難しいサブジェクトだと思うので、書くか書くまいか迷ったのですが、
私の意見を書きたいと思います。
毎週見ている、ドラマ、コウノドリ。
前回のテーマが「出生前診断」でした。
私がトーマスを妊娠した時、私は33歳で、決して若い年齢ではありませんでした。
もう約10年前の事ですが、
私たちは、あえてダウン症のテストは受けませんでした。
理由はへりの言った一言。
「結果がどうであれこの子に対する愛は変わらない。
だから、テストを受ける必要がない」
多分これは、アメリカ人らしい発言ではあると思いますが、
それと同時に彼らしい一言だなと思いました。
「私はこの人の子供を授かることが出来て幸せだ」
と心から思ったのを覚えています。
誤解のないように言っておきますが、
人それぞれ、価値観、そして生活環境が違うと思うので、
私は人様の決断、選択をジャッジしているわけではありません。
障害を持つ子の親でない私に何がわかるのか、
そう思われるかも知れません。
もしトーマスが障害を持って生まれてきていたら、
今までと同じ生活ではなかっただろうし、将来の不安もたくさんあったことでしょう。
でも一つだけ言えることは、例えもしそうだったとしても、
トーマスに対する私の愛は変わることはなかった、と言う事。
きっとどの親御さんもそうだと思います。
人生の幸せはみんなそれぞれ人によって違うでしょう。
ヘリのように、健康に恵まれて生まれてきても、
その育った環境で、大変な子供時代を過ごし、
自分は幸せではなかった、と感じる人もいます。
そう思うと、改めて、人は一人では生きては行けない。
誰かの温もりとか愛情、そしてその選択をサポートしてくれる人がいるという事が、
明日への未来に繋がると思いたいです。