お土産をもらったのだが… | lummoxの長い1日

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駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

先日義妹(2人いるので、ここから義妹Aと呼ぶ)夫婦が遊びに来た。
GW中にアメリカのサン フランシスコとロス エンジェルスへ行ってきたのだそうだ。

来る度に「行商か!」と見紛うばかりの大量のお土産を持って来るので、都度「手ぶらでいらっしゃい」と言っているのだが、どうも社交辞令と思われているようで、その量は一向に減らない。

今回もアメリカ帰りとなれば…と覚悟(?)はしていたけれど、案の定様々なお菓子などのお土産が山のように積まれた。

その中の1つがこれ。


「ロスといえば大谷翔平」らしい。
申し訳ないが、野球には全く興味のないじじい及び義両親家族なので「オオタニショウヘイ?ソレハダレ?」な状態で、全く話が弾まない。

じじいが「名前は聞いたことがあるけどどんな人?」と聞いたら「なんかお金を大量に盗まれて話題になってる人」と答えが返ってきたので、多分みんなもその程度の知識しかないのだろう。そんなもんじゃね?

義妹Aもその家族の一員だから野球の知識なんてその程度だと思うのだが、昔から「よく分からなくとも流行りにはとりあえず乗っておく」とちょっと義家族の血統にはあるまじき性格をしているので「流行っているからお土産にしよう」と安易に考えたのかなと推測。

でもさ、じじいはよくわからないけれど、流行っているのは「大谷翔平」ブランドであって「ロス
エンジェルス ドジャース」じゃないんじゃないかな?

一応これ書くためにちょいと検索したけれど、「大谷翔平のいるロスに行ってきました!」と自慢話をしたいなら、「Dodgers」とプリントされたものより「17」と背番号がプリントされたものの方がよかったんじゃね?と思うんだ。

更に言えばさ、1億3千万歩くらい譲って、じじいの土産にこれは有りとする。でも、妻や義母、義妹Bにもこれって有り?
無いと思います!

で、じじいについてもさ、ロス エンジェルスのお土産をくれるなら、同じロス エンジェルスでもNFLのラムズの何かならもっと喜べたかな〜と思う。
お土産もらっといてこう言うのも心苦しいけどな。

前にも何度か「野球には全く、ミミズの爪の垢程も興味はござらん」「アメリカならNFLでしょ」と言っていたつもりなんだけどなぁ…

もらってすぐ義妹Bが「カラビナについているギザギザ?はなんだろう」と言う。
義妹Aも「なんだろう?」と。
じじいが「これは栓抜き。日本では栓抜きの必要な瓶は見かけなくなったけど、あちらさんの文化ではまだまだ現役っぽいよ」って教えたら「へー」と感心していた。

で、義妹A夫婦が帰った後、義妹Bが「これっていくらくらいするものなんだろう」とネットで調べたのだけれど、栓抜きのない物は掲載されているけれど、栓抜き付きのものはどこをどう探しても検索にヒットしなかった。義妹B「非公式のバッタモン?」と疑い始めた。

じじいも探してみたけれどやはり見つけられなかった。

タグに記載のあるURLに飛ぶとCOLLEGE大学)/NBAバスケットボール)/NFL(アメリカンフットボール)/NHL(アイスホッケー)/MILITARY(軍)は表記されているけれど「MLB」の記載はなかったので、ますます怪しさ倍増。


タグを見る限り、一応認可は受けた商品のように見えるけれど、果たしてどうなんだろうね。


それにしても「Made in China」って…

地球半周して納品したものが、地球半周戻ってお土産にされる…壮大な距離感のあるお土産だね。


義妹Aよ(と呼びかけてもここを見ていないけど)。

普通に地元の銘菓とか持ってきてくれる程度は嬉しいし、もらってありがたく食べられる。

でもな、何が入っているか怪しい現地の菓子や茶とか、口に入れるのを躊躇する(そして口に入れたら後悔した)食べ物とか、もらう側が好きかどうかも定かではない、扱いに困るキーホルダーなどはどうかお土産として持ってこないでぇぇぇ。いらないとは言えないし、捨てたり売ったりするのも良心が痛む。←どこかで決断しなければなるめえがだ。


どこかにお土産を持って行こうと画策している、たまたまここを読んだ人にも同じ轍を踏まないよう注意喚起しておく。

自分が好きだから贈るって言うのは、盛大な独りよがりのマスターベーションだ。

「うちのワンちゃんは家族同然」と言って、人と同じ扱いを全くの他人に求めるのが当たり前と思っているくらい恥ずかしい好意だぞ。


そのマスターベーションを見られるのは恥ずかしくないか?それを念頭に、覚悟ができるならマスターベーションを見せれば良いだろうし、覚悟ができぬなら、見せても恥ずかしくないものを選ぶべきだよ。


そう考えると消え物…特に気を衒わず有名どころを持っていくというのは「無難」ではなく「最も安全な一手」なんだなと改めて思ったよ。


明日はお世話になっている人にお土産を持って行く日。

自分もマスターベーションを覗かれないよう、安全パイの中から選んで持っていくことにしよう。