草間彌生さん、山口小夜子さんのドキュメンタリー映画を観に 東京都写真美術館へ。
東京都写真美術館と言えば、つい先日 9月3日に2年間の大規模改修を終えリニューアルオープンしたばかり。
入口を入ってすぐある受付は写真展の為のもので、映画鑑賞の受付は左手奥の階段を上った所になります。
(この階段を上った左です)
松本貴子監督のドキュメンタリー特集と題し
『≒草間彌生 わたし大好き』
『氷の花火 山口小夜子』
9月9日まで2本が上映されています。
2本観て思ったのは、お二人とも自身をクリエイトし、自分の生き方を貫く姿が とてもかっこいい!
例えば、小夜子さんの本来の目の形は丸いそうです。それをメイクや視線で切れ長な目を演出。
自分をどう見せるか見せたいか、決まっているからこそ『山口小夜子』を創造できたのだと思いました。
世界中のコレクションに出演していた小夜子さん。あらゆる服を美しく着こなしていましたが、そのコツとでも言うのでしょうか、それについてインタビューに答えている場面がありました。
「我を捨てると、服が(自分を)動かしてくれる。こう動くといいよ、って。」
そこまで無になって服と一体化できる…間違いなく天才です。
草間彌生さんも創作の際に
「キャンバスに向かい頭の中を真っ白にすると、どんどん浮かんでくる」
とおっしゃっていました。
しかも、浮かんでくるのに終わりはなく、次から次へと浮かんでくるとのこと。天才!!
やはり、イベントのタイトルにもあるように「異才」というのが一番しっくりきます。
自分がやりたいこと、
時間を忘れて没頭してしまうこと、
それに関して学ぶことが苦にならないこと、
疲れを感じないこと、
損得が気にならないこと、
これらがハッキリしているのと同時に、20代の頃から「やらないこと」が自分の中でしっかり決まっている…からだと思いました。
小夜子さんの場合は、「演技はできません」「おでこは出しません」。
資生堂のCM出演の際に、演出上必要だった「演技」と「おでこを出して顔パック」を断ったそうです。
どんな場面でも表現者として強い信念を持ち、周りの評価は意識しても 周りの目は気にしない…
『草間彌生』という生き方
『山口小夜子』という生き方
素敵なお二人のドキュメンタリー。
特に、山口小夜子さんは、高校の頃めちゃめちゃ憧れていたかたなので、映画という形でまたお姿を見れて嬉しかったです。
個人的には「興味を持つことを絶やさない」という言葉がとても響きました。
世界が魅せられた ふたりの異才
草間彌生×山口小夜子
〜松本貴子監督ドキュメンタリー特集〜
■上映期間:2016年9月4日(日)~9月9日(金)
■上映作品:「氷の花火 山口小夜子」、「≒草間彌生 わたし大好き」
■会場:東京都写真美術館 (恵比寿ガーデンプレイス)
※各回定員入替制・当日座席指定制。日時指定(予約制)ではありません。
※午前10:00より開館し、開館と同時に当日各回の受付を開始。
■東京都写真美術館(TOP MUSEUM)ホームページ
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