ここまで、このためにSuper Sonicの導入、修理…
スピーカーシステムの構築…
fano JM6のブラッシュアップを行ってまいりましたが…
本ブログ初ゲスト!
ご本人の許諾を頂きレポートさせていただきます!
新進気鋭のアーティスト!
皆川溺くん!
のギターダビングっ!
2006年生まれのボカロP・皆川溺(みながわおぼれ)。2019年から「23次元P」の名義でVOCALOIDを用いたオリジナル楽曲の投稿を開始し、2020年に現在の「皆川溺」名義での活動を開始。新進気鋭のアーティストとして、ボカロ界隈にとどまらず、ミュージックシーンに新風を巻き起こしている。
-News Crunchより-
ここまでに4曲、制作をご一緒させていただいており…
普段はとても優しい穏やかな素顔なのですが…
その奥に若干19歳とは思えない「凛」とした気を持っていて…
話していても歳の差、経験の差を感じることは微塵もなく…
思うにそれは、彼の表現が、自身の感覚・感性を押し付けることもせず、気を衒いもせず、その場所・音の中に感性をフワッと敷物のように自然に広げて…
「どうぞ」と誘われているような…アプローチで…
しかし、その上にあるのは決して甘いものだけではなく、人間の本質的な攻撃性だったり弱さだったり…
穏やかな表情を変えずに本質を突きつけてくる…
そういった表現は「主張」ではなく「存在」的なもので…
表現者で無ければわからないことかも知れませぬが…
主張するよりも精神的な芯の強さが必要なんだろうなぁ…と想像しており…
それを自分のものとするマインドはやはり
「凛」としている以外考えられるるものではなく…
そんな表現のあり方が普段の彼にも「凛」とした雰囲気を漂わせ…
40歳以上の歳の差でもフラットにお話し出来て楽しいのでしょうね^_^
こちらはSuper Sonic修理前のダビング時…
普段はこんなかわゆい笑顔☺️
さて!そんな溺くんとドップリ行った…
ブラッシュアップした
fano Omnis JM6
と…
何じゃかんじゃで紆余曲折しつつ完全復活した
Fender Super Sonic
との!
ギターダビングレポート!
今回は2曲!
2曲ともかなりハード目なアプローチのギターパートだったので、歪み系を色々試して音作りをいたしました。
1曲目!
Super Sonic修理前の小さめの出力の時は、アンプボリュームを上げて自然な歪みを稼ぎつつ…
基本、溺くん手持ちのBlues Driverで音作りをし…
アンプの出力低下を逆手に取ったハウリングノイズも作品に反映したりして…
非常にアグレッシブなアプローチで楽しかったぁ…
女性はマネージャーさん(^○^)
娘と同い年\(//∇//)\
2曲目!
アンプの出力が戻ってみると…
60Wの音圧で狭めのアンプのブースに飽和気味になってしまって…
音量を抑えて歪みのペダルで音作りしやう!…という事になり…
ぢゃぁーん
弊社エンジニアと私の歪みコレクションっ!
って言っても私のはケース外の二個だけけど。
溺くん曰く「殴るような音」を求めて選んだのがこちら
ペダルに関しては全くよくわからない私が色々記事を読んで「音が痩せない」という事で買ってみた…
Crews Maniacs G.O.D
ツマミが取れてるのがあって…試しにお安くオークションで入手していたものですが…
G.O.DはGenius Over Driveの略なのですが、私の思ってたクランチっぽいOver Driveというより、軽めのディストーションから、ガーっとノイズが絡む歪みまでは幅広く…
強い歪みの時の音痩せは少ないかなーという印象で…
かなり使いでのあるペダルではあるかと。
コントロールは切り替え出来る歪み2つと、歪みのキャラクター:CONTOURとアウトプットレベル…
それに3バンドEQでTREBLEとBOTTOMの周波数切り替え…となっておりんす。
なんか、内部に使うパーツが廃盤になって生産終了になってしまったという事ですが…
結構中古出てますね(^◇^;)
ベーシックなバッキングはG.O.Dで仕上げ…
さらに重ねたハードなサウンドは溺くんのこの逸品!
これすごい…
この「Tone Machine」は、いわゆるファズと呼ばれるトーンと、中域強めのアッパーオクターブ・ファズのトーンがSW切り替えでき、トーン・コントロールによるハーモニクス制御もできるという、今でもかなりユニークで良さげな機能。
歪みが煌びやかで、さらにオクターブの音も出るのよ!
なんでも70年代に発売され、あまりに革新的すぎて廃盤になってたものが復刻されたもののようですが、本体がカーペットに覆われている仕様も当時そのままだそうです。
カッチいいのよね、これ。
中々レアで入手も難しそうです…
ハウリングノイズの隅々にまで拘って…これまた楽しいレコーディングでした!
さて、ここでギターダビングされた音は順次リリースされて行くと思われますので!
また改めてご紹介いたしますね!
さて、初めてゲストちっくに実際の活動をレポートさせていただく機会を頂きましたが…
溺くんの制作はまだ続いております。
ドラムやベースのミュージシャンも若く、驚異的なセンスと技術で音を紡ぎあげ…
プロジェクト丸ごと新進気鋭だなと…痛感しております。
まだスタートしたばかりですが…これは面白い展開を見せて行くのでは無いか?…と感じております。
皆川溺くんの活動にご注目ください!