遠い昔のことですが...。
どのくらい遠いかというと、パソコンがPC-9801VM2だった頃。まあ、今から20年以上前のことですね。ということで、このネタの内容は、記憶が定かでない部分もあり、多少、事実と異なる可能性があります。
この頃パソコンに搭載されていた記憶装置はフロッピーディスクでした。PC-9801VM2は5インチのフロッピーディスクドライブを内蔵したパソコンでしたが、3.5"のフロッピーディスクドライブを内蔵したものも、この頃から発売されています。
フロッピーディスクは5"、3.5"といったサイズの他に、その記憶容量により、いくつかの種類があるのですが、この頃は主流が、2DD(640KBから720KBくらい)から、2HD(1MB)に移り変わった頃でした。そして内蔵ドライブも2DDのみ、あるいは2HDのみしか使えないものから、2DD、2HDの両方が使えるものに変わりつつありました。PC-9801VM2も2DD/2HD両用タイプのFDドライブがついていました。
容量がおなじなら5"から3.5"、あるいはその逆のコピーができたので、5"FDドライブ搭載のPC用には3.5"、3.5"FDドライブ搭載のPC用には5"の外付けFDドライブなども発売されていました。ただ、ここで問題だったのが、2DDと2HDでは、インターフェースの形状が異なっていたのです。内蔵ドライブが2DD/2HD両用タイプでも、外付けドライブはインターフェースの関係で、両用タイプは使えなかったわけです。もちろん、2DDと2HDの2台のドライブを接続すれば、両方使用することもできましたが...。場所も取るし、お金はかかるし...あまり現実的ではありませんでした。また、この頃は確か、2HDのFDドライブ搭載のPCには2HD用のインターフェース、2DDのFDドライブ搭載のPCには2DD用のインターフェースしかついていなかったと思うので、両方外付けするためには、インターフェースボードを増設する必要がありました。
ある日、とあるメーカーから、3.5"2DD/2HD両用の2ドライブ仕様の外付けFDドライブが発売されました!!
いったい、どうやって使うんだ!?
なんと、このドライブには2DDと2HDのインターフェースがついていて、2本のケーブルでPCに接続するようになっていたのです。そして、それぞれのドライブには2DDと2HDの切り換えボタンがついていました。PCに両方のインターフェースがついていれば、1台で2DDと2HDの両方が使えたわけです。
ただ、電源ONの状態で2DDと2HDの切り換えはできなかったので、2DD×2で使うか、2HD×2で使うか、2DD+2HDで使うか、いずれかを電源を投入する前に決めておく必要があり、あまり実用的ではない感がありました。
...そして、その日。そこにはPC-9801とPC-9801F2がありました。
PC-9801というのはPC-9801の初代マシンで、フロッピーディスクドライブは内蔵されていませんでした。8"2Dのインターフェースがついていたので、そこに8"2Dのフロッピーディスクドライブを接続して、そのフロッピーディスクからPCを起動して使用するのが一般的でした。8"2Dというのは5"2HD、3.5"2HDと容量はおなじで、このインターフェースには5"2HD、3.5"2HDの外付けドライブも接続して使用することができました。
PC-9801F2はその次くらいに発売されたもので、5"2DDのフロッピーディスクドライブを内蔵していました。そして、外付けFD用のインターフェースは2DDのものがついていました。
私は上記3.5"2DD/2HD両用FDドライブの2HDのケーブルをPC-9801に、2DDのケーブルをPC-9801F2に接続し、Aドライブを2HDに、Bドライブを2DDに設定して、PCを起動したのです。
結果は狙い通りでした。Aドライブに入れた3.5"2HDの起動ディスクからPC-9801は起動し、Bドライブに入れた3.5"2DDの起動ディスクからPC-9801F2は起動したのです。
1台の外付けドライブで2台のPCを起動させることができたのです!
