KaBagが届いたので早速触ってみた。 | lummoxの長い1日

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駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

今までに何回か書いてきた期待のカバン「KaBag」が今日送られてきた。

 

長いので先に要点を書く。

  • とても良くできたバッグだ。
  • カバンを右肩を軸におろす人には使いにくい(開口方向の都合)。
  • フロントポケットのファスナーは要改善。ここだけ落第点
  • 個人的には容量がでかすぎた(バッグのせいではない)
要改善の理由は
フロントポケットのファスナーのスライダーを下げきってしまうと、閉めようとスライダーを上に引っ張り上げる時に、エレメントごと持ち上がってスライダーが動かなくなり片手で締められなくなるのだ。

スライダーの後ろ(下)側のエレメントを押し込むように抑えてスライダーを動かすことで解決できるけれど、これは大きな問題だと思われる。

 

で、ここからは鞄に触ってみた感想など…

大きさは説明ページを見て想像していた通りだったけれど、(説明ページにしっかり説明文も写真も掲載されているにもかかわらず)「え!こんなところにもぽけっとがあるの?」とびっくりするくらい収納箇所が多かった(もちろん、しっかり説明文と写真を理解されていた方にとってみれば、それより多くのポケットがある訳ではないので予想通りだったはずだけれど、私の場合はなぜか、理解が抜け落ちていてたと言う事だ)。

 

IKEAの椅子(POANG)の上に載せて撮影をしたので、知っている人はそれで大きさ比較の対象として欲しい。

 

大きさは、持ち運ぶのに大きすぎず小さすぎず丁度良さそう。

 

背負っている人を後ろから見る形で右側を軸に上・左・下の三方が大きくジッパーで開く。ので、仕切りで区切られるそれぞれのポケットは台形に(奥:右側が狭く、手前:左側が広く)なる。

 

上の写真で言うところの真ん中の仕切りから右側は上下に仕切られていて、上のポケットに入れた物は奥底まで潜り込まない為、探しやすく取り出しやすい。下のポケットは普段使わないけれど、無いと不便と思う物(モバイルバッテリーとか傘とか)を入れておくと良さそうだ。

仕切りの左側は途中に仕切りがなく上から下までで1気室になっているので、ノートパソコンやA4ファイルなどを入れるのに良いだろう。その手前に小さなポケットがついているが、これはペットボトルなどを入れるところらしいのだけれど、一見「絶対に入らないよ」と断言したくなるくらい小さい。けれど、試してみたところちょっときつめだったけれど入れることができた。ただ、ちょっと底が浅いので不安定か?まぁファスナーを閉めれば落ちる事はないので良いのかもしれないけれどね。

 

真ん中の仕切りの上段裏表と、上ポケットの奥側(写真で言う右側)に入り口がゴムで伸縮するポケットが左右2口ずつついている。ゴムなのでその内伸びてきてしまうかもしれないし、強度を考えるとあまり重いもの、大きなものを入れるのは得策ではないと思うけれど、小物をまとめておくには丁度良さそうだ。

 

そのメインの気室の背中側に大きく開くポケットがあって、多分こちらがノートパソコンなどを入れる場所なのだろう。特別に耐衝撃性能を高める工夫がある訳ではないが、大きく開くので取り出しやすそう。

 

ここから2つが、私の頭からすっぽり抜け落ちていたポケット。フロントポケットと銘打たれている。

メイン気室の外側に横から開く大きなポケット。後ろから見て左側には、上下に横から入れる形のポケットがある。

右側はポケットはなく、大きな1気室。

どちらも独特の縫製をしていてファスナーが目立たなくなっているのはデザイン上とても好ましいのだけれど、冒頭に書いたように、このファスナー(スライダー)を下げ切ってしまうと片手で動かせなくなってしまうのは問題だ。そこまで思い切って下げ切らなければ何の問題もないと言いたいけれど、ストッパーになるものが無いので、中に入れた物を取り出そうとする動作でも、中に物をいれようとする動作でもスライダーが一番下に移動してしまう事はよくありそうだ。途中までしか下げない時にはとてもスムースに動くので、余計に残念に思う。

 

バッグの背中側にも隠しポケットと言えそうな物があった。

 

私も妻も右利きなのだけれど、私はバッグの中身を取り出そうとする時は、右のショルダーストラップを外し、左肩を軸にしてバッグを手前に回して右手で中を探る。妻は右肩を軸にしてバッグを手前に回し、右手で中を探る。このように利き腕にかかわらず右におろす人、左におろす人がいるのだけれど、このKaBagは妻の様に右におろして使う人には向いていない。上に開くのではなく、後ろから見て右側を支点に左から開く構造なので、右側からおろすと、メイン気室へアクセスするファスナーを開く側面が下を向いてしまうのだ。完全に両手からショルダーストラップを抜いておろしてしまえば、多少の持ち帰の手間はあれども使い勝手に差はなくなるけれど、ちょっと小物を出し入れしたいときなどには大きな違いが生じてくるという事だ。

妻の場合は、会社への通勤用なので、定期だったり社員証だったり、家の鍵などに簡単にアクセスし、且つきれいにまとめて置ける場所を欲してこのカバンを買ったのだけれど、今の「右からおろす」癖が直せなければ、このカバンですぐに使えるポケットは小物ポケットのない再度ファスナーの1気室(2つ上の写真)だけとなる。

