お散歩用カメラバッグを1つ買ってみたけれど… | lummoxの長い1日

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駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

最近、散歩に使うカメラバッグを物色している。

 

改めて要点をまとめると

  • カメラ本体(Nikon Z5)+Fマウントアダプタ(FTZ II)
  • マクロレンズ(Nikon MicroNikkor60/f:2.8)
  • 広角ズーム(Tokina AT-X 16-28 F2.8 PRO FX)
  • 標準レンズ(Nikkor 45mm/f:2.8P)
これだけを入れられる最小限の大きさのバッグが欲しい。
欲を言えば、この他にiPhoneだとか、充電器だとか小物を入れられるのが理想ではあるけれど、それはあくまでも「可能なら」「余裕があれば」であって、なくても良い機能だ。それより、「上記4点をきっちり収めてコンパクトに見える」事こそ至高なのだ。
 
ただし…
 
入ればなんでも良いと言う訳ではない。
「入る」ことは当然で、そこに「使いやすい」がなければ買う意味はない。
「使いやすい」を無視するなら、適当なポリ袋だとかタッパーに入れて持ち歩けば良い訳だし、レンズが8本くらい入る大きなカメラバッグを持っていくのもありだ。
そんな持っては行けるけれど、使いにくい、無駄の極みをすることが嫌だから、良いものを探しているんだよね。
 
と言うことで、じじいの考える「使いやすい」って言うのは
  • シャッターチャンスです早くカメラを構えられる
  • 交換レンズを素早く取り出せる
  • レンズ交換をしやすい
  • 歩く時に邪魔にならない
大体こんな感じだ。
どれも、特別変わった要望ではない。
 

 

  シャッターチャンスで素早く…

 

最初から話が逸れるけれど、うちでは「あ、昆布」と言う。
なぜかと言うと、1990年代半ば北海道旅行の途中で浦河の辺りを走っていた時、海岸で昆布を干す姿があったんだ。
車で走って行ってその風景を見たんだけれど、道路はさほど広くなく、その風景は崖下のため、車で走りながらでは風景が見えたり見えなかったりする。
車を止めて撮影したいけれど、車を止められる場所が見つからないので、妻に助手席から取ってもらおうとしたのだけれど、当時のデジカメは起動が遅くて「あ、昆布(を干している風景があるぞ)」とカメラを構えても、起動完了する頃にはシャッターチャンスを逃していた。
以降、じじいがカメラを購入するときは、店頭で「あ、こんぶ」と言いながら電源ボタンを押して、どれくらい早く起動できるかが重要な選択肢となったのだ。
 
カメラ自体の起動の速さも重要だけれど、バッグからの取り出しやすさも重要なことは明白だ。
 

デイパック型

 

背負う形のバッグだと、「1.背中から下ろして2.蓋を開け3.カメラを取り出し4.バッグを担ぎ直し5.カメラを起動」と言う工程になるとすれば、これは昆布に絶対間に合わない。
しかし、今時のバッグは側面や上面にアクセスポケットがついていて、カメラだけは素早く取り出せる工夫がされている物もある。
つまり「1.片手だけショルダーストラップを外してバッグを手前に2.カメラを起動」で済む。
バッグ内の仕切りを工夫して、そのアクセスポケットからはカメラ本体以外出てこないようにすれば、ポケットを開けたままシャッターチャンスに臨んでも問題はなかろう。
ただ、問題はレンズを交換したいときは結局バッグを下に置くか正面に担ぎ直して、蓋を大きく広げてレンズを取り出して交換…ものすごく手間。
 
背負う形のバッグは歩く時に両手が空き、バッグが暴れないと言うのが利点。
そんな利点は重々承知しているけれど、デメリットがカメラや交換レンズの取り出しやすさをスポイルすることとなれば、ちょっと買うことを躊躇してしまうんだ。
 

 

ショルダーバッグ型

 

そこで次に考えたのがショルダーバッグタイプ。
ショルダーバッグタイプだと、バッグが固定されないため激しい動きの時にバッグが暴れることはあるけれど、うまく背中に背負う形にできればそれなりに安定する。そして歩いている時に両手が開くのは背負い型と一緒の利点。
 
ショルダーバッグ型にもいろいろな形がある。
普通のバッグのように上に蓋がついているタイプだと、「あ、こんぶ」となった時に、「1.蓋のロックを外し2.蓋を開け3.カメラを取り出す」と言う工程を経ることになる。
工程数としては少ないけれど、中にはご丁寧に2箇所ロックがついていたり、蓋が大きくて開けるのが大変だったりする物も多い。ロックが邪魔としないでいると、何かの拍子に蓋が開いてカメラやレンズを落として泣く羽目に…
 
