「Café de Paris」の間には、
かつてメインクラスのステージ、
「Orange Court」が
存在していた。
今年から「オレンジ・コート」は
なくなり、そこには広い空間が
開けているだけ。
ぽつり、フットサルのゴールが
置かれて。
あとキャンプファイアの
燃え跡もあったかな。
ジム・オルークのライヴの後、
私はその広々としたグラウンドを
抜け、目的地の
「カフェ・ドゥ・パリ」へと
向かいました。

※FRF'15会場図(一部分)
炎が描かれた地点が、
かつてのオレンジコート。
その左に隣接するのが
フィールド・オヴ・ヘヴン。
図の右上にカフェ・ドゥ・パリ。
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「Café de Paris」
(カフェ・ドゥ・パリ)は、
小ぶりなサーカス小屋を思わせる
屋内型ステージで、フジロック会場の
最奥に位置している。
会場のコンセプトは、
「ムーラン・ルージュ」。
パリにある伝説的なキャバレーに
インスパイアされたものだそうです。
出し物は、音楽以外にも
ポールダンス等があります。
ここは、昼日中から妖しげな雰囲気を
醸し出しているスペースなのです。
私の次なる目当てのバンド、
「Räfven (レーヴェン)」は、
こちらでライヴを開催しました。
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「Räfven (レーヴェン)」は、
今年のフジロックに於いて
もう何度もステージに立っている。
これはかなりの好待遇です。
それは何故か?
ライヴの評判が目茶目茶良いから!
フジロックでは以前、
2009年にも同様の形式で出演し、
期間中、何度もライヴを
披露しました。
その時のパフォーマンスが上々で、
一気に名を上げたのです。
…私、この時に残念ながら
見逃してしまったのです。
後ほど音源を聴いてみたのですが、
とても良かった!
スウェーデン発の彼等ですが、
日本の「チンドン」を思わせる
楽しさがあって。
それだけにくやしさ倍増…。
今回は必ずやライヴを観るぞ!、と
意気込んだ訳です。
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ライヴ開始10分前。
カフェ・ドゥ・パリに到着すると、
既に会場入り口からは
観客が溢れ出していました。
私はその最後列に着く。
程なくして観客の歩は進んだ。
会場内の仕切りが開放されたの
でしょう。
私はテントの半ば付近にまで
移動することが出来ました。

〈Café de Paris 内部〉
ホッと一安心。
しかしそれもつかの間でした。
冷房のない屋内に観客はすし詰め。
(私の後ろにも客がぎっしり)
ライヴ開始前から、テント内は
灼熱の蒸し風呂状態なのです…。
大いなる期待と、
若干の不安が入り混じりながら
ライヴ前の時間は過ぎて行きました。
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〈Räfven〉
ほぼ定刻通り、
ステージにメンバー全員が登壇し、
レーヴェンのライヴはスタート。
ブラスをはじめとした楽器群が
人懐っこい音を奏でる。
レトロ調でありつつも、
パンクな息遣いを
感じさせるビートは
とてもフレッシュネス!
そして、バンドメンバーは
客席を煽る、煽る!!
それに応える観客は
「Oi! Oi! Oi!」と連呼w
灼熱の空気を纏った
インストゥルメンタルは、
初っ端から会場を熱くさせました。
観客は踊りまくり!で、
フロアも揺れまくり!でしたよ。
勿論、私も踊りました~。
灼熱の中でのダンスは
すぐさま汗みどろへと。
Tシャツはびしょ濡れに
なりましたw
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さて、
この日のバンドの編成ですが、
サックス、トロンボーン、
ギター、マンドリン、
アコーディオン、ベース、ドラムス
といった所だったでしょうか。
(ちょっと適当...)
ヨーロッパ流浪の民を
思わせるサウンド。
それがメインになりながらも、
やはり彼等は今を生きる同時代人。
世界各国の様々な音の影響が
見て取れます。
パンク、スカ、フォルクローレ、
タンゴ、ジャズ etc...
そして、
その結果として現れた音は、
陽性の貌を見せながらも、
若干の悲哀がスパイスとして
振りかけられている。
それはサーカス小屋の音。
まさしく「美しき天然」の
世界なのです。
もう、
これって世界共通なんだね。
例えば、チャラン・ポ・ランタンが
海外で受けていたりするけど、
「チンドン屋」は
世界的な大衆音楽なんだな。
(そういえば、今年のフジロックで
レーヴェンとチャランポの
セッションが実際あったそうです。
そちらも観たかったな~、残念)
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陽気で下世話なレーヴェン。
その音を存分に
楽しませて頂きましたよ。
客席を巻き込んでの、
歌って、踊ってのライヴ。
やはり評判通りの充実したもの
でした。
もう、理屈なんか抜きにして
楽しかった!
(色々うだうだ言いましたがw)
やっぱりフェスには
こういうバンドが必要だよな、
と思った次第です。
さて、ライヴが終わり、
会場のテントから出ると、
外の風がなんと涼やかなことか!
本当は外気も相当熱かったはず
ですけどねw
かなりの熱が渦巻いていたんだね、
この時の
「カフェ・ドゥ・パリ」には。
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さて、熱狂のレーヴェンの
ライヴの後は、
「White Stage」へ向かう。
目指すは
「トッド・ラングレン」の
アクト。
FRF後日談として
各所で話題になっている
「彼」のステージですが、
実際に観た者として、やはり
強烈なインパクトがあったとだけ
先にお伝えしておきましょう。
凄かったんですよ、これ。
色んな意味で…。
(続く)
Link→
FUJI ROCK FESTIVAL '15 の備忘録(その3)