神さまのいない日曜日 #03【感想】※追記あり | **ハナの徒然日記**

**ハナの徒然日記**

自分が本当にしたいことって何だろう?
どういう暮らしがしたいのだろう?
そんなことを考えながら、日々生きています

神ない、3話です。

これでもかと言うくらいネタバレあります。

それでも大丈夫!と言う方のみどうぞ。





旅?に出たハンプニーハンバートとアイちゃんですが、
アイちゃんの夢から3話が始まりますよ。

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これがアイちゃんのお母さんの顔らしい。

アイちゃんはお母さん似だね。

ここでOPだったかな。



夜が明けて旅を続けるハンプニーハンバートとアイちゃん。

どこに向かってるんですか?と訊くアイちゃんに、
ハンプニーハンバートは決まってない、ただ人を探しているだけ、と言います。

その探し人は、1話や2話でも出てきた“ハナ”という名前の女性。

生きているのかも、死んでいるのかもわからない。

ただ、一緒に旅をしていたら急に姿を消してしまったとのこと。



また、もう一つ願いがあるのだとハンプニーは言います。


それは、「世界の最後のひとりになりたくない」ということ。

ハンプニーハンバートは不老不死の身。

不老不死の者の願いと言えば、決まっている。


それは、幸せに死ぬこと。誰かに看取られて死ぬこと。

いまいちその感覚がわかっていなさそうな表情のアイちゃんに、
ハンプニーハンバートは感情をむき出しにします。

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そのあまりの動揺っぷりにビックリするアイちゃん。


「だからあなたは、怪物になりたいのですね」

言われた言葉にショック?を受けるハンプニーハンバート。



…というところで、敵襲が。

ハンプニーハンバートは、橋の上からアイちゃんを蹴って滝に落とします。


そこで助けてくれたのはおなじみのユリーさん。

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「(落としたアイツを)とっちめてやらないと!」と言うアイちゃんですが、
乱暴でも助けたんだ、理由なく暴力を振るう奴じゃない、とユリーは諭します。


そこで若干ハンプニーハンバートの昔話に。


ハンプニーがある女性に恋をしていることがあったんだ、と
1枚の写真を見せてくれます。

が、そこに写っていたのは、なんとアイちゃんのお母さん。

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あーこりゃ完全に恋してる顔だわ。


そこでアイちゃんは、ハンプニーハンバートがやはり
自分の父親であったことを確信します。


しかし、当のハンプニーハンバートは今、捕らわれているとのこと。


助けに行かないと、というアイちゃんに化け物だ(死なない)から大丈夫、
とユリーは言います。

しかし、「化け物なんかじゃない!」と言い返すアイちゃん。


幸せになりたがっていることと、孤独になることを寂しがっていること。

それは、人間ならだれしもが持っている感情だから。


それを聞いたユリーは、アイちゃんに謝り、
一緒にハンプニーハンバートを助けてくれると言います。


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「一緒に来てくれるんですか?」

「あいつは俺のことを“友”と呼びやがる」


男の友情っていいよね。




…とここでスカーさんが奇遇に登場。

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3話にして、おでこに傷があることに気づいた。







そして、ハンプニーハンバートが捕らわれている場面へ。

どうやら、犯人はハンプニーハンバートを崇拝している快楽殺人者?の模様。


しかも不老不死にあこがれて命を絶っているため、生者ではない。

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人を玩具にするように殺してきたりしたハンプニーハンバートは、
ちょっとした有名人らしい。




無差別に人を殺すことに充実感を覚えていると勘違いしている殺人者に、
ハンプニーハンバートは言います。

「誰にも聞かせたことがない話だ。だがお前には教えてやる。
 俺は、幸せに死にたいんだよ。
 俺がそうしてきたように、俺も誰かに看取ってもらいたい。
 友と、妻と、子供たち。後に続くものを泣かせて、惜しまれて。
 少しばかりの未練を残し、俺は逝きたい。それだけだ」


「俺の願いは、幸せに生きて、幸せに死ぬことだ」


ハンプニーハンバートは何よりも人を殺すことに幸せを感じていると思っており、
また自分もそうなりたいと願っていた殺人者は、気が動転します。

そして、尊敬する目的を失った殺人者は、ハンプニーハンバートにこう言います。



「アンタ、単純に俺らの玩具ね」

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これはもうR指定するくらいの酷さになるのでは…というところで、助けが来ます。

スカーとアイちゃんとユリー。


関係ないのになぜ来たのか、と怒鳴るハンプニーハンバートに、
アイちゃんは言います。





「お母様は綺麗で子供っぽくて、表情がよく動いて、いつも思いっきり笑って、
 泣いて怒って、大飯食らいで、口笛が下手で、料理が下手で、掃除が上手で、
 言葉遣いがおかしくて、タバコと香水が嫌いで甘いものが大好きでそして…」

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「あなたを、愛していました」





「私はアイ。ハンプニーハンバートと呼ばれた人間と、
 アルファと呼ばれた墓守との、娘です」

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そうハンプニーハンバートに伝えるアイちゃん。


ハンプニーハンバートの探し人の名前はハナだけど、
アイちゃんは自分のお母さんのことをアルファと言っている。

でも、ハナとアルファは同一人物(の模様)。

なんかこの辺説明してくれないのかな。



「村のみんなは、あの天国を手放したくなかった。
 だから、生者のふりをして幼い私に…」

あ、そこ気づいてなかったんだね!?

