今までiPhone13Pro(Max)*1を標準設定のまま使い続けてきたけれど、少しだけテコ入れをした。

 

*1:(Max)と書いているのは、基本iPhone13ProとProMaxどちらでも共通の仕様であろう場合はわざわざ"Max"を付加する必要を認めない為。

 

まずは、設定画面を開く

 

下にスクロールして「カメラ」をタップ

 

カメラの設定画面が表示されるので、まずは「フォーマット」をクリック。

 

元の設定がどうなっていたかちょいと忘れてしまったけれど、カメラ撮影を「高効率」、写真撮影のApple ProRAWをONにする。

 

カメラ撮影を「高効率」にすることで、写真撮影のデータをJPGではなくHEIF(ひーふと言うらしい)で記録する。更に動画もこう高(*2)圧縮率のモードで撮影をする。

 

Apple ProRAWはPro(Max)のみサポート(*3)のサポート。

RAWデータを使いたい(Adobe Lightroomなどで現像したいと)思う人以外は画像サイズが大きくなるだけで(*4)ONにする恩恵はないと思われる。

 

先の画面に戻って

 

ビデオ系の赤線を引いた設定を行う。

ビデオ撮影

 

折角ですから4K60FPSにしちゃいましょ。

欧州などPAL方式の国にビデオを撮って送る場合はここで「PAL」を選択。

 

元に戻ってスローモーション撮影へ

 

こちらも折角だからより滑らかに撮れるように…

元へ戻って、今度は「設定を保持」へ

 

設定を保持したい項目などの設定を行う。

 

カメラモード:ビデオを撮っていたのに、カメラに戻っていたらチャンスを逃しちゃうよーと苦い思い出がある人は是非。

 

クリエイティブコントロール:フィルタや縦横比、深度設定保持。iNSPiCなど正方形フォーマットの印刷をするプリンタを意識するとか、そんな時は設定を保持してほしいよね。

 

露出調整:これは既存の設定ではない気がする。(*3)後で改めて書く。

 

Apple ProRAW:立ち上げる度にリセットされていたんじゃ面倒くさくてしょうがねぇべらんめぇな人は是非。

 

これらの設定を行うと、カメラの画面は次のようになる。

画面上部の左側に「0.0」と言う表示、上部の右側にRAWと言う表示が追加される。

これらはシャッターボタン上のメニューバーを上へスワイプして表示されるサブメニューで選択できる項目だけれど、こちらに常時表示させることですぐにいじれるようにすることが目的のようだ。

因みにXperia1IIIでは、最初から設定モードでRAWデータ保存は洗濯選択(*2)できるようになっている(JPG/JPG+RAW/RAW)。

 

「RAW」表示に斜線が入っているのは、有効になっていない時で、この「RAW」をクリックすると斜線が消え有効になった事を示す。

 

画面左上の「0.0」をクリックすると「露出」と言う名目で調整バーが表示される。

 

ポートレートモードで画面右上の「f」をクリックして表示される被写界深度も合わせるとややこしい気もするが…

 

一般的なカメラの用語で言うところに直すと

被写界深度=絞り

露出=ev補正

と言う事だろうか。

この「露出(=ev補正)画面上左の「0.0」(露出)(*2)が先の「設定を保持」画面で後で書くとした「露出調整」をONにする事で表示が可能となるという事のようだ。

 

シャッターボタン上のメニューを上へスワイプしてサブメニューを表示させると、アスペクト比が1:1で保持されている。画質に関係なく、この機能が今回の設定変更で一番うれしい機能かもしれない。

 

Xperia1IIIが絞りはカメラ任せで、シャッタースピード/ev補正/ISO感度の組み合わせで画を作ろうとしているのに対し、iPhone13Pro(Max)は絞り(被写界深度)/ev補正(露出)をユーザーに(*4)開放している。ただ、絞り(被写界深度)はポートレートモードでなければ調整できず、そのポートレートモードは2.5m以内に被写体をまとめなければ正しい撮影が行えない(と警告される)制限がつく。

 

今回ビデオの設定もしたんだけれど、カメラの部分だけで手いっぱいなのでそちらは放置(申し訳ない。そのうちやる…やりたい)


今までのカメラっぽいいじり方ができるのは間違いなくXperia1IIIなので、今までカメラに慣れ親しんできた人はXperia1IIIを買うのが正解だし、「カメラなんて使ったことないよ。スマホがあるのに何でそんなの買わなあかんの?」な人にはiPhone13(Pro(Max))が手軽で良さそうだ。

 

個人的な感想としては…昨日2つのスマホを持ち歩いていろいろ撮ってみて、まぁ正直なところ「適当に楽しく撮るだけ」なら、どちらのカメラでも大差なく楽しく撮れると思えたし、一眼レフカメラの代わりにきっちり追い込んで撮ってやろうと思うと、どちらも中途半端感が否めない。一眼レフの代わりにはならないなと言うのが現状での結論。

 

Xperia1IIIは今までカメラをいじってきた人が迷わずスマホカメラをいじれるように、iPhone13Pro(Max)はカメラなんて使った事がない人が迷わずカメラを楽しめるように…そんな(*3)コンセプトにそんな(*4)こだわりがあるのかなと感じる(Xperia1IIIもBASICモードでは、全くカメラの知識など不要だけれどね)。

フィルムカメラの時代から一眼レフカメラに親しんできたので、どうしてもXperia1IIIの操作性が自然に思えるけれど、肩ひじ張らず、ただ「良いな」と思えたものにスマホを向けて、感性の赴くままシャッターを押すだけでそれなりの写真になるiPhoneもこれはこれで良いと思う。

たまたま、本来のスマホとして使っているのがiPhoneなので、持ち歩く手軽さから行ったらiPhoneに軍配が上がり、わざわざXperiaを持ち出す状況って本当にあるのかなと思えるけれど、逆に考えて、カメラの性能があまりにも違うなら、本来のスマホ機能をXperia1IIIに移してもいいんじゃね?と思っている私もいる。

兎にも角にも、短い試用の中では「なんとなくXperia1IIIの使い勝手が良かったし、絵面もすき」なんだけれど、これからどれだけ外に出て、どんな写真を撮れるかでいろいろ変わってきそうだね。

 

*2:2021/10/26 06:55 文章修正

*3:2021/10/26 07:02 文章削除

*4:2021/10/26 07:03 文章追加