ダイエット方法と参考書とレシピの本 | lummoxの長い1日

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駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

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今回は(いつもだけれど)長い。読むのが面倒とか大変とか思うようなら、最初の方は飛ばしても良いから是非最後のレシピ本の紹介だけは読んで行ってちょうだい。

ダイエットに興味がある人には本当にお勧めの本を紹介してるから。

【紹介したいレシピの本】って大きくタイトル付けておいたから、それを探してね

 

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昨年、血糖値が異常に上昇してから、血糖値を抑えるため、そして太り過ぎている事から肝硬変が心配と言う事で、「どちらにしてもダイエットしなさい」と忠告されて、それまで漫然とやってきたダイエットを、一応意識を持ったダイエットに変えてやってきたつもりだ。

 

色々なダイエットがあって、どれが正しいとか、どれが間違っているとは一概には言えない。単に極端なものは局地戦(この夏までに〇キロ痩せたいとか)では効果があるけれど、長い時間をかけて持続させるのには向かないという事、糖質ダイエットとか如何にも糖質が悪玉の様に言っているセクトがあるけれど、糖質をカットしたら他の物でそれを補わなくてはいけなくなるので、結局は栄養が偏って体には良くない。これも局地戦のダイエット方法だろうとは言えるかなと思えてはいる。

 

と言いつつ、最近肉と言えば食塩、オイル無添加のツナ缶とか鶏むね肉(皮なし)とかを自分の手で調理したものを食べることが多い。

どこぞの店で購入した総菜となると、どんな調味料をどれだけ入れられたか分からないのがとても怖いのだ。

最近、調理をしている間、TikTokなどの簡単に見ることができて、どこででもすぐ区切られる動画を見ていることが多いのだけれど、その動画の中で登場する料理のレシピで使われる調味料の使用量の多さに目を丸くしている。プロを自称されている方のレシピはそれでも重量の1%とか理にかなった量の事が多いので納得もするのだけれど、素人さんのレシピだと、水200㏄、鶏肉250g程度に味覇を大匙2杯くらい入れていたり、味の素を1カップ?とかそんなレベルで(これは流石にネタでしょと思ったら、本当に食べていたし)入れるのには恐怖しか感じない。あのね、味覇3.5g(小さじ半分くらい)で塩分1.4gだよ大さじって小さじ3杯だから大さじ2杯って入れているとしたら、味覇だけで7.2gの塩分を取っている事になる。まぁスープに溶け込んでいる分もあるだろうから全てを食べる訳じゃないと思うけれど、もしそのスープまですべて飲み干しているとしたら、その1食だけで1日分の塩分をオーバーしちゃっているんだよ。味濃すぎるでしょ?きつくないの?余りの多さに見ていて気持ち悪くなってくる時もあるんだ。

いや、否定しているんじゃない。味覚は人それぞれだしね。ただ、私はそんなに濃い味に慣れていないのでびっくりしちゃっているって事。未開人に砂糖を舐めさせたらショック死しちゃうってそんな感じなのかな。

 

保存を目的とした燻製だったり干物を作るなら、きっちり計って獲物の〇%の塩を振るっていう事は理にかなっていると思うんだけれど、自分で作る場合は基本保存目的ではなく旨味目的の干物だったり燻煙だったりするので、そこまで塩をきつくする必要を感じないというのもあり、自分の場合を計測してみると、鶏むね肉(皮なし)250g位に塩を振る時は1g程度(0.4%程度)でも「掛けすぎたかな?」と思ってしまうし、実際それで鶏ハムを作っても「十分味がついているね。むしろちょっと味が濃いかな?」と思う。

味が濃いというか、余り塩味が強いと、素材のうま味が隠れてしまう気がするんだよね。

 

胡椒なんかも、おやのかたき!とばかりに振りかける人もいるようだけれど、ミルならゴリゴリと回すのではなく、ゴリのゴくらいの音が出たところでもう十分な量が出ていると思うし、普通のスパイス瓶に入っている物なら軽く傾けてパッと散れば十分な味がついているように思うんだ。折角鶏ハムだったり野菜炒めを食べているのに、鶏や野菜の味があまりせず胡椒の味しかしないって悲しいよね。

 

そんな味付けをする私がダイエットに挑んで、食事記録をきちんと書いて、カロリーを計算しているのに思ったように痩せない。それはなぜか…坊やだからではない。決して。

 

うちに鎮座する悪魔がいるのだ。

 

 

「ダイエットしているから、家から排除する」そう宣言しているのに、無くなったと思うとまた棚に置いてある。食料の買い出しに行くとなぜか必ず籠の中に入り込んでいる。この(美味しくて、手軽に食べられてしまう)悪魔に取り付かれているのだ。

 

1枚エネルギー51kcal/たんぱく質0.5g/脂質3.1g/炭水化物5.3g/食塩相当量0.041g

 

