注)ここで「転生」と書いちゃったけれど、多分厳密にいうと「転生」は異世界で生まれ変わるやつ?
つまり、異世界では赤ちゃんから始まるような…
じじいが言っているのは「異世界召喚」とか「異世界転移」ものになるのかな。
まぁ、こっちの世界からあっちの世界に行く間に神様の下に行って、そのまま送り込まれるような話もあるし、あまり深く考えないことにする。けれど、ここではそういう意図ってことは意識して読んでいただければ嬉しい。(*3)
一昨日駄文「簡単に転生っていうけどさ…」を書いた。
今回はその補足というか続編というか、まぁそんなもの。
決して「変態」趣味を発揮している訳じゃない。
飽くまでも純粋な疑問への考察なんだからね。
「転生した女子高生は洗濯した衣類をどう乾かすのか?」の補足
先日の文中で(着衣を洗濯したのが)
野営地を決めた後であるならば、風下を見極めて焚き火の前に立ち、棒に串刺しにされ丸焼きにされる豚を縦にした如くゆっくり回りながら全身を乾かしていくしかあるまい?
と書いた。
この文章だと「風下を見極め、焚き火の風下に立ってくるくる回って乾かす」と取られたかもしれない。
が、真意は全くの逆。
「風下を見極め、「風上の煙に燻されない場所」に立ってくるくる回って乾かす」
が正解。
曖昧な表現をしてしまった事をここに謹んでお詫びをする次第。
なぜ「風上に立って〜」を推奨するかというとだね…
何十年も昔の話だけれど、じじいがあるキャンプ地(キャンプ場ではなく、人があまり来なさそうな某所って事な)でキャンプをしていたんだ。そこで近くの林から薪(落枝等)を調達してきて、焚き火を堪能していた。
焚き火とか熾とか見ているだけで本当和むよね。
そのキャンプの帰り道、何を思ったかそのまま床屋へ直行したんだ。
「すみませーん。キャンプから直行なのでちょいと…いや、かなり汚いけど良い?」って言いながら店に入ったよ。
「キャンプか…いいねぇ。で、何か独特な匂いがするね」
「焚き火の匂いだと思うよ。ずっと燻されていたんで」
「へー」
そう言いながら、蒸しタオルを顔に当てた床屋の兄さん、直後に「じぇじぇじぇー」と叫び声を上げたよ。
「タオル真っ黒になっちゃったよ。何これ!何これ!何これ!!!」ってさ。
「ああ、それね焚き火の煤。うへへへ」
「蒸しタオル3枚真っ黒じゃん。うわーうわーうわー」
「どうだまいったか」
そんな会話をしたと思う。
そう、焚き火をするとさ、煙が出るわけよ。
で、燻されて、煤けて、うまそう(?)な匂いになる。
燻され煤けたら真っ黒になるんだよ。
囲炉裏の上に吊り下げた自在鉤や天井が煤けるのと一緒。防虫効果あるんだぜ。
先日の「下着の洗濯〜」話でこの(*1)「串刺しの豚の如くくるくる回って乾かすしかないかもしれない女子高生」は、ちょこまか変わる風向きを敏感に察知して風上を維持すべく動き回らなければ、じじいと同じ体験をすることになってしまうのだ。防虫効果が付与されれば森の中では便利かもしれないが、真っ黒になってしまうのでは水浴びをした意味がなくなるではないか。
まぁ、焚き火に慣れてくると、その燻されること自体が快感になってくるんだけれどもな。
果たして主人公の女子高生は燻されマスターになれたのだろうか。興味の沸くところである。
何にせよ、焚き火の周りを風上を求めてくるくる、満遍なく前後を乾かしたいからくるくる…太陽(焚き火)の周りを公転しながら自転する惑星の如く…最初は「串刺しにされた豚の如く」と表現したが、できる事なら白鳥の湖でも踊るかの如く優雅にくるくる舞って欲しいものだ。
人は環境が変われば適応していくもの…の検証
そしてもう1つ検証…
(小さい頃から「毎日風呂」「風呂にはシャワーがある」が当たり前な環境で育った)
そんな現代の学生さんが異世界に転生して、数ヶ月同じパンツを履き続けられるか?
