皆既月食とカメラとレンズ | lummoxの長い1日

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駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

皆既月食だったね。

 

朝まではしっかり覚えていたんだけれど、昼頃にすっかり忘れ去って、のんびり風呂に入って、上がったら美人なお友達から「月食見てる?」って連絡が来て慌てて空を見上げたら、もう光が遮られる直前だった。

 

慌ててiPhone13ProMaxで撮影を試みたけれど、今までの経験通り、これでは無理。こんな感じ。

 

じゃあ…とXperia1IIIを取り出して撮影をしてみるけれど、やはりこちらもこんな感じ。iPhoneよりは多少はマシかな。

 

仕方あるめぇとD300を持ち出してきた。

最初はAF-S Nikkor 58mm f:1.4Gを持ち出して撮影をしようとしてしまった。

勘が鈍っているっていうか、本当もう写真のこと忘れ始めてんじゃね?

必要なのは400mmやねん!と慌てて防湿庫からうちの数少ないズームレンズAF VR-Nikkor 80-400 f:45-5.6Dを持ち出す。

 

最初はVelbonの小さな三脚に載せて撮影していたけれど、これだとこの重量を支え切れないって事で、急遽三脚もSLIK ProfessionalIIに変更、更に望遠レンズを付けたカメラで月を追いかけていると、「ああ、本当に月って動いているんだな」と実感するくらいファインダから逃げていくので雲台をManfrotto 410に変更した。

本当はもっと見晴らしの良いところに出向いて撮影するのが筋なのかもしれないけれど、家の外に出たところで家が立ち並んでいるだけだし、もう家の窓から見える範囲で撮影するしかないよねと割り切った。

 

先日も書いたけれど、マクロレンズを含めたカメラの重量は1.7㎏を超える。そして、今回のズーム望遠レンズはそれより重いんだ。こんなのを毎回持ち歩くってよくやっていたよねぇ…と感心する。

 

因みにレンズの大きさと重量を比較をしてみると…

左から(重量はレンズ本体と後キャップを含んだ重量)

  • AF VR-Nikkor 80-400 f:45-5.6D(1,368g)
  • AF-S Nikkor 58mm f:1.4G(391g)
  • AF-S Micro Nikkor 60mm f:12.8G(438g)
  • AF Nikkor 28mm f:2.8D(213g)
  • AI Nikkor45mm f:2.8P(148g)

 

右の2つは小さくて軽いけれど、絞りはf:2.8と結構優秀。

MicroNikkorは数年前までAI MicroNikkor55mm f:2.8を愛用していたのだけれど、流石に老眼に勝てなくて、AFレンズに変えたんだ。大きく重くなってしまってちょっと後悔している。

で、58mmはf:1.4と言う数値からも分かる人にはわかると思うけれど、レンズが大口径で必然的に重い。ズームレンズも大きさに見合う重量だ。

正面から見ると


閑話休題

 

話が盛大に逸れたね。

こんな装備によって、足元をがっちり固めてぶれないようにし、更にManfrotto410のギア駆動雲台で微調整ができるようにして写真撮影に臨んだわけだけれど、何度も言うけれど、カメラ本体は10数年前の化石Nikon D300。なので一生懸命頑張ってもあまり良い絵は期待できない(←と言う言い訳)

 
ここに掲載される間に何度か圧縮を繰り返され、細かいデータは消えているかもしれないけれど、太陽の光が地球に遮られた月の奥に東京では信じられないくらいたくさんの星が見えるようだ。
写真をよく見ると、月の上下左右に星雲なのか星団なのか分からないけれど、星の固まりが5か所くらい確認できる。
 
残念ながら、月食明けの時間はもう家の窓から見えなくなる位置に差し掛かってしまったので、写真撮影は諦め、狭いベランダに顔だけ出して眺めていた。

 

食と言えば、2012年5月の金環食は移動中の浜松のSAで眺めていたような気がする。こんな大きな食はそれ以来だよね。

これからどれくらい見る事できるのか分からないけれど、良い思い出になったよ。いつもいつも済まないねぇ…そんな気持ちが込み上げてきた…

 

うん、やはりいざという時はスマホよりデジイチだね。

改めてそう思った。