脂質と炭水化物の面では食べ過ぎに注意が必要だけれど、エネルギーと塩分の面では小腹が空いた時にポイと口に放り込むのに丁度良いのだ。

もう一度書くけれど、私は糖尿病を疑われてのダイエットが主旨だ。だから、規則正しい食生活を送ることが第一の命題になる。なぜならば、不規則に食事(間食含む)をとると、血糖値が安定しない。下がり切らない内に更に(食事をして)血糖値を上げる事となり、体の異常を引き起こす原因となる(その数値が高いから緊急入院などになったのだ)。だから規則正しい生活をして、規則正しい時間に食事をとる。間食はしない。どうしても食べたいときは食後すぐに(食事と一緒くらいの感じで)少量を食べる。ご飯とお菓子を合わせた分量でカロリーコントロールをする。そんな形にしなければならないのに、「小腹が空いた時にポイと口に放り込む」だって?

 

私はとても意志が弱い人間だ。

タバコをやめるのにも実は数年禁煙をしては挫折を繰り返してようやくやめることができた。

先日栄養指導の先生とも話をしたのだけれど、私のスタイルとしては(それが良いかどうかではなく、先生がイラつくのも無視して)

  1. 取り敢えずやる(当然、うまく行かない)
  2. どこが悪いか考えて直してみる(効果があるなら次の問題へ)
  3. 繰り返してうまく行くと慢心する(また太る)
  4. 反省して元に戻す(その先に行く努力もする)

大体この繰り返しだ。

痩せている人(努力を知らない人)も含め、「食べなきゃいいんだよ」と簡単に言うけれど、意志の弱い人にはそれが分からんのですよ。いや、食べなきゃいいんだってわかってはいるけれど、それができないから悩むんだよ。

だから、1回でうまくやろうとは思わない。

努力してみる。挫折する。では挫折しないでできる中間点を見つけそれをゴールにしてみる。達成出来たら次へ、できなかったら更に中間ゴール設定…そんな繰り返しをして自分ができるレベルに落としていかないとダメなんだよね。

 

マンガみたいなものでもあるじゃない?

学校一できの悪い生徒が奮起して勉強をして学年1番になって見返すみたいなベタな奴。これも今学校で習っていることが分からなかったら、下の学年の学習を、それでも間に合わなかったら下の学校の学習をして基礎を固めていくって場面が必ずある。そう、できるレベルまで落とさなければ努力なんてしても空振りしかしないよね。

 

ダイエットを始めたのが10年くらい前になるのだろうか。しかし冒頭でも書いたように、それは漫然としたもので、「冬から夏場までは痩せるのだけれど、夏の終わりころにダイエットの無理が祟って体調を崩してダイエット断念…こんなことを8年くらい繰り返してきた成長しない奴(だから、極端な、バランスが取れないダイエットは続かないって言っているんだ)。

そして、昨年4月から栄養指導の先生を交えたダイエットは、私の意志の弱さや、たるみが原因でなかなか思ったようにすとんと落ちてはいかないけれど、それでもきちんと1年で10㎏を落としている。そして夏が終わるころ恒例だった体調不良(立ち眩みなど)もでず、通年を通してダイエットを続けられている。

 

D.I.Yが流行しているかどうかは知らないけれど、テレビの番組で如何にも素人なタレントさんが家を作りました見たいなことをしている。けれど、様々なところで免許がなければ工事ができないものがあるし、。テレビ番組のタレントさんの多くは、その裏方としてプロの建築関係の人たちがきちんとアドバイスなり手伝いなりをしていて、決して素人考えでやっている物ではない。(*1)

私の知り合いは壁をぶち抜いて部屋を繋げたいと考え、「やっちゃえ」と勢いで柱を切断し、結果家を建て替える羽目になった。せめて建築士に相談してからやればよかったのに…周囲に誰もいない、家が崩れても誰も巻き込まない環境なら兎も角、隣近所に迷惑をかけるようなところでは家の強度もそうだし、電気工事やガス工事から火が出る可能性もあれば、地域を停電に追い込む可能性もある。

ある程度は素人の勢いでやれるところもあるだろうけれど、プロの意見を聞いてやらなければ問題が発生するところとの線引きは大切だ。

ダイエットも同じで、視聴率稼ぎのためのゲテモノダイエットと医学に裏打ちされたダイエットは区別して見極めることが大切だと個人的には思っている。

 

一番太っていた頃履いていたズボンを取り出してきて履いてみた。

履く前からその大きさにびっくりした。「本当にこれ自分が履いていたの?」と妻に尋ねた位にびっくりした。

流石にまだ大きなズボンの片足に今の自分の両足が入るなんてところまではいかなかったけれど、それでも両手首から両肘をズボンの中でつっぱらせても余裕で入るくらい大きかった。少し感動した。

毎年1か月1~3㎏位どんどん痩せられるのに、夏を過ぎる頃(数か月経過した頃)には立つのが辛くなり、立ち眩みがして、歩くだけがきついと思ってしまうようになって寝込んでダイエット中断。そして元の体重へ戻る…それを繰り返してきた。

 

