ないっ!



ホンジュラスマホガニーのギターなんて弾いたことないっ!



あるのかも知れないけど、認識していないっ!





はっ…失礼しました。



最近、ホンジュラスマホガニーの木材の画像ばっかり見てました…



ホンジュラス? ホンデュラス?

ホンジュラスで進めます(^◇^;)




burstのバック素材のホンジュラスマホガニーは、1999年頃には貴重な材となって輸出禁止となり…



1999年のヒスコレが最後のホンジュラスマホガニーと言われ、価格も高騰してますが…



ネットで調べても、材の見分け方も、音の違いもよくわからん…




最近入手したLes Paul Historic Selectはフィジー産のマホガニーで、植物としての種はホンジュラスと同じで産地違い…


産地の違いだって大きな違いではあるけれども…



正直、初めて弾いた時…



「あ!今まで知ってるレスポールと全然違う!」とは思いました。


材の違いだけじゃ無いかもですが…




敢えて!私見にて!…その「音」をレポートするとすると、今まで知ってたスタンダードなレスポールと比べて…



弦を弾いてから音のピークまでの速度が速く、一瞬でボディ全体まで鳴る感じ…



なので、良く知るレスポールの「ぎゃわーん」というボディ・ネックが鳴り切るまでにタイムラグがあるような響きでわなく…



もっと早い速度で全体に響きが伝わり、鳴りが少し収まってからサスティーンになるというか…「わ」がなく「ぎゃんーー」という感じ…



伝わんないか(^◇^;)



だので、生音はかえって軽い音に感じるのですが…



ピックアップを通すと非常に心地よい…




そして最近いじり倒したNavigatorは…

ネックとボディでマホガニーの質感が全く違い…



ネック材の質感がHistoric Selectに似て、もう少し木目が細かく美しく…



作られた年代を考えても、これはホンジュラスマホガニーなんでわないかと!



…んで、このギターの鳴りもHistoric  Selectに近く、もう少しウッディな響き…



と、言うことはホンジュラスマホガニーもこういう音の傾向なのか?



んー、でも個体差やパーツの違いもあるじゃろうし…




一方、2000年以降のstandardなんかでは、アフリカンマホガニーかフィリピンマホガニーと言われてますが…それは別な種類の植物らしい…



おそらく2005年のstandardはアフリカン?

Navigatorのボディに近い見た目…



これはこれで良く知ってるレスポールの音で大好き!




そして!間違いなくホンジュラスなのは本物のburst!

burstなんか弾いたことないから…

わからん!



私が感じてる音の違いはマホガニーの違いによるものなのか?


その差は弾き比べたらわかるのか…?


見る人がみれば木目でわかるのか…?



わからん…

ので!


弾きに行っちゃお!



…と、Historic Selectを購入し、standard80を買取してもらった渋谷のギターショップにニコニコ出かけて行きました!



久しぶりですが…店に入るとショップのお兄さんもすぐわかってくれたので…



いきなり「ねぇ…どれかホンジュラスマホガニーのレスポールってあるの?」と聞いてみました。



と!すると!



お兄さんの話によると、要はGibsonから正式に

「これはホンジュラスマホガニーでさぁねー」とワランティーなどに記入してあるものは存在しないので…



ネットなどにある「ホンジュラスマホガニーボディ」という記載もほとんど、製作時期や、トム・マーフィーの最高機種だから…とかの推測に過ぎない事になってしまうのでは無いかと!



なるほろぉ〜〜…



もちろん、現地のギブソンスタッフに「これわホンジュラスマホガニーです!」と言われたものとか…



取材などでGibsonスタッフか話しているものもあるのかも知れませんが…



それだって仕入れの経路によってとか、個体毎には、わからんっちゃわからんだろうし…



ワランティーで保証されているものが無い以上、間違いないものはburstしか無いだろうと。



その店にあった235万円のアーティストモデルの特別なヒスコレも、ホンジュラスマホガニーである!と断言は出来ないし、見た目で確定的な判断も出来ないし、楽器屋さんはあんまりそんな事気にして無いそうです。



1999年のヒスコレがホンジュラスマホガニーであるとの噂で値段が高騰→1999年製である事はワランティーで確認できる→値が上がる



…という図式のみで、「ホンジュラスマホガニーだから高いのです!」と言うのはGibsonや楽器屋さんが保証するものではないと言う事なのですね…



これは伝説の楽器であるレスポールという存在が生み出している風評の「虚像」を追いかけているということだろうか…




考えてみればストラトのアルダーの産地を気にする人は見たことないしなぁ…




逆にヒスコレラインでは、ホンジュラそうが、ホンジュラすまいが、良質な材から使用しているので、アフリカンやフィジー産などの良い材とともに混在しており、ホンジュラスマホガニー製のヒスコレも多いという説や…



ヒスコレ以上は、ほとんどホンジュラスマホガニーでは無いか?という説も多いそうで…



なので、True Historic登場の際に「マホガニーはフィジー産!」と明記された事の方がセンセーショナルだったそうです。



ほうほう…




まぁ、折角来たので、諸説鑑みてホンジュラスマホガニーと思われるものを弾かせて貰いたいと、お願いしたところ…



これがおそらくそうだろうと出してくれたのがこちら…



1997年のヒスコレ1956

ほうほう!



生音は…うん、HistoricSelectやNavigatorと近しいスピード感のある鳴りをしてます。



これがホンジュラスマホガニーだとしたら、フィジー産とは非常に近い生鳴りです。



アンプを通した音は…



ピックアップの高さと、TOMの調整が甘くて全然良い音しない(^◇^;)



楽器店頭でいじるわけにもいかないので、生音だけ研究しつつ、



ホンジュラスマホガニーと思われる木目を見る!!

ふむふむ…



ほうほう…



そうかそうか…



ここは?



なるほど!




全然わからん!



「ありがとうございましたぁ」…と、ギターをお返しして…




ネットで他も見てみよう…



ホンジュラスと言われている1999年のヒスコレ

これわホンジュラス??



2016年のトラディショナルとかはホンジュラスではないでせう…

これわホンジュラスじゃ無いはず。


burstでも板目のマホガニーバックだと、これまたわからん…


ますますわからん!



モノホンであるburstと同じホンジュラスマホガニーには憧れるが…


現状手に入るヒスコレなどで、Gibsonからホンジュラスマホガニーを保証するものは無く…


素人が見た目では判断できるものでは無さそうで…


音はちょっと違いがあるのもわかるけど…


フィジー産とは音の判別は付きにくく…




ここがまた、レスポールフリークの陥るポイントなんでしょうねぇ〜


ホンジュラスマホガニーと言われれば惹きつけられてしまうし…


burstと同じと言われると見入ってしまう…


この深淵の果ては本物のburstしか無いのですが…


もう不動産価格なので現実味も無く…


…二十歳の時に200万円で売ってた59年買っておけばよかった…
買えたわきゃ無いけど(^◇^;)


神話とマテリアルと現実の錯綜…


まぁ、そこを漂ってるだけで楽しいけど^_^


また、色々冒険してみます…



いやぁ〜〜
今回は本当に興味のない人にはどうでもよい話でした…m(_ _)mジブンノタメダケニカキマシタ


大変失礼いたしました!