ガリバースタンドを検証してみた | lummoxの長い1日

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駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

8月31日に「車載タブレットスタンド」って書いた。
クラウドファンディングで購入したガリバースタンドを利用して、iPad Pro9.7を車載しようともくろん目論ん(*1)だのだ。
だってー、2009年製ホンダ インサイトの純正カーナビの地図はスカイツリーが建造中で止まっているんですもの。
 
この車は「直線は悪」とでも思っているのか、まぁデザイナのマスターベーションそのものなんだけれど、そこここが曲線に溢れ、平らな部分がほとんどない。そのため、あとからアクセサリをつけようとするのにとても苦労する。
 
以前のスマホスタンドもゲルタイプの粘着剤付き吸盤だったけれど、それですら取り付かない、細かな凸凹くらいならゲルが隙間を埋めてくれるのだけれど、微妙に局面になっているため9番が貼り付かないのだ。
そのため、そんなマスターベーションデザインの車を助けるため、セイワのP186という局面に合わせて接着面が細かく動き張り付いてくれ、その台座が平らな平面を確保してくれるという神様みたいなものを経由して取り付けていたんだ。
 
今回のガリバースタンドは吸盤ではなく磁石で取りつくタイプ。しかし磁石で取りつくためには、相手が磁石がくっつく金属でなければならない。
そして残念ながらダッシュボードは磁石がつかない。って事で、磁石がつく金属の台座をシールで貼らなければならない。
結局、局面が貼り付けを邪魔するだろうから、P186のお世話になってしまおう…というのが、前回は説明を端折ったけれど、この形で取り付けた経緯なんだ。
 
8月31日にも掲載した写真だけれど、P186をダッシュボードに貼り付け、その上に金属台座を貼り付けて、ガリバースタンドの磁石をくっつけた。
image
 

で、先日のリベンジ旅行には、このガリバースタンドにiPad Pro9.7を取り付け実証実験をしてきた。

 

 

結果からいうと、新潟に向かう途中でP186が剥がれた。

 

Amazonの評価を見ると、☆1つの評価の多くは「粘着力が弱い」というものだ。

私も今までこれを5〜6個購入しているけれど、じつ購入数は実は+2個なんだ。

それは、買ってきて取り付けてみたけれど、粘着力が全くなくて返品交換したことが2回あるってこと。

 

※P186の名誉のために買いておくけれど、確かに7〜8個買った内の2個が「粘着力に問題あり」というのは確率的には高いかもしれない。けれど、まともだった時の商品の粘着力はとても強力で、とても頼りなる補助材なのだ。

たまたまテープにハズレがあったからと言って、すぐに切り捨てるにはもったいない。多少の手間はかかっても、きちんと返品交換には応じてくれる(そういう店で買うべきだな)のだから、そこだけは根気良くやるつもりさえあれば確かな製品だ。(*2)

 

ただ、今回の敗因は粘着力の問題もあったかもしれないけれど(剥がれたP186の裏面を見たら、全(*3)面に広がっている両面テープの中心部はほとんど接着効果を発揮していなかった様だ。上からの押し付け力が足りていなかったのかもしれない)、それよりも根拠なく私が「金属台座を中心より後ろにずらして貼った方が、ガリバースタンドの重心がP186の中心に寄(*3)ってより剥がれにくくなるのではないか」と思ったことが敗因(*4)かもしれない。

そう思った事を実行した(*4)結果、P186の中心から後ろ側に上向きの力が集中してしまって、後ろ(フロントガラス)側からベリッと剥がれてしまった様に思う。

もし、金属台座をP186の中心に取り付けていたなら、後ろから持ち上がろうとする力をより広い面で受けてもっと耐性があったかもしれない。

 