  • 何度挑戦しても中途でダイエットが終わってしまう
  • ダイエットしていると体調が悪くなり続かない
  • ダイエットは続くけれど体重が落ちない
そんな人は、どうか自己流ダイエットではなく、栄養指導士の先生に相談することをお勧めするよ。
 
…お勧めするよと言いつつ、普通はどういう経路で相談するんだろうね。私の場合は血糖値が異常値で町医者では手に負えないって事で一気に大学病院入院となったので、その流れで大学病院の栄養指導を受けているのだけれど、多分、普通はどこかの内科の先生への相談から始まるのかな。ネットで栄養指導って検索すればそれなりに引っかかるみたいだ。
 

ここは私も専門ではないから素人考えだけれど、栄養指導をするにも、例えば腎臓が悪い人のダイエット、肝臓が悪い人のダイエット、糖尿のダイエット、痛風のダイエットなどで大枠では同じダイエットなのだけれど、それぞれゴールが違っているように思う。

なので内科医に出向き、健康診断をした上で、その健康状態に合わせたダイエットをするのが良いのではないだろうか。

 

ちなみに、(何度も書くけれど)私は糖尿からのダイエットなので、ダイエットも糖尿病をターゲットとしている(既に血糖値は今年に入ってずっと正常値範囲内に収まっているのだけれど)ので、カロリー計算などに使っている参考資料も「糖尿病食事療法の為の食品交換表第七版」というものだ。

 

 

 

 

 

amazonで探してみると、食品交換表は糖尿病と腎臓病の物しか見当たらない。この2病を抑えればカバーできるという事だろうか。

私は「食品交換表」を買ったのだけれど、その後自分の使い方ならば「食品成分表」がより合っていると知った。

 

 

 

 

 

食品交換表は「1単位(80kcal)を摂取するには、どれくらいの重量が必要か」を大まかに示している。対して食品成分表は可食部100g辺りに含まれる成分が事細かに記載されている。

私のような性格なら1つは持っていたいバイブル的存在だ。

 

栄養指導の先生と相談をしながら、自分の食を改善していけば、無理することなく痩せる事に成功しやすくなると思う。

ただ、昔の私みたいに1日20時間労働で睡眠時間2時間食事はとれるときにとれるもので、徹夜は日常茶飯事…みたいな不規則環境にいる人、コンビニメシか外食しかできない環境の人には当てはまらないかもしれないが…兎に角頑張れる環境にある人は、是非一歩踏み出すことをお勧めする。

 

 

【紹介したいレシピの本】

そして、実はこれまでがすごっく長い枕で、これを書きたかったのだけれど、最近見つけてはまっているのがこの本。

 

「順天堂医院が教える毎日おいしい糖尿病レシピ415」

 

今まで書いてはいなかったんだけれど、私が入院し今も通院しているのはこの大学病院だ。今まで数回複数の病院への入院経験があるけれど、「退院したくない」と思ったのはこの大学病院が初めてだった。その理由は簡単で、「ものすごーく料理がうまかった」これに尽きる。

 

糖尿病として入院したので、さぞかし味気ない食べることが苦痛なものが出てくるのだろうと覚悟していたんだけれど、普通に毎日食べたって全然問題ないくらい食事の時間が待ち遠しいと思うくらいにおいしい料理が出てくるんだ。それでカロリーも塩分もコントロールされているなんて信じられなかった。それくらい目からうろこの献立が並んでいたんだ。

 

この献立本の良いところは、塩少々があいまいで終わらない事(胡椒など曖昧のままの物もあるけれど)。塩少々(0.2g)とか明記されているので悩まない。

基本糖尿病食なので、複雑な味付け、濃い味付けはしていない。結果、料理も単純で作りやすい。そしておいしい。

また、本の冒頭に書かれている「糖尿病の基礎知識」と言う項は、食事をした結果、人の体の中で食べた物がどうなっていくのかを分かりやすく解説していて、健康管理の為にどうすべきかを理解する一助になる。さらに健康的な食事をとり続けるための基本的な考え方(主食、主菜、副菜などのバランスのとり方など)がまとめられているので、糖尿病とは無縁の人も一読して損はないと思う。(*2)

ダイエットで停滞している人だけじゃなく、ちょっとやってみたいかもと思っている人にも是非是非お勧めしたい1冊だ。

今ならKindle Unlimitedの読み放題で見ることができる。

栄養指導受けるなんて暇はないという人も一読の価値はあると思う。特に自分で料理をする人ならば、料理のヒントにもなると思われる。

 

私は、今までずっと勝手に足かせをつけて「この調味料は使っちゃダメ」と切り捨ててきたものが、この本を見たら「あ、使っても良いんだ」と思えた。それだけでもすごく道が開けた感じがしたよ。

クリームスープ煮とかミートローフとか食べても良いんだってウルウルした。

 

これがダイエットの何某かの足掛かりになってくれたら幸いだ。

 

*1:2021/10/31 02:30 文章訂正追加

*2:2021/10/31 02:36 文章追加