なので、ショルダーバッグタイプは蓋を開けてからしか取り出せないタイプはじじいとしてはNG。蓋のほかにファスナーを開ければ取り出しができるとかそんな工夫が必須だ。
 
また、写真を撮りにいく時はどんな場所に行くか分からない。
ただでさえ横幅も縦幅もある出不精(デブ症とも)なので、更にバッグが出っ張るのは絶対にあってはならない。極力スマートな鞄を求む。
 

 

今持っている散歩に使えそうなバッグ

 

因みに、今持っている「散歩用に使えそうなバッグ」はこんな感じ…と書きつつ、大きさを比較しにくいかもしれないのはご容赦。

 

これがLoweProのインナーバッグ。

 

カメラは右側にグリップがあって、レンズは左に偏ってついているので、カメラ左側に長いレンズ(Tokinaの広角ズーム)をいれ、カメラの右側部分の下にマクロレンズが収まっている。

 

こちらはどこで入手したのか覚えていないNikonのカメラバッグ。

どこかで結構大きくシミがついて見栄えが最悪。

 

そして、LoweProのバッグより大きいのに、レンズが2本しか入らないのがマイナスだけれど、2本に限定すれば広く使えるのでレンズ交換がしやすいのは良いところ、

 

Amazonのスリングバッグ。

 

ファスナをサイド部分だけ開けると、カメラと交換レンズ1本が取り出せる。

 

蓋を全開すると、残り1本のレンズにアクセスできる、

 

サイズ的にも結構理想的なバッグなんだけれど、これをあまり使わないのは体に密着しすぎてとてもとてもとても暑苦しいのだ。もっとストラップをゆったりかければいいのかな?

 

この中で一番使っているのはLoweProのインナーバッグ。

しかし、このインナーバッグもNikonバッグも歩くと元気に跳ねるのでとても歩きにくい。そしてスリングバッグは前述の如く少し歩いただけで熱気がこもってしまう。

 

それらを解決してくれるバッグを探しているのだ。

 

 

  レンズ交換…

 

交換レンズを素早く取り出せ、交換しやすいって言うのは簡単そうに見えて難しい、

特にコンパクトさを求める場合はね。

 

今現時点で一番コンパクトなLowe Proのデカバッグに付属していたインナーバッグで出かけたこともある。

コンパクトで、カメラもレンズも取り出しやすい。

でも、いざ交換をするとなると大変。

レンズのリアキャップを外して、カメラからレンズを取り外し、レンズを持ち替え、レンズをつけて、交換したレンズにリアキャップを嵌めてしまう…かけばこれだけだけれど、それを2本の手でやろうとするとね。

 

大きなバッグを使っているなら、交換するレンズや交換した後のレンズはバッグに一時的に置けば良い。手伝ってくれる人がいるなら、その人の手を借りれば良い。

でも、1人で何にも頼らずやろうとすると泣きたくなるものなんだ。

 

できれば

  • レンズを取り出しやすく…取り出し口が広く開き
  • レンズ交換をしやすく…バッグの空いた部分を一時置き場にしやすい

形であることが理想。

 

しかし、この条件を満たすためには、ある程度バッグが大きい必要がある。つまり相反する条件ということ。その中でうまくバランスが取れるバッグがいいね。

 

 

  歩く時に邪魔にならない

 

これはじじいとしては薄型であること一択。

薄く横に広がって体にフィットすれば邪魔にならかろ?

 

 

  ってことを踏まえて買ったのは…

 
途中の紆余曲折は端折るけれど、妥協の末に購入したのはUlanziのショルダーバッグ。

 

 

これはね、ひとつの「賭け」なんだ。

 

レンズと本体が収まる可能性は45%くらい?

多分ギリギリ入らないだろうなと思っている。

それでも入ったらラッキー。

 

多分入るとしたらこんな格好。

 

もし入らなかったら、持ち出すレンズを変える。

マクロレンズは外せないので、Z5を友人から購入した時に「買うかどうかちょっと使わせて」と言ったまま返していないNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRとマクロレンズに絞ってしまおうか。

その場合はFマウントアダプタ(FTZ II)をマクロレンズ側につけてしまえば良いかな。

多分この構成なら入るんじゃね?

 

そう、「入れるカメラとレンズにバッグを合わせる」方法もあるけれど、「バッグに入れるカメラとレンズを選ぶ」と言うやり方もありだと思わないか?

多分、普通は「ない」よなぁ…でもじじいにはある!

