YAMAHA SG-RR Standardに搭載されていたP-90タイプのピックアップ…
YGSB-A1C(Alnico V)
少し紐解いて、PURE-90との比較検討をしてみたいと思います!
まずわ、ネットにあったカタログをちょっと調べてみたところ…
YAMAHAでP-90タイプのピックアップが登場するのは、1990〜91年のこのモデルが最初のようで…
この機種もわずか 2年でカタログから姿を消しています。
その後見かけるのは2010年のSG
でも、これはセイモアダンカンのP-90-3という社外ピックアップのようです。
パシフィカのP-90タイプも…
セイモアダンカンP-90-1でこれも社外…
その後、REVSTARに搭載されたのが、YGD VP5というP-90タイプのYAMAHA製ピックアップ。
実に20数年、YAMAHAはP-90タイプのピックアップを作ってなかったのかなぁ…
そういう意味では、非常にレアなピックアップですわね。
色々見てみます!
まずわ、抵抗値…
…ちなみに猫はいつもコレくらいの距離で作業を見てます。\(//∇//)\
さて、抵抗値は
フロント8.49kΩ
リア8.43kΩ
ジャパビンのピックアップはフロントの抵抗値が高めの傾向…
音が軽めなので、もっと低いかと思いましたが…
鬱蒼とした中域を誇るPURE-90は
フロント8.32kΩ
リア8.58
なので、ほぼ同程度の抵抗値です…
PURE-90はビンテージに近しい被膜の厚いエナメルコイルを手巻きでランダムに巻き、アメリカから購入されている質の良い無研磨のアルニコ5を使用していると言う事などから、ビンテージライクな豊かな中域傾向となっているかと思われます。
一方、YGSB-A1Cはコイルの種類や中身はよくわかりませんが、SG-RRに搭載されたままの試し弾きの印象は…
P-90らしくない「キンっ」とした立ち上がりは研磨され磁極の揃ったアルニコ5マグネットの影響と…
(磁極に関しましては研磨だけでなく生成時点からの色んな云々がありますがここでは割愛)
m(_ _)m
YAMAHA SAなどのように生真面目な感じのピックアップの遺伝子も感じます…
現状ストラトに搭載していたPURE-90では…
P.A.F.のような豊かな中域が素晴らしい故…
ストラトを埋め尽くしてしまう感じがするので…
やはり、YAMAHAのYGSB-A1Cをストラトに搭載してみる事にするのであったのでしたっ!
一旦組み上がったストラトなのに、またピックアップ交換なのだっ!
以下次号