本来なら、それを実証するという建前以前に、P186を利用しなければ金属台座が取り付けられないから仕方ないよねという理由でもう一度P186を買い直すところなのだけれど、P186に貼り付いた金属台座の具合を見ると「もしかしてP186無しで直接貼り付けてもいけんじゃね?」と思える感じだったので、次はP186抜きで貼り付けてみることにした(クラウドファンディングのガリバースタンド宣伝ページでスマホやタブレットを取り付けたり試走している車は私と同じホンダ インサイト(ZE2)で、P186などの助けを借りずに取り付けているからな)(*2)

 

帰宅後、改めて無水エタノールでダッシュボードと金属台座の油分を取り除き、新しい両面テープでダッシュボードに貼り付けた。

 

24時間放置して、ガリバースタンドを取り付けてみた。

結構しっかり貼り付いている様に思える。

 

ただ、実際に走ってみないとわからないよね。

また、走っている最中に重さに耐えられず剥がれてしまうかもしれない。

また、どこかにドライブにでも行って試してみるかね。

 

 

で、ガリバースタンドなんだけれど…

100点を満点とするなら、50点くらいかな。

結局、ガリバースタンド以前にP186が剥がれてしまったので、ガリバースタンドの低い評価となる部分がガリバースタンドが悪かったからなのか、P186が悪さをしていたのか判別できない。

なので、今回は「それが完全にガリバースタンドだけの問題かどうかは判断しかねるけれど」という注釈付きの評価とする。

 

良いところ

  • (取り付け角度が決まったら)取り付け、取り外しは楽(理論値)
  • 走行中に(落ちそうには何度もなったが)落ちない
  • アームの微調整は思ったより楽

悪いところ

  • ロックアームが画面を隠して邪魔
  • 車が揺れるとiPad Proも揺れる
  • 落ちない程度にロックされるけれど、ずり落ちたり左右にずれたりする
  • 取り付けが簡単な様でタブレットの場合は煩わしい
前回も動画付きでこき下ろしたけれど、アームが結局1軸分の調整機能しかないので自由度がない。そして、ロックアームの軸を起点に回転させてアームを緩めたり閉めたりする構造のため、スマホなら苦ではないかもしれないけれど、タブレットでは結構面倒臭いというか重いものを動かすのは大変なんだよな。
 
スマホ程度なら問題ないかもしれないけれど、このロック機構のサイズでタブレットをきちんと固定できるって…絶対無理って買う前から分かれよと自分に言い聞かせたい。
 
P186が剥がれるまでの間(東京から長岡辺りまでの距離、時間にして7時間ほどか)、左右にずれて、運転中にもかかわらず固定位置を治すためにiPadProを触らざるを得なかった回数が5回程、下にずり落ちそうになって位置を治すこと3回。
もしかしたら、固定の仕方がまだ甘いのかもしれない。
と言いつつも、iPadProの下側がどこかに触れているわけでもなく、自重でロックアームの軸を起点にiPadProが垂直になろうとする力を利用してロックする力を増す構造になっているのだから、この状態できちんと固定できないっていうのは「宣伝に嘘があった(誇大広告だった)」か「使い方が間違っている」かどちらかであろう。
私は間違った使い方をしているつもりはないけれど、まだまだこのガリバースタンドについては素人なので、「つもり」で実際は「知らんだけ」ということもあり得るので、もう少しあれこれ試してみるつもりだ。
 
先日「近々買いたいものをまとめてみた」でも買いた事だが、今年新しいiPhone/iPadが発表されたら、じじいと妻のそれを買い替える予定にしている。もしかして車も買い替えるかもしれない。
 
そうなると、ガリバースタンドに取り付けるiPadが変わる可能性もあるし、もしかしたらガリバースタンドの役目自体が終わってしまうかもしれない。
まぁ先のことは分からない。とりあえずは、今の環境でできることを楽しんで実験してみることにしよう。
 
*1:2023/09/05 23:45 誤字訂正
*2:2023/09/05 23:50 文章挿入
*3:2023/09/06 13:22 誤字訂正
*4:2023/09/06 13:25 文章挿入