東日本大震災からはや5年 | ルフィンのJUMP☆ステーション

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あの忌まわしい人災から5年経った。

東北で被災してない身で語るのは不謹慎かもしれないが、あの異常な地震を体験し原発事故に激怒している一人として述べたく思う。


この災害は過去の話ではない、あの放射能汚染は今も続いている。

でも御用学者どころか御用テレビはもう本気で放送しない。

首相はオリンピック招致に関し、原発は「コントロールされている」と偽証。


一般人が社会に損害を与えれば当然制裁が来る、逮捕され名誉も財産も失うことさえある。

その点、東京電力はどうだろうか。

電気料金に上乗せして一部賠償しているのは、なんとユーザーだ。


一人殺せば犯罪者だが、百万殺せば英雄とは誰の言葉だったか?

まさに今はこんなもんだろう。


それにしても日本人はなぜこんなにもお人好しなのか。

民主党の悪口を言い、韓国を憎むより先にやることがあるべきものを。

粗野で暴れる中国人みたいになっても困るが、しかし反原発、反東京電力の怒りの声をなぜ全体として挙げないのか。

当時の政権(民主党)の問題もあるが、そもそも元凶は原発を率先してもたらした売国自民党だ。


“復興、復興、頑張ろう福島。

心の中に、愛する人も故郷も今も生きている”

こんな美辞麗句でお茶を濁して安心しきって、経済・経済と一喜一憂して自民に寄り添い、いったい何を価値観に暮らしたいのか。

自分なりに生きていけば良い問題ではない、原発の正体を知った中、それだけの “犯罪者” をもし今許容しているとすれば、もうその時点で人道への罪だ。


「毒矢に刺さった人を見てするべきことは、毒矢の意味について語ることではなくその矢を抜くことだ」と釈迦は言った。

言うまでもないことだが、ただこの言葉が残っていることからしても、当時それができない馬鹿が大勢いたのだろう。

下衆ではない、おそらくは哲学者の中にも。


本来、この国もそうであるべきだ。

妙なバンドの「猪苗代湖ズ」なんかが現われ「福島、福島~」と連呼すれば済むことではない。

情緒的に福島に思いを馳せれば万々歳、などという次元ではない。

でもそれで心を潤され終わりのノーテンキな人々、少なからずいるのだろうか?


太平洋戦争は国土を破壊したが大震災は国そのものを破滅させた、何千年という国の歴史で一番の犯罪。

だが誰も責任を取らない、そして取らせることはできない。

なんと極悪なことか。


僕はこの罪をわかった上で、内戦状態にあるシリアよりましと自分を騙すしかないのかもしれない。

そうして、日本特有の「臭いものに蓋をする」に順応するしかないのかもしれない。


神頼みとは、こういう時にするものなのだろうか。

この日、亡くなった方たちが今は違う世界で平安だと願うばかりである。