七月 | 月に金剛石を届けにゆく日

月に金剛石を届けにゆく日

黄金の雨と翡翠の想い。
白銀の柩に湛えて。


七夕前、
忌まわしい記憶。

愚かな日々
だった。

盲信
することの愚かさを、
思い知らされた。


所詮。

溺れる己に
心酔していた。

ということだろう。


その向きを、
吾が見誤っただけのこと。