会社の制服、喪服(え?)
就職活動の時はみんなおんなじリクルートスーツ着るとか、
そういうのに心の中で反発していましたが、
学校には学校の校則があり、
会社にも社内ルールがあるわけで、
そういうのに従わず、個人の自由を奪われた、
と言うのはどうなのかな~と思います。
確かに、多少の自由は奪われたかも知れないですけどね。
日本は髪型にしろ、服装にしろ、いろいろ厳しいところがあるのは事実です。
中にはナンセンスなモノもあると思います。
今後、外国人労働者を迎え入れ、
学校でも外国人の子供達も増えていくのでしょうから、
これを機に、外見の基準を見直してみるのもいいかも知れません。
アメリカなんてそれこそプリKの頃から、女の子はお洒落して学校に来るし、
男の子だってモヒカンにして学校来たりしますよね。
会社でも、タトゥーばりばりにはいっている人とか、
ピアスいろんなところにつけたり、ピングだのグリーンの髪の色をしている人もいるわけで。
でもそれも職種によってやっぱり会社のルールも違いますよね。
私の働く会社でもドレスコードがあり、そして顔のピアス(鼻、舌など)は禁止です。
そして彼らはそのルールを守り、そうじゃない人には警告書を出します。
もちろん、外見だけで人を判断するべきではないのですが、
そういう会社のルールがある以上、それは守られるべきであり、
それに従わない人は、なんらかの低い評価を与えられてもしょうがないのでは?と思ってしまいます。
今回の勝訴の理由としては、
「ひげを理由とした人事評価は人格的な利益を侵害し違法」
と言う事でしたが、私的にはなんか納得いかないですね~。
じゃあ同じように、リーゼントで眉毛剃った学生が
「リーゼントを理由とした評価は人格的な利益を侵害し違法」
と言う理由で、学校相手に訴訟起こしたら、
果たして勝訴すると思います?(リーゼントって、いつの時代の話だよ)