「なんちゃって10分着付け」その4 | MIKI

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製作、着物ライフなどを綴った過去ブログです。
現在こちらでの記事更新はありませんが、
レジンアート作品の作り方やクリップ帯の作り方など、
ご覧笑いただけましたら幸いです。

あ~。

長い。

「その1」から「その4」まで、記事にするのに時間が掛かること掛かること。

読んでくださる方も、

「え。これで本当に10分?」

…ですよね~。

まぁ、確かに、慣れたら…の話でもあるのですが、今回の帯を装着するところ。

ここは断然(でもないか、最初数回は手こずるかもです)慣れたら早いです!

上の手持ち写真の状態から、下の装着完了状態にするまで、5分掛からないと思います。(先日別途時間計ったら3分でした)

 

まずは、「その2」で作った「クリップ作り帯」に、帯板をセットします。

私が愛用しているのは差し込みタイプ。

へちまです。気に入ってオールシーズン使用しています♪

差し込みタイプの場合は、写真のように一か所もしくは二か所、クリップで仮止めしておきます。

胴に巻き付ける帯板タイプの場合は普段通りに装着していただいて、その上に後述のように帯を巻いて頂ければ大丈夫です。

それと、こちら↓の写真のように、帯揚げの端をお太鼓の中に差し込んで(もしくはクリップで挟んで留めて)おいてください。

帯枕の仮紐を前で結ぶときに、巻き込んでしまいますので。

 

ではでは。

まずは、このようにクリップ作り帯を持ちます。

次に、ちょっと前かがみになって

ひょいっと背中にお太鼓を回して乗せ(下の写真、左上)

鏡を見ながら自分の背中の中心にお太鼓を背負う感じであてます。(下の写真、右上)

そのまま、帯枕の紐を胸の上の方で、しっかり仮結びします。(上の写真、左下)

そうしたら身体を起こして、丁寧に胴回りの帯を身体に沿うように、空気を抜くように、裾つぼまりになるよう下側をひっぱり気味にしながら巻き付けます。(上の写真、右下)

 

そのまま、余る帯をお太鼓と自分の背中の間に差し込みます。(下の写真、左上)

ある程度手で差し込んだら、下の写真の右上のように(本当は前かがみにならなくて良いのですが)、差し込んだ部分の「輪」の部分を、この場合は左手ひとさし指で左方向に、右手でお太鼓全体を右方向に、グイグイっと引っ張って、締めます。

体形によって、ひとさし指をかけている輪が、お太鼓を通り越して横に来てしまう場合(よほど華奢なかた)がありますが、その場合は、「その2」の手順⑭~⑯で柄の位置を変更して、折り込みを多くしたほうが良いかもしれません。

逆に、ふっくら体形で、余分(お太鼓部分との重なり)が5㎝以下の場合は、「その2」の手順①の帯を折りたたむところから、あちこちギリギリのラインまでずらして工夫する必要があります。

できれば、10㎝は重なりがあったほうが安定します。

これ以上締められない、というところまで締めたら、そのまま両手でお太鼓に付けてある白い仮紐をつかみ、前でしっかり仮結びして、合わせ鏡などで、軽く帯の位置を確認、訂正します。(上の写真左下)

それができたら胸の仮結びの紐を外し、帯枕が「その2」の手順21で挟んだハンカチの上に乗っているか確認し、

 

 

の本で説明があるように、水平にぐっと紐を前に引っ張った後、すーっと下方に紐をひっぱって、帯枕を背中に沿わせてから、結んで帯の中、おへそ付近まで下げるように、押し込みます。(下の写真、左上、右上、左下)

そうしたら、お太鼓にはさんだ帯揚げの両端を片方ずつ引き出して、丁寧に処理します。

上の右下の写真のように、帯揚げのクリップをつけたまま、クリップの向きや帯揚げの輪の向きに注意して(最終的な輪が上になるように)、丁寧に身体に沿わせて前の方に持ってきます。

途中、一度クリップを外して、下の写真左上のように仮止めするとよいでしょう。

同じように、反対からも帯揚げの端を丁寧に前に回したら、両方のクリップを外して丁寧に結びます。(下の写真右上)

余った部分は、三つ折りのまま丁寧にたたんで、帯と着物の間に差し込みます。

ここで再度、合わせ鏡などで帯の位置を確認。

よければ、帯締めを締めます。

この時。

この作り帯は帯枕の紐と、帯締めで帯を支えることになりますので、しっかり結ぶ必要があります。

上の写真右下、写真では伝わりにくいかもしれませんが、紐をぐい~~っと前に引いて、手先がぐいっと背中に押し付けられてグリーン矢印の部分が凹んでいるのがおわかりになりますでしょうか。

しっかり、この状態になるよう前に引いて、緩めずに、そのまま前で結びます。

帯締めを締めたら、あちこちの着物クリップ、仮紐などを外します。

私の場合は帯留をするので、結び目を後ろに回し、帯留を装着して、完成です♪

 

さて。ここで。

実は最初の方の、帯板を仮止めしている赤いクリップを留めたところが本来自分が「真ん中」にしたかった位置です。

が。

実際に締めてみたら、ずれてしまいました…汗

「その2」の手順⑩、⑪近辺でご説明したように、ちゃんと計っておかなければいけませんね。

2~3センチ、違いました。

今回、ちょうど良い機会でしたので別途書きとめました(笑)

次回からはドンピシャで出したい位置に柄を出せる筈!?

ちゃんと計測しておけば1センチ単位で好みの位置に柄を出せるのも、この「クリップ作り帯」の利点です♪

 

 

ひゃ~。

つ、疲れました…。

記事にするのは大変でしたが

慣れてしまえば、これで10分着付け楽勝です。

慣れるコツは最低でも月に一度は着てみること、です♪

週に一度着ていれば、間違いなく10分です♪

 

あくまでも

「なんちゃって着付け」です。

あくまでも

気楽に楽しむ方法のひとつ…

と、笑って参考にしていただけましたら幸いです♪

 

ではでは♪

 

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