映画版 「ハゲタカ」 を観てきました。
この映画のキャッチ・コピーは
「何のために戦うのか。何のために働くのか」。
一見すると、登場人物全員が
お金のために働いているかのような映画です。![]()
(実はそうではないのですが。)
国も、労働者も、株主も、マスコミも、
そして経営者さえもが、
自分にとって経済的利益がなければ
自分にとって有利な方へと、簡単に寝返ってしまう。
外国企業に買収されると技術が盗まれ、
製造現場が国内に残らなくなるとわかっていても
高値をつける方に株式を売ってしまう株主。
社員の生活を守るためには、買収に応じざるを得ない。
と言いながらも、根底には自分の地位や名誉を守りたいだけの
自己中心的な考えを持っている経営者。
お金を積みさえすれば何でも自分の物に
出来ると思っている人たち・・・。
資本主義経済の中では、
お金を稼ぐことが
成長の原動力になることは確かですが、
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そうであったとしても、それが全てではないと思うのです。
お金がモノを言う世の中でも
お金では決して買えないモノがある。
勤勉さ、誠実さ、愛社精神、誇り、
そこから来るお客様に良いものを提供していきたい
と思う気持ち。
きれいごとだ
と言われたとしても、大事なことです。
以下は、映画の中で、一番心に残った言葉です。 ![]()
「じゃあ、あなたが経営者ならどうしたんだ」
「私は経営者ではない。ファンドマネジャーだ。」
「おまえは傍観者じゃないか!」
自分の会社をどうするかを決めるのは、
経営者です。
自分の利益しか考えない人間が
周囲から見放されるのは当たり前。
易きに流れることなく、
付き合う人を選びましょう。