うちの調理場にこんな山ができた。
上から眺めてみると…「銚子港水揚げ原料使用 いわし味付・味噌煮 数量限定品」とある。
そう、いわしの缶詰。
製造者は茨城県神栖市波崎の高木商店とある。
茨城県と言うけれど、千葉と茨城の県境を形成しつつ流れる利根川の対岸が茨城県神栖市の波崎。
一昔前は千葉県川向う波崎と言う方が通っていた地域だ。
実際、じじいは当時の神栖町に転勤したことがあった。
この時丁度テレビが壊れたので、SONYのサービスセンターに修理を依頼しようとした。
「茨城県神栖町」だから当然茨城のサービスセンターを調べて連絡をした。
そしたら「ああ、神栖なら銚子に連絡してね」と当然のように言われた。
そして修理に来たサービスの人に先の「千葉県銚子市川向う」と言う言葉を聞いたんだ。
確かに地図を見ると、茨城県ではあるけれど、利根川と霞ケ浦に茨城県の中心部とは隔てられている。
茨城県の他所へアクセスするよりは千葉県へアクセスする方が全然楽だったことだろうなと納得した次第。
ちょっと懐かしい地名で横道に逸れてしまった。
閑話休題
別に最初に買った時に「波崎で製造されたのか」なんて訳はなく、単純に「銚子で水揚げされた」ならちょっと期待できるかもね程度だった。
で、食べてみたらこれがうまかったんだ。
正直、マルハニチロの缶詰「さんま蒲焼」みたいな感じかと思っていたんだ。
でも、開けてみたら全然違った。頭をとったまるまる太ったいわしが2尾入っていた。
どちらも汁まで啜りつくしたいくらいおいしかった。
って事で、改めてマルエツに出向いて10個ずつ買ってきた次第。
と言いつつ、帰宅してみたら味噌煮が9個、味付が11個だった。
どこかの阿呆が味付を味噌煮の列に1つだけ紛れ込ませたんだろうな。
まぁ大した差ではない。
缶詰の中にも味が濃すぎたり塩分が高すぎる物が多い中、この缶詰は味付けが182kcal/塩分0.9g/缶、味噌煮が204kcal/塩分0.9g/缶とカロリーも塩分もダイエットの味方なのに味が抜群に良い。
疲れて料理が面倒な時など、ご飯の上にこの缶詰を載せるだけでご馳走だ(って事にしよう)
いや、料理を面倒に感じた時だけに非ず。普通に夕食のメインのおかずにしても誰にも文句は言われなかろう。
と言う事から、多分この缶詰はもう少しストックを増やすと思う。
缶詰だから常温保存で長期保存できるだろうしな。調べてみたら、缶詰の底面に2026年10月と書いてあった。
塩分の心配をせず食べられるのは嬉しい限りだ。
高木商店のオンラインショップを参照するとくじらカレーだとか食べてみたい缶詰がいろいろある。
今度ちょっと試してみようかな。