さて、何を言いたいか。
普通に歩いていたら、世の中は普通に過ぎていく。でも、ちょっと横道にそれたり、何かを裏返してみたりすると、そこには思わぬ宝物が眠っている...それは物であったり、知恵であったり。
このブログでは、私が出会ったいろんなお宝(っぽいもの)を紹介していきたいと思っています。
そして、そんな、お宝がたま~にあったりするルナアイランドのオークションをよろしくね~♪
ということだったりするわけです。
どのくらい遠いかというと、パソコンがPC-9801VM2だった頃。まあ、今から20年以上前のことですね。ということで、このネタの内容は、記憶が定かでない部分もあり、多少、事実と異なる可能性があります。
この頃パソコンに搭載されていた記憶装置はフロッピーディスクでした。PC-9801VM2は5インチのフロッピーディスクドライブを内蔵したパソコンでしたが、3.5"のフロッピーディスクドライブを内蔵したものも、この頃から発売されています。
フロッピーディスクは5"、3.5"といったサイズの他に、その記憶容量により、いくつかの種類があるのですが、この頃は主流が、2DD(640KBから720KBくらい)から、2HD(1MB)に移り変わった頃でした。そして内蔵ドライブも2DDのみ、あるいは2HDのみしか使えないものから、2DD、2HDの両方が使えるものに変わりつつありました。PC-9801VM2も2DD/2HD両用タイプのFDドライブがついていました。
容量がおなじなら5"から3.5"、あるいはその逆のコピーができたので、5"FDドライブ搭載のPC用には3.5"、3.5"FDドライブ搭載のPC用には5"の外付けFDドライブなども発売されていました。ただ、ここで問題だったのが、2DDと2HDでは、インターフェースの形状が異なっていたのです。内蔵ドライブが2DD/2HD両用タイプでも、外付けドライブはインターフェースの関係で、両用タイプは使えなかったわけです。もちろん、2DDと2HDの2台のドライブを接続すれば、両方使用することもできましたが...。場所も取るし、お金はかかるし...あまり現実的ではありませんでした。また、この頃は確か、2HDのFDドライブ搭載のPCには2HD用のインターフェース、2DDのFDドライブ搭載のPCには2DD用のインターフェースしかついていなかったと思うので、両方外付けするためには、インターフェースボードを増設する必要がありました。
ある日、とあるメーカーから、3.5"2DD/2HD両用の2ドライブ仕様の外付けFDドライブが発売されました!!
いったい、どうやって使うんだ!?
なんと、このドライブには2DDと2HDのインターフェースがついていて、2本のケーブルでPCに接続するようになっていたのです。そして、それぞれのドライブには2DDと2HDの切り換えボタンがついていました。PCに両方のインターフェースがついていれば、1台で2DDと2HDの両方が使えたわけです。
ただ、電源ONの状態で2DDと2HDの切り換えはできなかったので、2DD×2で使うか、2HD×2で使うか、2DD+2HDで使うか、いずれかを電源を投入する前に決めておく必要があり、あまり実用的ではない感がありました。
...そして、その日。そこにはPC-9801とPC-9801F2がありました。
PC-9801というのはPC-9801の初代マシンで、フロッピーディスクドライブは内蔵されていませんでした。8"2Dのインターフェースがついていたので、そこに8"2Dのフロッピーディスクドライブを接続して、そのフロッピーディスクからPCを起動して使用するのが一般的でした。8"2Dというのは5"2HD、3.5"2HDと容量はおなじで、このインターフェースには5"2HD、3.5"2HDの外付けドライブも接続して使用することができました。
PC-9801F2はその次くらいに発売されたもので、5"2DDのフロッピーディスクドライブを内蔵していました。そして、外付けFD用のインターフェースは2DDのものがついていました。
私は上記3.5"2DD/2HD両用FDドライブの2HDのケーブルをPC-9801に、2DDのケーブルをPC-9801F2に接続し、Aドライブを2HDに、Bドライブを2DDに設定して、PCを起動したのです。
結果は狙い通りでした。Aドライブに入れた3.5"2HDの起動ディスクからPC-9801は起動し、Bドライブに入れた3.5"2DDの起動ディスクからPC-9801F2は起動したのです。
1台の外付けドライブで2台のPCを起動させることができたのです!
さて、何を言いたいか。
普通に歩いていたら、世の中は普通に過ぎていく。でも、ちょっと横道にそれたり、何かを裏返してみたりすると、そこには思わぬ宝物が眠っている...それは物であったり、知恵であったり。
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ということだったりするわけです。