なんちゃら加工のパーンと鉄パーン/春巻きの皮で作るパイ | lummoxの長い1日

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駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

世の中は「◇※△加工」された(フライ)パンが全盛のようだ。

もちろんうちにもある。
 
1つは石川県に滞在していた時(5年くらい前か?)に富山県の小矢部にある三井アウトレットパーク内のヘンケルスで購入したパン。Φ18cmくらいかな。
柄の付け根が洗いにくそうだけれど、造形に惚れて買っちゃった。

 

 

 

そしてもう一つはその辺のホームセンターで買った、どこのメーカーかよくわからないやつ。

Φ26cmくらいだと思う。

落として形が歪になっているし、大きすぎるので何度か捨てる候補に上がったけれど、年に数度「あってよかった」と言う時があるのでなかなか捨てられない。

 

 

 

 

でも、最近はこれらなんちゃら加工のパーンはあまり使わなくなってきている。

そしてよく使うようになってきたのが、次の鉄パーン。

 

こちらは「AKAO」と刻印されている(多分アカオアルミ)のΦ20cmFeパン

 

 

 

 

これはゴリゴリのなんの変哲もない鉄フライパン。

 

そして、もう1つはクラウドファンディングで2年ほど前に購入したΦ24cmの鉄パン。

 

 

 

 

このパンはファイバーライン加工という凸凹加工が表面に為されていて、油の浸透が良かったり、多少くっつきにくいようになっているらしい。

 

なぜ、うちのパンの主力がなんちゃら加工から鉄に戻ったか((*4)この家に引っ越す前…マンションのキッチンを自由に使えていた頃は、鉄製中華鍋と、鉄パンしか使っていなかったんだ。でも、今の家に引っ越して(*5)小火力で、パンを振り回せない狭い場所で使うには、鉄よりなんちゃら加工の方が便利そうだと思って買い替えていたんだ)(*4)というと、使い方が下手なのかもしれないけれど、加工がすぐにダメになっちゃうでしょ。今使っている2つのパンは5年くらい使えているんだけれど、それ以前のパンは2年ごとくらいに買い直していたように思う。今のパンが5年くらい使えているのも、鉄パンを含め4つを使い回すようにしている事と、できるだけパンを使わない料理を心がけるようになったからという消極的理由に他ならない

それでもパンを使わないということはなく、朝のおかずの一品に目玉焼きという状況は多々ある。

そんな目玉焼きも、最近なんちゃら加工を施されたヘンケルスのパンはこびりつくようになってきてしまった。

翻って、鉄パンを使った時は、全くこびりつく事なく調理ができている。

全く油を使わず火を通すと言うような場合はなんちゃら加工パンに分があるとは思う。が、私は一切そう言う料理をしない。

油を使うのは「鍋にこびりつかないため」だけではなく、油を熱する事で、効率よく具材に熱を回す役割もある(と思う)。なので、脂も少量を適切に使う事で時間も(IHなので)電気代も節約できるのだ(と信じてやっている)。(*1)

 

うん、6年近く使っているんだとしたら、もう十分減価償却はしたと思うしかない。感謝すべきだろうとは思うんだけれど、でも、鉄パンなら何十年使えるんだよとも思っちゃうんだよね。事実、Feパンはもう20年近く使っているはず。

 

「鉄パンは扱いが面倒」「鉄パンはこびりつく」なんて話をよく耳にする。

でもさ、プロの料理人が使うパンは多くが鉄製だよ。

なぜ、プロが鉄製を使うかと言えば、丈夫で扱いやすいからなんじゃね?

