彼は小学校2年生の時に転校して来て以来、
私とは小、中、高とずっと一緒で、
その間、何回か同じクラスだったこともありました。
小学校の頃の彼はかなりチビッ子で、
野口をもじって私が命名した彼のあだ名は野ぐそ
（オイ）そんな野ぐそが中、高とだんだんカッコよくなり、
特に高校時代はラグビー部に入っていたので、
がたいもよかったし、結構モテていたみたいです。
きっと彼なら学校のマドンナ（古っ！爆）と付き合うことも出来ただろうに、
でも彼は高校3年間ずっと彼女はいなかったんです。
なので高校卒業後のある日、突然私の友達の直美から、
「実は私野口君と付き合ってるんだ～」と聞いた時は正直ビックリしました。
え～！あの野ぐそと？(￣□￣;)!!（オイ）
確かに中、高とモテていた彼ですが、
私の中では小学校の頃のあのチビッ子の野ぐそのイメージしかなかったんです（オイ）
でも、直美の話を聞いているうちに、私の全く知らなかった野口君がいました。
どうやら彼のご両親はどちらとも障害を持っていて、
お父さんは片手がなく、お母さんは足が不自由なんだそう。
なので、子供の頃から両親をいつも支えてきて、
例えばこの年の男の子なんて母親と一緒に歩いたりするのを極端にいやがるのに、
彼は買い物に行く時はいつもお母さんと一緒に行ってあげて、
足の不自由なお母さんの手を引いてあげたりするんだそう。
そして高校時代、ずっと彼女がいなかった彼。
3年間、クラス1大人しい卓球部の幸恵ちゃんを好きだったんだけど
一度も告白する勇気なく終わったと。
そうなんだ。。。知らなかった。。。
中学、高校のモテ期の華やかな生活の彼しか知らない人は
きっとこんな彼の隠れた事情を知らなかったでしょう。
なんだか、それを聞いて、す～っごく彼がいい人に見えました。
そんな彼に今会ったら一言いいたい。
野ぐそって言ってごめんね(Ｔ▽Ｔ;)（オイ）
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