女性にはむえん無縁な話だけれど、男性用トイレの小便器にこんなシールが貼られている事がある。
「人がいない場合でも水が流れることがあります」
用を足した後放置すると、汚れ(黄ばみの元など)が固着しないよう、定期的に水を流す仕組みらしい。
最近の店舗などに設置される小便器は人感センサーのようなものがついていて、人が離れると勝手に水が流れる仕組みを持つものが多いのに、それ以外にも水が必要なんか?と疑問に思わなくもないけれど、まあ、そこは深く考えないことにする。
じじいが「ん?」と思ったのは「このメッセージは誰に向けて書いているんだろ?」と言うこと。
確かに台詞は用を足している人に向け「人がいない時も水が流れることあるからね」と言ってはいるのだけれど、人がいない時に水が流れることを確かめる術はないよね。シュレディンガーのネコそのものだよね。
人がいない時に流れるなら、それを見る人はいない。見る人がいるならそれは条件に当てはまらない。
そんな確かめようのない事を「なぜ」わざわざシールを印刷して、便器1つ1つに貼るような手間をかけるのだろう。そして誰も確かめられないこの現象を誰に向けて伝えてる?
これを見た人がもし確かめたいと思っても確かめる術がないのに…
…あ、もしかして、誰もいない隙を見計らって便器が水を流していたら、流し終わる前に無粋な輩が入ってきて水を流している姿を見られてしまった。便器は「あなたは私の姿を見てしまったのね。そう、私はあの時助けられた便器です。姿を見られたからにはもうここにはいられません…」などという話になるかは知らんけれど、誰もいないトイレに入ったら便器に水が流れているのを見た気弱なオカルトが大の苦手な男性が「きゃー 誰もいないのに水が流れてる。おばけー」と悲鳴をあげてトイレから泣きながら逃げ出すのを防止する目的だろうか。
じじい的にはとても不思議なメッセージなのだけれど、これの意味を知っている人がいらっしゃるなら是非教えを乞いたい。
妻のメガネを受け取るため、文京区のコミュニティバスに乗った。そのバスにあった吊り広告。
東京ローカルの回線及びプロバイダを提供する会社で、最近までは「安かろう遅かろう」な回線を提供していたのだけれど、しばらく前から最新(?)の10Gbps回線を提供するとこの広告が吊り広告として現れた。
個人的にはローカルなだけに「人が少なくてベストエフォートであっても、快適な回線速度が得られるのではなかろうか」という期待と「ローカルなだけに品質は借りる回線に左右されそう」という心配で試してみるか悩んでいるところ(多分手は出さない)。
で注目なのは真ん中ほどにかいてある「先着100名 3ヶ月無料お試しキャンペーン」という釣り文句。
回線の提供が荒川区と文京区限定らしいが、この2つの区を合わせて約43万人が住んでいる。その中の100名って結構すぐ埋まる数だと思うのだけれど、GW前からこの広告を見ているのに、未だ「募集中」なのはなんでだろ。
なかなか回線を入れ替えるのは大変だから、動きはこんなものなのか?
それとも…
この広告も前回バスに乗った時見かけていて「近くてやっているから見に行こうかな」と思っていたものなんだ。
たしか、そろそろ終わりに近いと思っていた記憶があるけれど、まだ広告が載っているなら行ける時に行こうかと思った。しかし、よく見ると期間が〜5/12って。
先週終わってるじゃん!
こんな感じですでに宣伝の意味がなくなった広告が1週間も吊られているバスだけに、「先着100名」もとっくに定員に達して、広告が陳腐化しているのに、「10Gbpsになりましたよ〜」の部分の宣伝をできればいいかとこの広告を出し続けているのだろうか。
もしそうだとすると、「たった100人の客をいつまでも集客できない」というイメージを作る方がよくないと思うんだけどな。果たしてどうなんだろう…