 

実は「これいいんじゃね?」と思ったバッグがほかにもあった。

PGYTECHのOneMo スリングバッグ 11Lである。

 

このバッグの優秀なところは、必要に応じて高さ方向に拡張ができること。

説明によると拡張すれば14インチのMacBookProが入るとのこと。

このバッグなら、なんの心配もなくじじいのカメラ本体+レンズ3本は収納できる。

が、バッグが大きい。奥行きが大きすぎる。それがこのバッグを選択しなかった理由なんだ。

 

それ以外にもいくつか候補はあったけれど、サイズが小さかったり、操作性に期待できなかったりして没。

 

では、最終的に購入したUlanziのショルダーバッグはそれらの条件を満たしたのか?

 

答えは「No」だな。

奥行きはクリアした。でもTokina AT-X 16-28 F2.8 PRO FXを収納すると、その奥行きのサイズをレンズの直径が超える。「これで本当に収納できるのか?」も悩みの1つなんだ。

 

また、止水ファスナーを採用していると自慢げに書いてあるけれど、このファスナーは止水力はある程度期待できるけれど、普通のファスナーと比べ操作性はかなり悪い。滑りが悪いんだ。止水することを優先して使いやすさは犠牲にしている。

ダイバーなど水に潜る目的の道具なら水が漏れてきては困るだろうから、多少の快適性を犠牲にしてでも止水を優先するだろう。でもさ、雨が降ったら傘をさせ!カバーをかけろ。または雨如きで壊れるような軟弱な機械を使うな!で、じじいはいいと思うんだよ。だからそんなところに止水ファスナーを使ってくれるな!ってのが素直な感想であり減点ポイントの1つだよ。

 

多分、じじいが収納したいレンズに比べ鞄が小さいので、取り出し・収納もそれなりにやりにくかろうと思う。

 

つまり、求めている条件をあまり満たせていないんじゃなかろうかと思っている。

それでもこのバッグにしたのは、単に他に良いバッグがなかったと言うこと。そして値段が安いので「とりあえず試してみるか」と諦めがついたこと。最後に「ダメだったとしても何かしらの使い道はある」と思えたことだね。

 

 

  もしこれがダメだったら…

 

もし、このバッグがダメとなったら、先にあげたPGYTECHのOneMo スリングバッグ 11Lを買うだろうか?

 

じじい的にはそれよりも背負型バッグに行っちゃうかもしれない。

先日まで背負型を買うならUlanziのBP09かBP10かなと思っていた。

 

 

 

 

でも、どちらもちょっとだけ不満がある。

それは先にも挙げた「カメラ本体はサイドアクセスポケットから取り出せるけれど、交換レンズは?」と言うこと。

 

BP10は両サイドにサイドアクセスポケットがついている。なので、片側からカメラ、反対からレンズってできんじゃね?と思うのだけれど、実際はどうなんだろう。

と言うのは、中の仕切りはマジックテープでかなり自由にあちこちに自由な形でつけられるようにできているのだけれど、どのカタログや動画をみても、片方のポケットはそのマジックテープをつけるための土台となる仕切りが塞いでいる。

クランク状に仕切り板をつけることができれば(形を自由に曲げられるだけではなく、自由に固定するため、両端だけではなく下面にもマジックテープで固定できるようになっていれば)そのサイドポケットを巣塞ぐ土台の仕切りで塞ぐ必要がなくなる。でも色々見ている限りでは、これらUlanziのバッグについてくる仕切りは両端のマジックテープのみで固定する方法のように見える。

その辺りどうなんだろうね。

 

今の予想通りであるなら、「両側からカメラやレンズを取り出せるから」とBP10を選ぶ意味がない。BP09とBP10は22リットルと25リットルでほぼ同じ大きさ。

でも、BP10は拡張して35リットルまで広げることができること、その3リットルの差でバッグの高さ?奥行き? バッグのショルダーストラップがつく面を下にしてバッグを置いた時の高さな)がBP09より少し高い。この少しの差が大きいレンズの場合、縦に収納できるか横に置かざるを得ないかの分かれ道になることがある。

それを考えたら、大きめレンズが多いじじいはBP10を選ぶ方が正解かもしれない。

見た目、手軽さはBP09なんだよなぁ。

 

なんて思っていたらもう一つ結構理想に近いバッグを見つけた。

それがPGYTECHのOneMo 2 BackPack 25Lだ。

 

 

このバッグはサイドアクセスポケットが片側の上下に2個ついている。

25リットルサイズなので、さほど大きいものではないとはいえ、カメラ本体が1台なら、交換レンズは5〜6本くらいは入れられそうだ。

 

