父は2024年4月10日に永眠しました。
ブログ公開はゆっくりですが、ブログ記事はなるべくリアルタイムで綴ってきました。
父の頑張りや思い出の記録とともに、
その時の素直な想いをここに書く事で自分の中の気持ちや考えをまとめ、心を落ち着けていました。
父が居なくなって少しの間は、書く気が起きずにいました。少し間が空いて気持ちも落ち着いたので、振り返っていきます。
このブログ記事は5月2日に書いています。
2023年5月15日に
食道胃接合部癌のステージ3と診断された
父(当時66歳)の闘病の様子を
娘目線で綴っていきます。
私の弟たち
弟(長男)→実家暮らし。標準治療反対派で、父の治療には一切関わらないと宣言。
弟(次男)→県外住み。父の選んだ治療に賛成というスタンス。
弟(末っ子)→県内住み。三男。歳の離れた弟。とても頼りになる。父の通院の付き添いなど全て請け負ってくれている。
出棺の時が来ました。
火葬場に着いたのが15時20分頃だったので、
10分ほど父の顔を見る時間が取れました。
最後の最後に父の顔を見て、「お父さん」と呼びかけました。
本当はもっと言いたい事があったのに、「ありがとう」くらい最後に言いたかったのに、声にならなくて言えませんでした。
15時32分になり、棺が閉められ、お焼香して、
棺が炉の中へ。
火葬場の職員さんに、炉のボタンを
「どなたか代表で押されますか?私が押しましょうか?」
と聞かれ、
一応、喪主の長男を見やると、次男と末っ子も長男に目線を送っていました。
長男は泣きながら前に出てきました。
ボタンの前まで移動しながら、私を手招き。
え。私も一緒に押すの??
父を燃やすボタンを自分が押すのは正直辛い。でも、だからこそ長男だけにさせちゃダメなんだ!と思いました。
私も泣きながら前へ。
すると、後ろから次男と末っ子も、
「俺も押す〜」
「じゃあ俺も〜」
と明るい声でついてきてくれて、
4人で「せーのっ!」でボタンを押しました。
子供らみんなで、父をお空に送ります。