marantz MPM1000
序(経緯)
YAMAHA AG06Mk2を買う時、今回録音機材を買うのが初めてなので、一式セットになっている物を選んでみた。
マイクはAudio-technica のAT-2020やAKGのC214とのセットなど様々な物があったが、最初のセットと言う事で、そのマイクの性能云々ではなく、一番安い構成にするという事で、marantzのコンデンサーマイクMPM1000とのセットを選んだ。
Audio-technica のAT-2020もAKG C214もどちらも人気もあるし、定評のあるマイクだと思われる。多分間違いない。
翻ってmarantzのMPM1000は、「値段の割に…良い」と言うような評価が多い感じがする。
でも、最初はそういうレベルからスタートするのがふさわしいと思うんだ。
音は…俺に聞くなぁぁぁぁ
で、AG06Mk2と一緒にまとめて送られてきたのだけれど…
音質に関しては、「うんうん、音が拾えたよ」「なんかそれっぽい音がする」そんな感じ。だって、比較するものが無いんだもの。
電話通話で、このマイクを通して話すのと、iPhoneで普通に話すのを聞き比べてもらったところ、妻は「何となく違うような…」だったし、美人のお友達は「変わんない」だった。って事は、iPhoneでの電話レベルでは優秀と言えるのか(違うと思う)。
AG06Mk2及び、編集アプリのCubaseAIの使い方を学んできて、色々録音を試している中で、自分の声を録音して聞く機会があったけれど、結構それらしい音で録音されている。立ち上がりとかアタックとかは良いも悪いも比較する物がない。いずれ、何か他のマイクを手に入れたら比較してみたいものだ。
附属品の事…
このマイクにはマイク本体、XLRケーブル、ショックマウント、三脚(マイクスタンド)が付属してくる。初めて買う人にはお得っぽいセットだ。
(マイクをスタンドに装着した風景)
だがしかし…
やはりね、穴がありましたよ。
先にも書いた通り、このマイクにはショックマウントがついて来る。
アームとマイクの間に入って、ゴムひもの力でマイクを宙づりにする。アームを伝わって、机をたたいた音などがマイクに伝わらないようにする工夫だ。
これ自体も、本当に効果を発揮しているかちょっと怪しいところもあるけれど、まぁ多少は役に立ってくれていると自己暗示。
ショックマウントにショック
でもね問題はショックマウント。
この写真は、ショックマウントだけ取り外した物。
(ショックマウントの右下の銀色の物がアダプタと言うか、取り付けネジ。その左2つは参考のためにカメラ用三脚(SLIK Professional IIIから取り外した、マウント用ネジ2種。この三脚の様に規格のネジ2種類を用意する物もあるし、ナット(ネジ受け)をひっくり返せば、この2種類のネジ径に対応できるものもあるし、規格を決めうちで付けてくるものもある。)
アーム側のネジ規格が2種類あるので、気の利くメーカーなら、ここにナットを裏返せばどちらのサイズにでも使える物をつけてくる。
残念ながら、これはそんな気が利いていなかった。それはまぁ値段からしたら仕方ないと思う事もやぶさかではないけれど、その工作精度がひどすぎる。
詰め物には…
このショックマウントに先ほどのナットをねじ込み、更にそれをマイクアームの先にねじ込む。
別段難しい作業ではないのだけれど、グラグラ揺れて雑音の元になるので、取り付ける時はしっかりねじ込まなければならない(筈)。
上の写真、アームとネジの境目に何かモコモコした物がある事が分かるだろうか。
これは、詰め物をしないと、ショックマウントにねじ込んだナットがゆるくてグラグラする(径があっていないというとんでもない不良品)ことへの対策だ。
隙間が大きいネジとナットをぴったりつけるためにはどうしたら良いか。私の知っている一番の最適解は水道工事などで使う止水テープ。
ベトつかず、きっちり隙間を埋めてくれるので大変重宝する。
が、なーんと在庫を切らしてしまっていたので、今回は捻挫をした時などに使うサージカルテープで代用してみた。
サージカルテープは、IKEAの足載せ台(DAGOTTO)のゴム足を固定するのに重宝している。
閑話休題
兎に角、今回はサージカルテープを一周巻いたところ、しっかり隙間なくねじ込めたようでぐらつきは完全に解消された。
が、いつのも如く撮影をし忘れたので、泣く泣く取り外して撮影をし直そうとした。そしたら、ほんの数十分貼っていただけなのに、ネジがべとべとに…やはりここはサージカルテープじゃなくて、止水テープがいいね。このぐらつきはしばらく我慢して、早めに止水テープを買ってくることにする。
ALTEC LANSING ACS45
撮影をし忘れたと言えば…
そうそう、「いつもの如く撮影をし忘れた」と言えば、今日はパソコン用のアクティブスピーカーの修理をしたんだ。
上の写真に写っている小さい白っぽい箱2つ。机の下にサブウーハーが転がっているALTEC LANSING ACS45。
もう何年使っているんだろう。10年以上うちに鎮座している。入力がアナログ(ステレオミニ)×2しかないという事からも時代が知れるというものだ。
壊れたら新しいものを買おう…そう思っているんだけれど、これ、なかなか音が良いんだよ。
腐ってもALTEC LANSINGの冠をかぶっているのだ!
