交通事故関連の過去記事
2025/11/05 「やってもーたー」
2025/11/06 「事故後の話」
2025/11/09 「新しいイヤホンほしいかもぉ/車の修理見積もり」
2025/11/14 「資さんにも、そうまにもふられ…車の修理確認してきた」
先日、ディーラーに出向いて実車を見ながら修理箇所を取捨選択してきたのだけれど、その結果を修理工場に繋いだ結果、最終修理費用見積もりが届いたと連絡があった。
手元に明細がないのでおおよその話になってしまうけれど…
まず、修理工場が最初に出した概算見積もりが大凡56.5万円だった。
大まかな修理箇所は次の通り
- フロントバンパー全交換
- ヘッドライト交換
- 左右フロントサイドパネル板金・再塗装
- ナンバープレート交換
幸いなことにバンパーは潰れたけれど、補機類(ラジエータなど)には影響がなかったので、外から見える飾り(衝撃吸収担当)のバンパーと、その内側にある鉄製のメンバーは全部要交換。
ヘッドライトはバンパーに押され下部に少し傷ができている。
HIDで、多少複雑な構造をしているので今は異常が無いように見えても、これが原因で壊れる可能性もある。
フロントサイドパネルもバンパーに押されて傷、ゆがみが生じているので、板金の上全塗装を施す必要がある。(16年経過して多少色のあせた)現行の色と新しく調色した色が100%ぴったり合うことはまずないので、本来ならドアのまん中程まで塗装を施し、境目をエアブラシで暈かす事で目立たなくする。
正面からぶつかっているので、ナンバープレートが相手の車にこすられて多少ゆがんでいるのとこすられた跡が残る。元に戻すという観点では要交換。
以上が「保険で修理することを前提」とした概要。
保険で金が賄われるなら事故前と同じ状態に戻すのが当然と言う観点から、どれも値段は考えず「元に戻すなら」の観点から少しの傷でも修理対象とし、以前と同様に戻す為の処理を挙げた結果。
私の車は16年目の古い車で車両保険での保証金額は25万円までとなっているのだが、仕組みはよく分からないけれど、その車両保険で最大37.5万円までは保証してくれるらしい。
でも、どう足掻いても56.5万円の修理費はカバーできず、不足分は自前で支払わなければならない。
なので、少しでも工数を減らして持ち出し額を減らしたい。
と言う事で「命に関わる安全対策には金を惜しまないけれど、そうではない部分はケチる」と言う話を前回したんだ。
ケチるのは
- ヘッドライト交換
- サイドパネルの暈かし塗装
- ナンバープレート交換
殆ど全て…項目数にするとそう感じるかもしれないね。
ヘッドライトは本当に少しの傷で、素人目には良く分からない程度。
サイドパネルの暈かし塗装をしないと、じっくり見れば色の違いに間違いなく気がつく位色が違っちゃうらしいけれど、サイドパネルとドアと完全に分かれて切れ目もあるし、元々が濃いグレーの車体色なので目立ちにくい筈。それを信じた。
もし、将来この車を下取りに出して…と考えられるような車なら、その「将来」の財産価値も考慮しなければと思うだろうけれど、16年37万キロを超えた車に下取り価値はない。
ディーラーは「下取り価格」という言葉で数万円程度を提示するだろうけれど、それはタイヤが付いていて車の体をしていればどんな物でも一律に提示される額だろうから、自分が気にしなければ問題は無い。
バイクを買う時によく言っていた言葉…「バイクはメーター回りさえ気に入ったらそれ以外の形はどうでも良い。乗っている時に見えるのはそこだけだから」
それは、車でも同じ事を言えそうだ。左(助手席)側は普段全然見えない部分だから全く気にしません。
ナンバープレートも、先日見た時は上からじっくり見ると多少凸凹があるし、ナンバープレートの白い部分にシミがこびりついているように見えたけれど、ナンバーが読めないほど汚れている訳ではないし、多分車検を通すにも問題は無い程度だと思われるので無駄な出費は抑えたい。
そう伝えての結果が今日来たんだよ。
まず、全ての修理を行うとしたら(前回56.5万円見積もり)実際にかかる費用は59.7万円となった。
前回提示額より増えることは多分無いと言っていたと思うが、まぁ誤差範囲だろう。
「ケチる部分」を除いた見積金額は37.7万円」との事。
つまり、保険が満額保証してくれた場合は、2千円程度の持ち出しで修理が完了しちゃうよって話だよ。
嬉しい限りだわ。
内訳は
- ヘッドライトが8万円程度
- 暈かし塗装が10万円程度
- ナンバー交換が3万円程度
(算数が合っていないのは端数処理の誤差範囲と思ってくれ)
現金持ち出しが(ほぼ)無い
一気に気が大きくなっちゃったよ。
それなら、ケチった部分で治せるところは治しちゃった方が…?
そう思ったんだけれどさ、よくよく考えたら、ここから先に追加する作業費用は全てこちらから現金持ちだしになる。
保険での修理範囲内なら今修理すれば保険で賄ってくれる物も、事後での修理は自己負担になるから、多少の不具合も妥協せず治すのが吉。しかし、自己負担100%なら今修理するのも後で修理するのも一緒だよね。
例えばヘッドライト、これは数年前に交換したばかりなのだ。
なので、今まだ動く物をわざわざ交換するよりは、不具合を生じてから(光量が基準を満たせなくなったとか)交換すれば良いのだ。
ナンバープレートも修理が終わった後の実車をもう一度確認して気になるようなら交換をお願いすれば良い。
「修理工場に入っている間に」ではなく、車を引き取ってからの作業となるので、多少時間は掛かる程度だからね。
暈かし塗装については論外。
色が違って見えるくらい何の問題も無い。
それよりそれで節約できたお金でVictor HA-FW1000Tを買った方が良いと思わないか?
同じ出費を覚悟するなら、こちらの方が余程有効活用に思うよ。
と言う事で、ディーラーには「ケチ案」で修理を開始して貰うようお願いした。
兎にも角にも費用持ちだし無しで車の修理ができたことは喜ばしい。
妻も「まぁ。まぁ。まぁ」と驚きを表していた。
安易に「じゃあ、修理をあきらめて、新しい車にします」と決めなくて良かったよ。
折角覚悟していた修理費用が浮きそうなので、その金で久し振りにスタッドレスタイヤを購入しようかと妻と相談を始めたところ。
父が施設に入った頃から亡くなるまでの間は「いつ新潟に帰らなければならなくなるか…」と言う思いでスタッドレスタイヤを手放せなかったけれど、その用がなくなると東京住まいなら年2~3日乗れない覚悟があればスタッドレスタイヤは不要なんだよね。
そんな訳で、数年前にスタッドレスタイヤの更新を止めたんだ。
でも、スタッドレスタイヤがなくなると、冬場は結構車の使用に制限が掛る事に気がついた。
ちょっと出かけたいと思っても、それがちょっと高めの山岳方面だと雪や凍結が気になる。
安心材料としてもスタッドレスは持っていても良いかもしれないと思って居たんだ。
お金の無駄という面で見れば、確かに「贅沢品」分類になってしまうかもしれないけれどね。
ディーラーの担当さん曰く「まだ保険屋さんとの話は本決まりではないので、費用が全面的に認められるかは分からない」とのこと。
もしかしたら「そんなに出せません」と蹴られる可能性もあるのかな。
スタッドレスタイヤを買うにしても、Victorのイヤホンを買うにしても、その保険屋の裁量が決定してからの行動が正しいね。
一応今は小躍り程度に留めておくことにするよ。