私の好きな絵本「くだもの」~掲載記事の詳細2 | 絵本作家 ふじもとのりこの「絵本がもっと楽しめる!絵本製作裏話」

絵本作家 ふじもとのりこの「絵本がもっと楽しめる!絵本製作裏話」

絵本に関わり、早や40年。
ママと子が一緒に楽しめる絵本を4冊、工作本も出版!
絵本作家しか知らない、絵本の創り方、絵の技法、親子で作るキッズアート大公開
描いて、読んで、親子で絵本を10倍楽しもう♪

こんにちは
絵本作家ふじもとのりこです。

私の好きな絵本~
「くだもの」

City Life 掲載記事の詳細2

情報紙City Lifeに、お勧め絵本を掲載していただいたのですが
情報紙は限られた地域でしか配布されませんので、
手に入らない読者さんにも 記事を紹介します。
掲載よりも濃い記事です。


くだもの→☆☆☆ (アマゾンへ)
平山和子さんの代表作です。

私がまだ若いママだったとき、この本を見つけて
食い入るように絵を一枚一枚見ました。
そして、うなりました。

「どうやって、このリアルな質感を表現しているのだろう・・・」
絵本を子どもに読んであげるママ目線でなく、
絵描きの目ですよね。

でも、絵本そのものも、子どもたちはすごく喜ぶんです。
「はい、どうぞ」 このひとこと。
子どもたちは、思わず口をあけてしまいます。
すごく一生懸命見るんです。
児童館でも、何度も読み語りました。


編集者松田素子さんは
「この絵は技術だけでないのよ。
美味しくなあれ。おいしくなあれと思いながら描かれた絵なんです。」
そう言われていました。

私は「ケーキになあれ!」を描く時、
この絵本をそばに置いて描きました。
この絵のように誠実に描きたい。
気持ちで負けないように描きたい。
美味しくなあれ おいしくなあれ。
そう思って。

この本は、今も私のバイブルです。

最後までお読み下さって ありがとうございます。
世界中の子どもたちが、 大声で泣いているとき
ぎゅっと抱きしめてくれる大人がいますように。


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