夏壁を飾っていたFender CS Stratocaster 1956…
毎年秋には仕舞われてしまっていたのですが、久々にメイプル指板を弾きたくて今回は1960の方を仕舞いました。
この1956は安かったので衝動買いしちゃった子なのですが…
今まで持っていたStratocasterよりもネックが太く(1954程じゃないと思いますが…)やたらネックが鳴ります。
配線もお気に入りのビンテージベルデンを中心に、ピックアップはK&T CRYの初期型を搭載しており…
ネックの倍音がガンガン鳴るので、よく知るStratocasterの音でありつつも、良い意味で汚めの中域倍音がカッコよく、暴れるような音で気に入っておりましたが…
…最近はレスポール、ES-335、ES-339をいじりまくり倒していたので、久しぶりに弾いてみたところ…
Stratocasterの1.2弦の響きがもの足りない…
やはり、ペグのビスをキチンと締め、鳴りを調整したABR-1ブリッジ+フィッティングしたテイルピイスでのGibson TOMの高域の腰の入り方は素晴らしく…
ネックの中低域の鳴りに押されたStratocasterの高域がちょっと貧弱に感じてしまったようです。
これ、両者を比較しちゃうから感じる事で、単体だったらアンプを調整しちゃえば、全然気にならないレベルの事だと思いますが…(^◇^;)
気になっちゃったから仕方ない!
一緒に壁に掛かってるのだからしょうがない!
これをどう解決しようかと…14分間くらい考えて思いついたのがこちら…
オーバルポイントのサドルスクリュー!
以前、Fender Mexicoの分厚い塗装の Stratocasterが鳴らなくて鳴らなくて!!
オーバルポイントを採用し、P-90搭載にして何とか使い道を見つけた事があり…
高音の伸びが素晴らしくなったので…
その時、余分に購入していたオーバルポイントのサドルスクリューがあったので、付けてみることにしました。
Stratocasterのサドルスクリューの多くはカップ型と言われるよく見る形の先端に穴が空いて、切りっぱなしの様になっているものですが…
オーバルポイントは先端が丸くなっており、接地面が安定し、サスティーンも向上します。
…とのこと。
更にパキパキ鳴るコーンポイントもあり、これも使ってみましたが…
これはキンキンし過ぎて好きじゃなかった…
ブリッジも痛みやすいようです。
ブリッジが一番痛まないのはオーバルポイントだそうな…
Fender Mexicoで実験してた時は、オーバルポイントでも、現代的な音に変わってしまう部分もあって、他のStratocasterでは採用しませんでしたが…
今回調べてみたところ、ビンテージのFender Stratocasterではオーバルポイントのサドルスクリューが使用されてるようですね(^◇^;)
今まで手にしてきたStratocasterはCS製でも全てカップ型だったので、こういうものだと思い込んでしまっておりました…_| ̄|○
まぁ、気に入った音までたどり着いていればそれで良いのですが…
今回はハイ抜けの為に、1.2弦のサドルスクリューだけ交換する事にします。
交換途中…
スクリューが魂なんですね、きっと^o^
交換してみたところ、やはり澄んだ音になり、汚いカッコよさは少し抑えられますが、ハイ抜けはとても良くなり、バランスが取れました。
3弦も変えようかと思ったけど、音量的に問題無いし…汚い音でいて欲しかったのでそのままにしました…
…Fender CS 1960の方を全てオーバルポイントにしてみようかな…
とか思う秋の夜更け…でした。