いや、当然ながらないものはない。替えがなければ替えようはない。
また環境に適応する能力もあるだろう。
と書いたのだけれど、果たしてどれほどの適応能力ができるものか…それを検証というか、こんな実話があったと思い出した事で検証としたい。
そう、友人(ここでは賀札(がさつ)と呼ぼう)の彼女は「そんなのは漫画の世界にしかいなかろう?」と言いたくなるくらいのお嬢様だった。
挨拶は「ごきげんよう」だし、さりげなく高級ブランドに囲まれているし、おっとりしているし、どこからどうみてもお嬢様。何でこんなガサツ大王…ガサツの権化である賀札とお嬢様が?と、その2人の関係を知った誰もが真面目な顔で問い詰める程のお嬢様だった。そうして問い詰め突き詰めた結果、お嬢様は「お嬢様『みたいに見える人』」ではなく、家は何代も続く由緒ある名家で、将来は父が代表を務める会社の系列ホテルで結婚式を執り行う様な大企業の社長令嬢。ポッと出ではない本物のお嬢様だったので驚きは更に増すんだけれどな。
そんなお嬢様である当時まだ大学生だった彼女は、賀札に感化されていき、ついには自動二輪(中型)免許をとって2人でバイクでの北海道キャンプ旅行へ旅立った。
「あのお嬢様がねぇ…」「あのガサツ(賀札)(*2)にお嬢様が壊されていく」…周りはそんな言葉に溢れていた。
北海道から帰って来たとのことで友人たちと賀札の家に遊びに行った。
会った途端、お嬢様がワクワクどや顔で「ねぇ聞いて聞いて聞いてぇぇ!私ね、野グソしちゃった」って…
「え?…」今発せられた言葉が理解できず固まる友人一同
「どっこにもトイレないからさ、建物の間に入って野グソしちゃったの。は・じ・め・て!。爽快だったぁ。あっはっはははははは」
「…ねぇ、俺たちのお嬢様はどこに行っちゃったの? 賀札!俺たちのお嬢様返してくれよぉぉぉぉ」
誓っていうけれどこれは創作じゃない。本当にあった実話なんだよ。
そう、北海道キャンプ旅行ってさ、お嬢様でさえこう変えちゃうんだよ。
環境が変われば、人は順応していくっていう事の検証になるんじゃね?
「毎日風呂に入れなければ死んじゃう」…んなことないない。すぐに慣れる。
「化粧していないすっぴんなんて見せられない」…んなことないない。すっぴんの方が可愛いよ。嫌なら炭でも塗っときな。
「毎日下着を変えないなんて気持ち悪い」…んなことないない。「それってあなたの感想ですよね」っていう名言もある。慣れるよ。
そんなもんだ。
もっと深掘り…する?しない?
ここまでのレベルでは「うん、そのうち慣れるよね」と結論づけられた。
でもさ、もう少し深掘りしていくと…
その異世界がどれほどの文明なのか知らんけれど、トイレの後のティッシュまたはその代用品ってどうなん?
当然トイレットペーパーなんてないだろうから、その辺の葉っぱとか草を使うのかな。
それには慣れるんだろうか。
葉っぱを揉んで繊維を砕いて…草は結構扱い難しいよねぇ。
一番清潔なのは用を足した後、川で洗い流すことか。
でもその時川につけている足の清潔さが気にならないか?
そもそも用を足してから川に入るまでどれだけ歩くか知らんけれど、その間汚れを放置することは気にならんか?
もし川下で水を飲む人を見つけてしまったら…
…いや、これ以上突っ込むのはやめる。
変態って通報されたくないんで。
もうここから先は「これは漫画だから」って事で納得しよう…な。
でも、やはり漫画の表だった部分だけを見て「転生っていいな」とはならないことがわかったよ。
「現代文明の中で生活できて良かった」と心から思えたし、漫画は漫画だから面白いと改めて思った次第である。
そう結論づけられたので、こんな駄文であっても、書いて考察して良かった。ということにしておこう。ね。ね。ね。
改めてもう一度書いておくけれど、これは「駄文」カテゴリなんだ(*2)の駄文なんだからね。
じじいは変態ではないってことも忘れちゃいけねーよ。絶対だよ。約束だかんな!
*1:2024/08/21 18:37 表記訂正
*2:2024/08/21 23:00 冗長削除
*3:2024/08/22 04:40 注意書き追加