でも、左の音が出なくなって久しい(昨年の11月26日にも言及している)
いつも書いているけれど、良い音を聞きたいなら、私はメインのオーディオシステムを立ち上げて、TANNOY ARDENで音を出す。だから、PCの音は別にこだわっていない。左の音が出なければモノラルで聞けばいいじゃない…そんな感じだった。
でも、流石に何が悪いのか気になるじゃない?
腰が重いのはデブだからじゃないぞ
ようやく重い腰を上げたんだ。
でも、順番が滅茶苦茶。
原因を調べる前にモノラルミニプラグ-バラの5mケーブル×2本組をポチっちゃった。
音の出ない左側(スーパーウーハーから右スピーカに音が入って、そこからモノラルのミニプラグで左に音を分岐させる)のケーブルを変えれば治るでしょ…そんな安易な思いでポチるって…
それから一夜明けて、スピーカーのネジを4本外して、テスターを持ち出し、プラグ先端とスピーカー端子の間で+側に導通が無い事を確認した。
そんな事をしている内にケーブルが配達されたよ。
後は、半田ごてではんだを溶かして、古いケーブルをはずし、新しいケーブルを欲しい長さに切り取って、ワイヤーストリッパーで被覆を剥いてはんだ付けをしたらおしまい。
その行程を写真なり動画に撮っておけばネタにも困らないだろうに、上の写真まで組み立て終わってから(本体から通じている黒いケーブルが交換後のケーブル。ストリッパーの舌の白いケーブルが断線した古いケーブル)「はっ!」と気づいちゃうんだよな。
フェルトを詰めるだけで…
組み立てる前に接続して、音が出る事は確認できた。
で、折角分解したので、スピーカーの中に余っていたフェルトを詰めた。そしたら、まぁ当たり前と言えば当たり前だけれど、左右で音が変わっちゃったよ。当然フェルトをいれた左の音が良くなった。
面倒くさいけれど、その内壊れていないけれど、右のスピーカーも分解してフェルトを詰めてやろう。
(その時は写真を撮るのを忘れずに…)
棚から牡丹餅的な…
そうそう、このACS45にはinputが2系統ある。ボリューム可変のinputと固定のinputなのだけれど、まぁ使えない事はない。
片方はPCに接続しているけれど、残りのinputに先日間違えて購入してしまった(4月27日参照)ケーブルに標準フォン→ステレオミニ変換プラグを取り付けてAG06Mk2のSpeakerOutへつないだ。これで、パソコンの音はAG06Mk2のon/offにかかわらずスピーカーで聞けることになった。これから暑くなった時、ヘッドホンで蒸れることなく音をモニタ出来るようになったことは喜ばしい。
TRRSケーブル(AG06Mk2)
疑問点は…
4月25日に初代のAG03/06を使っている人は、電話やチャットアプリでの配信参加をどうやって実現しているんだぁぁぁと言う疑問、そしてMk2ならTRRSケーブルを使えば解決するのだろうかと言う疑問を書いた。
簡単に復習すると、iPhoneで配信をしたい場合…
- 初代はAUXがTRSなので入力のみ。チャットアプリから音は拾えるけれど、音を返せない。
- USB接続をしてLOOPBACKに設定すれば、電話の音を拾って、ミックスした音を返せる。けれど、同じiPhoneで録音ができない(録音するなら電話を切れと言われる)。チャットアプリだとどうなのか検証できなかったけれど、私の使い方だと電話でと言うのが多そうなので、これでは困る。
- AUXがTRRSに対応した。つまり、入出力が可能となった。ここに繋ぐ事でチャットアプリや電話に音を返せるようになるのだろうか。
買ったんだけど…
と言う事で、早速TRRSケーブルを買ったんだよ。
いつもならamazon又はヨドバシ・ドット・コムで購入する。
なぜなら、翌日配送の可能性が限りなく高いからだ。
でも、今回は楽天のなんちゃらマラソンってやつの最中で、結構ポイントが上がっていたので、ついUGREEN公式ショップ楽天店で購入しちゃったんだ。
「3日以内に発送します」…って書いてあったのにね。
待てど暮らせど…
待てど暮らせど…と言うのは大袈裟だけれどさ
機能も書いたと思うけれど、このケーブルをぽちったのが25日。
でも来ない。
翻って26日にポチったBRAUN MQ9035は27日午前中に届いている。
それだけじゃない。他にもフォンケーブル、変換プラグ、ポップガード、デジタルスケール等様々な物を頼んでいるけれど、ぜーんぶとっくに届いているのに、肝心のこれだけ届かない。なぜ?
