







5月22日(日)
念願の箱根峠越えです。
日本橋から小田原に至るまでは、お散歩だからマイペースで寄り道して、鉄道の駅から駅に歩いてきました。
でも、この区間だけはそうはいきません。途中に鉄道の駅がないのです(バスは走ってますけど)
だったら、昔の旅人のように、一日で次の鉄道駅まで歩いてみたいのです。
奥さんは、絶対無理だから、箱根宿まで!といいます。
本やネットで調べても、小田原~箱根(16.5キロ、推定7時間)、箱根~三島(14.7キロ、推定3時間45分)と分けて歩くのが定説?のようなのです。
でも、昔の人は、一日で峠を越えていたのです。
だから、それが大変なイベント?として有名になり、現代にまで「箱根八里」の難所として語り継がれているわけです。
だったら、一日で歩いてみましょうよ!
朝7時に歩き出して、箱根宿に15時までに到着できれば、後は下り坂、最悪19時までには三島に着くでしょう。
奥さんには、途中の経過を見ながら、と説得しつつ、とにかく旅は始ります。
ひさびさの、過酷?な日帰り旅行の始まりです(笑)
溝の口を4:48発の南武線に乗ります。登戸経由、始発の小田急。
小田原駅に6:40に着きます。
以下、どこを何時ごろ通過したか分かるように、時間ごとに記事にしました(参考になるかも?ならない?(笑))。
(7:00、小田原)
少しでも時間が惜しいので、前回訪問した小田原城の堀の横をさっさと通過!
国道1号線に合流。
JR東海道線の下をくぐると、箱根登山鉄道がみえてきます。
これに沿って、歩きます。
(7:35、風祭)写真1
川に沿って歩きます。ふたこ山が見えます。あそこの麓を横断するんですね~。
踏み切りで、国道1号線と分かれます。
踏み切りの先には、旧東海道のすばらしい路地が残っていました。
これまで歩いて区間のどこよりも、昔の東海道の雰囲気を残しているのではないでしょうか!
まさに本物の旧東海道です。感動です。(もちろん、昔の東海道を知りませんけど(笑))
登山鉄道の風祭駅、次の入生田駅、この区間は本当に最高です。
(8:10、三枚橋)
再度、踏切を渡り、国道1号線に合流。
箱根湯本駅が見えてきましたが、そのだいぶ手前で川を左に渡ります。
ここが三枚橋です。ここが箱根東坂の始まりらしいです。
路線バスも走る狭い道を歩いていきます。交通量が多い!
なのに、ちゃんとした歩道がありません。
山がせまって、左右の温泉旅館の雰囲気も良いのに、残念です。
(8:20、早雲寺)写真2
今回、あまり時間がないのですが、ここだけは見たかった。
北条五代の墓があります。初代の墓碑銘は伊勢新九郎ですよ!(一応、歴史好きなので必見です)。
寺も、庭も立派です。
ここが拝観料無料だなんて、ラッキーです。
(8:40、最初の石畳区間)
上ってきた坂道から分かれて、右に下って行くのです!?
箱根の東坂って、結構アップダウンが激しいのです。
車道に合流。
人家は絶え、深い緑の中を歩きます。
車がますますスピードを出して走り抜けます。歩道無し。
箱根は自家用車通行禁止にしろと思うのは私だけでしょうか?
(9:35、女転し坂)
箱根は坂にいろんな名前がついています。
これはなかでも物騒な名前の「おんなころし坂」
それだけ険しいということのようですが、ウチの奥さん(女です)はスイスイ上っていきます。
(9:50、大澤坂)写真3
再び、車道とわかれて石畳坂。
少し下ると大沢川という小さな小川を、小さな木橋で越えます。
このあたり、「もののけ姫」の世界です。
そこから大澤坂。苔むした、本当に素晴らしい石畳坂です。
この先、石畳坂が断続的に続きますが、この坂が最高でしょう!
