上の取手を持って化粧箱を引き出すと、「JUSTSYSTEMか!」と突っ込みたくなる赤一色の箱。
どうやって開けるのか一瞬悩んで継ぎ目を発見。本の如く蓋を開けてみると、トレーシングペーパーのような紙が1枚。
紙を取り除くと中からケースが現れた。
ケースのロゴ。懐かしい人には懐かしかろう。神々しく感じる人もいるんじゃね?
ケースを開けるとこんな感じでヘッドホンが現れる。
蓋側の網ポケットにはペラペラの取扱説明書と袋にUSB-Cケーブル、Φ3.5mmのオーディオケーブルが入っている(らしい…開封していないので)。
本体側には、輸送中の傷を防ぐ目的の薄いスポンジとシリカゲル(乾燥剤)が入っていた。
何か書いてある
This sponge is for protection purpose only during transportation.
This is not a toy.Keep out of reach of young children.
Please remove it after unboxing.
要は
このスポンジは輸送時の保護用。
小さな子供を近づけんな。
開封したら捨てて
Amazonの評を見ると
- あのNakamichiの名前を見て迷わず(思わず)購入した
という人と
- Nakamichiという無名のメーカーだけれど
外観
耳に当たる部分の外側、一見こんなのっぺりだけれど…
光の加減でNakamichiのロゴが浮き上がって見えるオサレなデザイン。
こういう引っ込み思案なデザイン大好物。
ごつい感じがするけれど、重量は232.1g (きちんと風袋は取ってあるぞ)。
これを重いと感じるか軽いと感じるかはそれぞれだけれど、じじいには軽く感じる。
1時間くらい装着しているけれど、つけているのを忘れるくらいの重さ。重さはね…
イヤーパッド
パッドは厚くてやーらかい。中は蒸れるけれど痛くはならない。
ただ、じじいの場合は高さが足りないのか、ヘッドホンに耳が軽く当たるのが残念。
大きさも小ぶりなので、耳の大きな人は窮屈に感じるかも。
操作部
操作部は左背面に集中している。
上から電源/音量/ANC on-offボタン。その下にUSB-C充電、オーディオ端子がある。
電源ボタンと音量ボタンの大きさが違うので、手探りでも間違う事がないのは良い。
ボタンの機能
使い方はペラペラで小さく折りたたんだ取説の紙1枚。
ボタンの機能についてはAmazonのページを参照しろって事らしい。
で、気になるのは電源ボタンの機能
- 3秒長押しで電源on
- 5秒長押しで電源off
- 2秒長押しで音声アシスタントon/off又は電話を拒否
- 1回押しで再生停止又は通話開始/終了
- 2回長押しでコールバック又は通話間切り替え
わかんねーよ!ってのが正直な感想。
特に「2秒長押し」と「3秒長押し」ってすごい微妙な操作を要求してない?
また、実際に使い始める時に戸惑ったのが、このヘッドホン、電源がonになっているって表示はどこにもないのね。
電源onは「電源ボタン3秒長押し」なので、ヘッドホンを手に持ちつつ、電源ボタンを3秒押してみたけれど「onになりました」っていうのが全然わからない。
結局、ヘッドホンを装着して、電源ボタンを押していると「Power on」とネイティブな英語で教えてくれる。
装着した状態で操作しないと、状態がわからないっていうのはちょっと不便かもね。
また、音楽再生中に電話がかかってきた時、電源ボタン1回押した場合
- 再生が止まる
- 電話が繋がる
- 両方
果たしてどうなるんだろうね。
あとで実験してみよう。
音質
音に関していうと、非常に聞きやすい。
iPhoneでSpotifyの音楽を再生してみると、中音域がかなり持ち上がった不自然な音というかじじい的には聞きなれない音に感じる部分もあるけれど、低音は不自然にならないほどに小気味良くなってくれるし、高音まで綺麗に伸びているし、分解能も結構優秀だし、音の定位も良い。
まぁ何万、何十万円もするようなヘッドホンと比べたら「全然じゃん」って言われるかもしれないけれど、今はタイムセール中で6,660円だよ。
じじいが使っているAKG K-240Studioとほぼ同じ値段。
音の傾向は全然違う。AKGはナチュラル。こちらは薄化粧ちょい厚化粧気味な音。
でも、この化粧も不快じゃない。
音にはとことん拘りたいととんがった意見をお持ちの人は別として、じじいのように「音楽は心地よく気軽に聞ければ良い」と考えている人にならこれはお勧めできるかと思う。
MacBookProで利用しているeqMacという音質Equalizerアプリの設定はこんな感じにしている。
iPhoneはEqualizer設定をoffにしているので、中音域が持ち上がっていると感じたけれど、MacBookではeqMacで125Hz付近を少し抑えて、あと老人なので高音域は4kHzを中心に少し補強した設定にしたおかげで現状ベストな音になっている(どちらもANC offの状態ね)。
MacBookではもう少し聞き込んで、ヘッドホンのエージングも終わった頃にeqMacの設定を実登録していく予定。
通話品質
さて、肝心の電話の通話品質だけれど、これは微妙だった。
妻と昼の定期通話時に試したのだけれど、じじいの地声は結構大きい。
そのじじいが普通に話すと「音が割れている感じがする」とのこと。
小声というほどではないけれど、少し音量を抑えて話したら「普通に聞こえる。不自然なところはない」そうだ。
普通に通話する分にはいいかもしれないけれど、音声配信に使うには心許ないかもしれないな。
また、これも個人差かもしれないけれど、iPhoneの「設定→サウンドと触覚→ヘッドフォンの安全性」で「大きな音量を低減」をONにして設定を85デシベル以下にしている人は、音が小さいと嘆くかもしれない。特に電話通話時、相手の音が小さすぎると感じる事があるかもしれない。
じじいは85デシベルから90dBに設定を変更した結果解決したよ。
ノイズキャンセル
ノイズキャンセルについては、まだ試す機会がない。
その内、外出する機会があったら試してみよう。
ただ、ANCをonにすると音が痩せ細る。
間違いなく、ちょっと聞いただけでわかるくらい音が変わる。
じじいが使うとしたら、基本室内のみなので、ANCはoffで使うことになるかな。
ANC onでEqualizerを調整してみると高音を抑え、低・中音域を持ち上げてようやくANC off時と似た音になった。
これはこんなイコライザアプリを持っていないと気軽にon/offできないかな。
使用時間
公称5時間となっているけれど、まだ試していない。
そのうちね。
でも昼過ぎから充電90%で使い始めて16時時点で80%残(MacBookProの情報)なら優秀なんじゃね?
その他気になること
まだ、使い始めたばかりなので然程目立つことはないのだけれど…
- 時々音が途切れる事がある?