amazonだったら、同じ商品がもっと安い価格で翌日配送となっているのに…
楽天の悪いところってさ…
うん、楽天の悪いところってさ、結局言葉は悪いけれど、様々な店の寄せ集めなので、責任が各店それぞれに分散してしまっているんだよね。
配送にかかる日数も店任せ、万が一不具合があった時の対処も店任せ。
楽天って「責任はとらないけれど、場所だけ提供してやるからショバ代よこせや」って…ヤ〇ザより質悪いんじゃねーのと思う訳ですよ。
今回もポチってから配達完了まで4日。
うん、「3日以内に発送」間違ってはいない。
でもさ、こんなにかかるってわかっていたら、私は迷わずamazonでポチっていた。
「何かしらの予想だにしない不具合があったら、仕方なく日数がかかる事があります」…そんなときのバッファとしての「3日以内」表示だと思ったんだよ。実際BRAUNは「7日程度で発送」が即日発送だったからね。
うん、勝手にそう思って、勝手に期待しただけだって事は重々承知している。責められるような落ち度は店に全くない。それも重々。
でもさ、期待できる店は他に一杯あるからね。こんなんじゃ信用がなくなっていくよって事だ。
私も次回はこの部分にも注意する。
閑話休題
で、結果は…
届いたTRRSケーブルで早速試してみたよ。
その前にちょっと復習。
上が今回買ったTRRS(TipRingRingSleeve)
下がセットに付属していたTRS(TipRingSleeve)
端子の黒い帯がTRRSの方が1つ多い。この黒帯で絶縁して、イヤホンの左右とマイクの音を伝送する。
TRSはイヤホン左右となる。
そのTRRSケーブルをAUXにぶっ挿す。反対側はiPadProのイヤホン端子に。
AUXへの接続なので、音量調整はiPadProのボリューム調整で行うのがちょっと不便かな。
これでマイクとモニタのボリューム調整をして、ついでにCubaseAIの設定もして電話をしてみた。
普通に、何の苦労もなく繋がって、会話ができたよ。
次、FaceTime。これも問題なし。
電話できたのだから、FaceTimeも問題あるはずないじゃん!そう思うかもしれないけれど、アプリによって音が出る出ないがあるようで、前回は(いろいろなところでつまずいていた時期なので、原因がどこにあるかは不明だけれど)FaceTimeの音が拾えなかったのだ。
録音…音は入る。けれど、電話の先の音が少し小さい。iPadProのボリュームを最大に上げてもちょっと小さい。どこかで増幅してやる必要があるか。だとしたらアンプを…いや、それは最後の手段。美人のお友達に声を張り上げてもらおうww
ついでに、PCでBGMを流しながら3チャンネルミックスで音を録音してみたけれど、これ結構難しいね。
ヘッドホンでモニタするにしても、スピーカーでモニターするにしても、そのバランスが分かり難い。
こればかりは慣れるしかないんだよねぇ。
兎にも角にも、漸く楽しめる材料が出そろった。後は楽しむだけだよ。