看板にも「当時の石畳の坂が、一番良く残っている場所」というお墨付きがありました(笑)
(10:00、畑宿)
車道に出ます。箱根名物の寄木細工の土産屋がたくさんあるところです。
ここから先の石畳が、観光案内的には有名なのです。
ちょうどバス停もあり、箱根湯本駅からバスで来て、ここから芦ノ湖まで石畳の旧道を歩く、というのが地元観光局のオススメコースみたいです。
実は、私たちも10年位前に、この区間をお散歩したことがあるのです。なつかし~。
ここから急に観光客が増えます。
でも、一度歩いたことある区間ですから、さっさと行きます。
(10:15、七曲坂)
すぐに車道に出てしまいます。
ここは車道が七曲りしています。旧街道は、階段と車道を使って上って行くという、チョットしらけた場所。説明では、険しい旧街道は地震等で崩れてしまったとありますが、車道を作るために崩したというのが本音でしょう。自然破壊です(泣)。
(10:55、甘酒茶屋)
一度歩いたことがある道というのは、気楽に歩けます。
途中、甘酒茶屋という飲食店があります。
江戸初期の開業というのが自慢らしいのですが、この店は車道に面していて、車客相手なのです。
人間が歩く、本来の旧東海道は店の裏を通ります。
こんなイカサマ茶屋はサッサと通過。
(11:15、権現坂)
本格的下り坂。石畳は滑るんですよね。危ないです。雨の日は危険かも。
でも、ついに芦ノ湖が見えました!
(11:30、元箱根)写真4
赤い大きな鳥居のそばが、観光船が発着する元箱根港。
昔懐かしい観光船を久々に見ました。海賊船がまだ運航しているんですね、ちょっとビックリ。
ここで富士山が見えるはずなんですが・・・、見えません。天気はヨイのですが。
賽の河原という、地蔵信仰?の霊場が湖畔にあるんですよ。
(12:00、杉並木、箱根関所)写真5
芦ノ湖に沿って、有名な杉並木を歩きます。本当に巨木です。
ここがイイのは、杉並木が車を締め出した遊歩道だということです。
シャガの白い花がたくさん自生していました。
そして、箱根関所です。
ちょうど12:00です。
ここが小田原から徒歩7時間かかる箱根なのでしょうか?
5時間で来ちゃいました(笑)。このハイスピードなら、三島まで余裕で行けます!
ちなみに、箱根関所は復元工事中なのですが、なんだかテーマパークみたいになりつつあります。
工事中でも、入館料300円もとるんですよ。
これだったら、記念碑だけの方がいいんじゃないの?
今日のTVニュースで、この関所復元工事で収賄があり、箱根町担当者が逮捕されたそうです。
くだらん展示物人形を、不当な値段で仕入れたとか・・・。
こんなもの、見学する価値アリマセン。当然無視して進みます。
(12:10、箱根町)
関所を無事通過すると箱根宿。
芦ノ湖湖畔で持参のパンで軽く昼食。ここまでほとんど休憩していませんでした。
前の方から同じゼッケンをつけた人が多数やってきます。
小田急主催の芦ノ湖一周ウォーク22キロだそうです。
私たちと逆向きでよかった。
(12:25、向坂)写真6
芦ノ湖を右回りに湖畔沿いを歩きます。この道は国道1号線のはずなんですけどキロポストがありません。
湖畔を一周する遊歩道から左にわかれます。ここから向坂。
旧道がよく残った、雰囲気の良いところなんですけど、誰も歩いていません。湖畔とは大違いです(笑)。
坂を上りきると、また国道1号線。
でも、ここでどちらに行ったらよいか本当に迷いました。
ここまでは親切な道案内があったのに、ここだけはないのです。
近くの「道の駅」で確認。
芦ノ湖を背に、国道1号線の車道を三島方面に歩きます。
久々にダイコン型キロポストを発見。102.3キロです。
(12:55、箱根峠)写真7
ここで神奈川県はお終い。ついに静岡県(函南町)に入りました。
でも、箱根峠って、相模の国と伊豆の国の境だったんですね。
私はてっきり、相模と駿河だと思っていました。
旧東海道の旅ですから、県境より旧国境の方が気になります。
お恥ずかしいです。ただいま、この付近の旧国境について勉強中です(笑)。
ここから、箱根西坂に入ります。
後編の記事に続く!
(実は、ひとつの記事に5OOO字までしか書けないんです。知ってました?。もっともこんなに長く書く人居ないんでしょうね(笑))