僕の身近に
前門の龍と後門の虎と僕が勝手に名付けた
2人がいる
甥と姪
強烈にシュールな発想と猪突猛進型の展開力に満ちている
先日、後門の虎
姪がドタドタドタと廊下を走ってきたかと思うと
縁側で庭の木の絵を描いていた僕に
ねぇねぇ、なぞなぞだょう
と、出題してきた
筆もなんだか進んでいなかった僕には、ちょうどいい気分転換かな
なんて思い、
何だい、言ってごらん
なんて、笑いながら待ち構えた
出題を待つ僕を認めると、実に嬉しそうな顔になって
あのねぇ、あのねぇ
と口ごもった末に、こう言うんだ
すんごく美味しいのにカエルは食べないもの
なぁーーんだ?
…………
………
……
これは難問である…
いや、奇問でもある
僕は絵筆を置くと
太宰治や夏目漱石の写真の様な思案中ポーズ
いや、ロダンの考える人みたいになってしまった
すんごく美味しいのにカエルは食べないもの…?
一体全体それは何だろ
このなぞなぞには、何かふかぁーいワケが隠されている様な気がする
まるでグリム童話とか
昔話とかような
深遠な何かが感じられるではないか。。
なんて思いながら、耳から煙がでるほど悩んだ挙げ句に
参った、分からん
って、答えた
すると姪は、してやったりといった笑顔を見せて
答えは、みかんでぇーす
と言った
唖然
何じゃそりゃ
すんごく美味しいのにカエルは食べないものは
みかん
そりゃ確かにそうかも知れないけど
ならば林檎の立場はどうなる
ハンバーグや
焼き鳥の立場や栗きんとんの立場はどうなる!?
でも姪は僕の反応なんかお構いなしに
なぞなぞの答えを口にすると
僕の描いていた絵を見て
へたっぴ
と言い、風のように去った
すんごく美味しいのにカエルは食べないものは、みかん
僕は悩んだ末に唖然として
最後になんだか感心してしまったんだ
不条理な、なぞなぞ
考えてみれば
目的をもって始める発想なんて
へたっぴと言われた僕の絵そのものじゃないか
いや~まいった、まいった
虎よ
僕に絵のモチーフの捉え方を教えてくれ(笑)
だけど、あんましみかんは食べ過ぎは
またおなか痛くするよ