幸いな事(?)に、今までのバッグで使っていた、100均で買った小物整理

用のボードがそのままそこに入りそうなので何とか使えそうという。

 

…その後、改めて左からおろす利点と右からおろす不利点を比較し、「癖を直そうかなぁ」と言っていた。どうするかは妻にお任せする…

 

私はもう少し違う問題で悩んでいる。

私が普段持ち歩いている鞄はこれ。

 

基本手ぶらで出かけたいので、これはマックス装備で、長財布とお薬手帳、そして充電器持ち歩きセットだ。

 

充電器持ち歩きセットの内容は次の通り

 

AppleWatchの充電もできるモバイルバッテリーと2.4AのUSB出力ができるAC-USBコンセント、耳栓、アイマスク、USB-CとLightningケーブルが1本ずつ。

充電器は2.4A(Max)で容量67,000mAh。

 

この他にモバイルバッテリーなら10,000mAhでPD対応のTNTOR社製、

 

2口までならどの組み合わせでもそれぞれに20W以上を出力できるBaseus 4口PD充電器なども所有しているが、

 

この持ち歩きセットが日帰りの場合はコンパクトで必要十分な性能を備えていて丁度良いのだ。

もし長期の出張(旅行)などの場合は、状況に応じて使う物を入れ替えている。わかる人にはサンダーバード2号のコンテナのようなイメージだ。

 

しかし、この状況が少し変わってきたのは、今年、iPhoneを8から13ProMaxに買い替え、更にはXperia1もIIIへ買い替えてしまった事だ。

Xperia1は評判通り、性能は良いんだけれど指紋認証が詐欺と言わんばかりにほとんど使えない。結果外に持ち出すことが極端に減っていた。

 

しかし、IIIへ乗り換えた事、iPhone13ProMaxと比較して使ってみたくなる事から、両方を持ち歩きたい衝動に駆られるのだけれど、既に先の組み合わせで鞄はパンパンに膨らんで、Xperia1IIIが入る余地などどこにもないのだ。

それが最大の理由で、新しい荷物に対応できるカバンを探していて、妻の通勤カバンに便乗してこのKaBagを買ったのだけれど…

 

もう一度書くけれど、私の荷物は写真のクラッチバッグで収まっていて、Xperia1IIIが少しはみ出た程度なんだ。

なのに、今まで持っていたクラッチバッグとKaBagの大きさはと言うと…

 

大きさが違いすぎるってお分かりいただけるだろうか。

私は茶色のカバンに入る大きさ+スマホのXperia1IIIが入るカバンが欲しかったんだ。欲を言うと、それに畳んだ状態のエコバッグも入れられたら最高に便利。なのに、KaBagだったらこのクラッチバッグが6つくらいは入っちゃうんじゃないのかな。

 

つまりね、私の今の悩みは「こんな大きなカバンに入れるものが無い」って事なんだ。

クラッチバッグね、メイン気室の上のポケットで軽く収まっちゃうんだよ。なんなら同じポケットにもう一つ同じクラッチバッグが余裕で入っちゃう。当然、このポケットにXperia1IIIも入るし、更にrakuten Miniも入れて、更に先に書いたモバイルバッテリやPD充電器などもぜーんぶ収まっちゃう。余っているからiPadPro9.7も収納するし、食事記録の手帳や日記用ほぼ日手帳、更には筆箱、MildLiner、色鉛筆、水彩セット、スケッチブック、まだ余裕があるからKindleと何に使うか分からないけれど、ATOM Cam2とかも入れちゃえ。更にSELPHY SQUARE QX10とかiNSPiCとか入れちゃっても全部入っちゃう。でも、こんなに持って行っても使うことないと思うけれどね。

 

あれこれ詰めたらなんでも入っちゃう。けれど、実際に持ち歩くものが少なくて…大きなミニバンみたいな8人乗りの車を1人で運転しているのを見て「あれって勿体なくね?」と思っていたのとリンクする(私も8人乗りのMPV(GF-LW5W)を乗っていたけれど、それを買うまではそう思っていたのだ)。

 

自分が入れたいものを入れ切っても尚余裕を見せるバッグなんて「でかすぎて無駄なんじゃね?」と思うのだけれど、MPVに乗って「あの空間は無駄じゃないんだ」と実感したように、このバッグでも「この余裕は無駄じゃないんだぜ」と思える日が来るのだろうか。来ることを願っている。

少なくとも、大学病院に行くときなど、書類を持ち運ぶ時には今までのカバンより楽に、崩すことなく運べそうなのはアドバンテージだなと思っているのだけれど、更に実感させてほしいものだ。

 

そう、鞄と一緒に、保証書と共に包まれていたのがカバの折り紙。

 

すごく良くできているね。

KaBagの名前の由来が「カバ+バッグ」なのだそうで、送られてきた段ボールにもカバのシルエットが印刷されていた。

 

素直に「へーへーへーへー」で終わればいいのに、ついつい「カバ+バッグだったらhippopotamus(hippo)+bagだろうに…」と思うのがへそ曲がりなんだよなぁ。別にカバ+バッグで良いじゃんね。