私はてっきり、死者と生者が共存している場合、2話でハンプニーハンバートが
言ってたように悲劇にしかならない、と言う話だと思ったから、
殺したんだと思ってたけど。

でも、よく考えたら1話でハンプニーハンバートはアイちゃんに
「お前、この村の人間か?」と訊いていたので、村の人たちを動けなくした時、
アイちゃんの存在を知らなかったのは確実ですね。




そして、快楽殺人者たちと戦う3人。スカーさんめっちゃ力持ちでした。

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戦闘シーンの一部に、アイちゃんが弾丸をよけるシーンがあって、
「弾避けるとかありえない」みたいな感想がチラホラあったんですが、
確かアイちゃんはもともとかなり運動神経が良いっていう設定が
あった気がします。

スカーを見るからに墓守はスペック高そうだし、
まぁ個人的には避けてもなんら不思議じゃない気がします。



戦いに勝利し、ハンプニーハンバートに駆け寄るアイちゃん。

死にかけで意識がもうろうとしている中、ハンプニーハンバートは言います。



「俺の名前は、キズナ・アスティン。だからお前は、アイ・アスティンだ」

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「畜生…。まだ言うことがたくさんあるのに。駄目だ、眠い…」

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「死にたくねえな…」

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こうして、ハンプニーハンバートと呼ばれる男は、死にました。


生き返るのではなく、子供や友に見守られながら、幸せに死んだのです。


そして、死者となって甦り、一日だけアイちゃんと幸せな時間を過ごします。

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その後埋められ、穏やかに眠るのでした。

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これはつらい。しかも実の父親だし。

墓守が感情を持たないように作られたのは、当然っちゃ当然なのかも。

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これからどうするのか、ユリーに訊かれ、アイちゃんは答えます。

「私は墓守です。いえ、墓守になります。

 神さまが世界を捨てるなら、私が、世界を救います」

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さて、このセリフはどう今後にかかわってくるのかしら?





まさかハンプニーさんが3話で死ぬとは…。

原作見てないですが、内容的にかなり詰め込んでる感がありますね。


この感想見てもわかるように、かなり脳内で補完している部分が多いです。

しかし、もう少し丁寧に作って話を引き延ばして、視聴者に感情移入させた方が
よかったんじゃないかなと思います。個人的には。


まぁと言っても、今回めっちゃ泣いたけどね。



あと、ハンプニーハンバートは、アイちゃんの母親のことを
「かなり壊れた墓守だったようだな」と言いましたが。


結局墓守に恋したお前が一番壊れてんじゃん!!

と、言わざるを得ない。



しかし、墓守というのは感情を持たないのが普通だと思っていましたが、
アイちゃんの母親は実に人間味あふれる墓守だったようです。


しかも、アイちゃんが8歳のときに若くして亡くなっている。

一体どういう理由からなのか、謎です。


うーん。まだまだ理解していない部分が多いなー。


それにしても、原作読んでる方はハンプニーハンバートが
死ぬことがわかっていたと思うんですが、
誰もそのことを書いていないのがすごいと思った。

ファンに大切にされている作品なのかな。




2013/07/24追記:

どうやら、ハンプニーハンバートが死んだ理由を検索して
このブログに行きついている方がいらっしゃるようなので、
私なりの考えを書いてみようと思います。

まず、2話の終わりにハンプニーハンバートは神さまに対する持論として
「死にたくないという人の願いを叶えた後、
 今度は逆に死にたいと願う人が出てきたから、墓守を遣わせた」
と言っています。


この持論が正しいとすると、神さまは人を見捨てたのではなく、
「律儀に人の願いを叶え続けて来た」と考えられます。


そうすると、「少しばかりの未練を残して幸せに死にたい」と
願ったハンプニーハンバートは、その願望を神さまに
叶えてもらうことが出来たため、不老不死ではなくなったのでは、
と考えられるのではないでしょうか。


ただ、神さまが叶えた願いが「幸せに死ぬ」ことだったのか、
「幸せ」の後の「死ぬ」の部分のみだったのかはわかりませんが。

まぁどっちも変わらないか。


この考えが正しいかどうかは保証出来かねますが。。。



このように、ある程度視聴者に妄想(笑)で補わせるタイプのアニメは
珍しいのではないでしょうか。

個人的には、作り手がしっかり結末を書いてくれる方が好きなんですけどね。

コードギアスのルルーシュとか、すっごい微妙な終わり方だったので見た後もやもやしてました。



話が逸れましたが、私の持論はこんな感じでございます。

もうちょっと世界について補足とか伏線欲しいな。