下側のサイドアクセスポケットにカメラ本体+レンズ1本(例えば広角ズーム)、上のサイドアクセスポケットにマクロレンズを置けば、その隙間にNikkor 45mm/f:2.8Pは入っちゃうだろう。

そしてどちらもすぐにアクセスできる。

残りの空間にNikkor 58mm/f:1.4とか、85mm/f:1.8あたりを入れておけるだろうし、うまく整理すればCONTAX Tele-Tessar300mm f:4も入れられるかもしれないね。

ただ、そんなレンズを入れたらかなり重くなっちゃうんだろうな…

 

閑話休題

 

このバッグ、じじいの理想が詰まっている気がする。

が、ネックになるのはその値段。

奥さん、聞き逃さないようによーく耳を澄ませてくださいよ。

なんと…なんとそのお値段26,400円

ちょーっと手が出せないお値段ですよ。

 

25リットルのバッグの値段にあと3,080円足せば同シリーズの35リットルバッグを買える。

 

これらのバッグには、先のショルダーバッグのところで候補に入れたと書いた、同社のショルダーバッグより一回り小さいけれど、ほぼ同等の性能のバッグがついてくる。これは魅力的だわね。

 

でも、じじいの使用目的から言えば35リットルは完全にオーバースペックだな。


 

もう1つ、同じくPGYTECHのOneMo Lite Backpack。

 

OneMo 2 BackPack 25Lに魅力を感じたけれど、「価格がなぁ」と言う人向けに作られた感じの22リットルバッグ。

 

じじいはその辺詳しくない。知りたくもないと前置きして…

UlanziのBP09とBP10、値段はUlanziの方がかなり安いけれど、素材や機能やデザインがかなり似ているね。どちらがどちらを走らんけれど、まるで真似ているように似ている。

どうせ似ているなら、上下2つのサイドポファスナーが付いていたら迷わずUlanzi買っていたんだけれどなぁ…

OneMo LiteはUlanziのBP09とかなり似ている。どちらが「元祖」なんだろう(棒)

 

閑話休題

 

値段は13,999円。これなら手が届きやすい。

でも、残念ながらサイドファスナーは1つだけ。

これでレンズ交換をすることを考えると、やはり買うのは躊躇しちゃうな。

 

UlanziのBP10、中の仕切りの自由度が高く、片側のサイドアクセスポケットを塞ぐことなく、両側を使えると言う前提で、PGYTECHのOneMo 2 Backpackとどちらが良いか考えてみた。

 

BP10は両側下部にサイドアクセスポケットを持っている。左右から同じ位置のスペースを取り合って仕切る形だ。

翻ってOne Mo 2 Backpackは片側の上下に2つのサイドアクセスポケットを持っている。2気室に区切ったバッグの片側上下にアクセスする形。

 

BP10のメリットは重いカメラ機材をバッグの一番下にまとめられる事。

デメリットは左右から同じ空間を取り合うので、入れるものの「長さ」に制限がかかる事。そして急いで取り出したり交換したりと時間を求める場合、カメラは左、レンズは右など振り回されてしまうし、場合によってはポケットの中に残ったものを落としてしまう可能性が高くなる。

 

One Mo 2 Backpackのメリットは片側の上下にサイドアクセスポケットがついている事。いちいち肩からショルダーストラップを掛け替える事なくどちらにもアクセスができる。BP10で心配した「左右に振った結果、急いでアクセスをしてファスナーを閉め忘れたポケットからものが落ちた」と言う心配はなかろう。

デメリットはレンズはカメラなど重い機材が片側に偏ってしまうと言う点かな。

 

では、どちらが良いだろう。

余談だけれど、じじいが日常使いしている「KaBag」と言うデイパックも左右にサイドポケットを持っている。じじいは普段使う側に大小3種類のエコバッグと保冷バッグを1つ入れ、逆のポケットにジップロックにマスクを詰めて入れている。

普段使いしているから迷う事なかろうもん!と思うだろうけれど、鞄を背負っている時は流石に迷わなくなったけれど、鞄を背負っていない状態の時は50%の確率で間違える。それくらい慣れないものなんだと思っている。

でも、これが上下にポケットが別れているならば、多分間違いようはないと思うんだ。

 

そう考えるとOne Mo 2 Backpackが正解かなと思うんだ。

…値段以外はね。

 

一番幸せな回答は、「昨日買ったUlanziのショルダーバッグで解決した」と言う朗報。

バッグが届くのは明日のいつか。

どうかそんな良い日になることを祈る。

みんなもオラに力を貸してくれぇぇぇぇ!