夏壁を飾っていたFender CS Stratocaster 1956



毎年秋には仕舞われてしまっていたのですが、久々にメイプル指板を弾きたくて今回は1960の方を仕舞いました。『ギター壁面衣替え Gibson Les Paul & ES-335』9月に入った途端にすっかり秋めいて来ました…空高く、うろこ雲…真空管チェッカーOrange VT-1000の白熱したオークションの後、すぐに使い終わって心に秋…リンクameblo.jp




今まで持っていたStratocasterよりもネックが太く(1954程じゃないと思いますが…)やたらネックが鳴ります。



ネックの倍音がガンガン鳴るので、よく知るStratocasterの音でありつつも、良い意味で汚めの中域倍音がカッコよく、暴れるような音で気に入っておりましたが…


…最近はレスポール、ES-335、ES-339をいじりまくり倒していたので、久しぶりに弾いてみたところ…


 Stratocasterの1.2弦の響きがもの足りない…


やはり、ペグのビスをキチンと締め、鳴りを調整したABR-1ブリッジ+フィッティングしたテイルピイスでのGibson TOMの高域の腰の入り方は素晴らしく…
う〜ん…機能美…(*´ω`*)



ネックの中低域の鳴りに押されたStratocasterの高域がちょっと貧弱に感じてしまったようです。


これ、両者を比較しちゃうから感じる事で、単体だったらアンプを調整しちゃえば、全然気にならないレベルの事だと思いますが…(^◇^;)


気になっちゃったから仕方ない!


一緒に壁に掛かってるのだからしょうがない!


これをどう解決しようかと…14分間くらい考えて思いついたのがこちら…
オーバルポイントのサドルスクリュー!


以前、Fender Mexicoの分厚い塗装の Stratocasterが鳴らなくて鳴らなくて!!


オーバルポイントを採用し、P-90搭載にして何とか使い道を見つけた事があり…
うひゃひゃっ、いじりたおしまくり


高音の伸びが素晴らしくなったので…


その時、余分に購入していたオーバルポイントのサドルスクリューがあったので、付けてみることにしました。



Stratocasterのサドルスクリューの多くはカップ型と言われるよく見る形の先端に穴が空いて、切りっぱなしの様になっているものですが…



オーバルポイントは先端が丸くなっており、接地面が安定し、サスティーンも向上します。


…とのこと。



更にパキパキ鳴るコーンポイントもあり、これも使ってみましたが…



これはキンキンし過ぎて好きじゃなかった…
ブリッジも痛みやすいようです。


ブリッジが一番痛まないのはオーバルポイントだそうな…


Fender Mexicoで実験してた時は、オーバルポイントでも、現代的な音に変わってしまう部分もあって、他のStratocasterでは採用しませんでしたが…


今回調べてみたところ、ビンテージFender Stratocasterではオーバルポイントのサドルスクリューが使用されてるようですね(^◇^;)


今まで手にしてきたStratocasterはCS製でも全てカップ型だったので、こういうものだと思い込んでしまっておりました…_| ̄|○


まぁ、気に入った音までたどり着いていればそれで良いのですが…


今回はハイ抜けの為に、1.2弦のサドルスクリューだけ交換する事にします。


交換途中…
サドルスクリューを抜くと死んだようなルックスになるサドル…


スクリューが魂なんですね、きっと^o^


交換してみたところ、やはり澄んだ音になり、汚いカッコよさは少し抑えられますが、ハイ抜けはとても良くなり、バランスが取れました。


3弦も変えようかと思ったけど、音量的に問題無いし…汚い音でいて欲しかったのでそのままにしました…


…Fender CS 1960の方を全てオーバルポイントにしてみようかな…


とか思う秋の夜更け…でした。