プロだからこそ、使いやすいものが淘汰されるはず。当たり前の通りだと思うんだよ。

 

実際、下手な扱いをしたらすぐにこびりついて「もーいや」ってなっちゃうと思うんだけれど、きちんと処理をしてしまえば手入れをしていれば、(機能をきちんと発揮している)(*2)なんちゃら加工と変わらないくらいこびりつかないものになる。

 

鉄フライパンのお手入れの仕方などはネットで検索すればいくらでも動画などが出てくるのでここで書いたりはしないけれど

  • 野菜くずを炒めて油に馴染ませること
  • その後は馴染むまでこびりつくこともあるだろうけれど、根気よく油を馴染ませていくこと

これだけだ。

ネットで油に何日も漬け込んで馴染ませるみたいなことを書いている人もいるけれど、個人的な意見としては「それは時間の浪費」だと思う。実際試してみたけれど、そこまでして得られる効果は私には見受けられなかった。普通に油をしっかり塗る程度で十分な効果が発揮されると思う(少し考えればわかると思うけれど、鉄は鉄であってスポンジじゃない。何日つけておいても油を吸ったりしないんだよ)。

 

使い終わって洗う時は

  • 絶対洗剤を使わないこと(こびりつかせないための油膜が取れちゃうよ)
  • 専用のタワシやササラを使って洗うこと
  • 洗った後はすぐに水気を拭き取り、火にかけて油を煙が出るまで温め(膨張させ)全体に塗り広げること

 

これだけ守れば、ずっと長く使えるお友達ができるってことだ。

慣れるとほとんど手間に感じない。

逆に私のようなガサツな性格には、調理するときも洗う時も、傷つかないように丁寧に扱うなんて面倒なことをせず、何も気にせず使える鉄が合っているというのもある。

 

 

  春巻きの皮でポテトアップルパイ…

 

 

TikTokを眺めていたら、えりだんさんの「春巻きの皮でポテトアップルパイ作ってもろた」というのを目にしてしまった。

 

丁度、何かを適当に包んで食べようと漠然と買っていた春巻きの皮の賞味期限が過ぎていることに気づいて「今日こそ何か作って食べ切らなきゃ」って思っていたんだ。

そして先日書いたように、うちには今さつまいもがある。

 

 

そんな訳で、林檎ジャムを買ってきて、これらしきものを作ってみることにした。

あくまでも「らしきもの」ね。

 

というのは、芋は皮を剥いてレンジでチンして潰して…って感じのところを、うちでは「ほくほく石焼き芋鍋」を使って普通に温めたさつまいもを角切りにして、それを潰さず使用した。

 

林檎ジャムをトッピングして春巻きの皮で包んで、油で揚げようとしたら胡麻油がほとんどなくなっていて(独断で揚げ物なら胡麻油と決めつけた)、揚げるというより炒めた感じになってしまった。

 

更にグラニュー糖を塗そうと思ったら見当たらない。

うちはコーヒーや紅茶に砂糖などを入れる人にはコーヒーや紅茶自体を提供しないという不文律があった。

砂糖を入れるようなお子ちゃま舌の人は水でも飲んでいて…と尖っていたんだ。

 

「水でも…」と言ったって、うちの水は水道水とかではなく、羊蹄山系の京極の水だったり、福井県若狭の瓜破(うりわり)の水だったり、それなりに美味しい水を出していたんだからね!(*3)

 

 

 

 

でも、それではお客様をもてなす心に反すると言う事で、グラニュー糖を用意するようになったんだ。

けれど、その頃には私の家に来るような酔狂な友人はすべてブラック党になっていた。と言うオチがついて、一向にグラニュー糖が減らない。って事で、多分料理にどんどん使って在庫を処分しちゃったんだと思う。

仕方がないので、普段料理に使っている波照間産黒糖を細かく砕いて代用。

 

春巻きの皮の畳み方も動画と違うので、一見して「全然別物」だけれど、味はとても美味しかった。

妻からも「リピートして!」と大好評だった。

見た目が悪いのは全て私の不得と致すところなんだからね!

 

作り方もすごく簡単だし、妻にも大好評なのでまた作ると思う。

グラニュー糖、もう一度買っておこうかな。

 

*1:2023/04/05 16:10 文章追加

*2:2023/04/05 16:11 文章訂正

*3:2023/04/05 16:16 文章・リンク・Pick追加

*4:2023/04/05 18:33 記号変更

*5:2023/04/05 18:36 文章追加