最澄を知る27 延暦寺東塔エリア②大黒堂 | 絵本作家 ふじもとのりこの「絵本がもっと楽しめる!絵本製作裏話」

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絵本に関わり、早や40年。
ママと子が一緒に楽しめる絵本を4冊、工作本も出版!
絵本作家しか知らない、絵本の創り方、絵の技法、親子で作るキッズアート大公開
描いて、読んで、親子で絵本を10倍楽しもう♪

最澄を知る27 延暦寺東塔エリア②大黒堂

 かっては政所、食堂ともいわれていました。  
ご本尊に大黒天、毘沙門天、辨財天の三つの顔を持つ三面大黒天がお祀りされています。
 この大黒様は別名を出世大黒天ともいわれ、商売繁盛、五穀豊穣などのご利益があります。

最澄さんが、根本中堂を建てたときに、守護神として大黒天を祀って、比叡山の平安と庶民の財福を祈ったのが始まりです。
豊臣秀吉も祈願したと言われています。、

 

三面大黒天について

正しくは三面六臂大黒天(さんめんろっぴだいこくてん)と言います。

食の「大黒天(だいこくてん)」が真ん中
右には戦いの神「毘沙門天(びしゃもんてん)」、
左には美と才能の「弁財天(べんざいてん)」


六本の手には神宝を持っています。

・願いを叶える如意宝珠

・智慧の剣

・福を集める鎌

・福を与える宝鍵

・財を施す如意

・魔を降す槍  です!

あまり見たことがないお姿の大黒様ですね!