実験を開始してから丸2日が経過したので記録。

 

飼育水を利用して、そこに難消化性デキストリンとえひめAI-2を投入した。

 

それによって全滅しなければ良いという程度だったので、比較対照区は無し。

 

ということで確認してみると、

 

数が増えた。

 

当初は、活発に動き回る大き目の個体(ギリギリ判別出来る程度)が3〜4匹位だったのが、0.5ミリサイズで10匹超。

 

ギリギリ判別出来るサイズの個体は30匹超。

 
同時に、藻水槽でもそうなのだが、ミジンコよりも遥かに大きい薄茶色っぽいモコモコしたもの(団粒構造的な)が多数発生中。
 
排泄物なのか、何なのか、よく判らない。
 
とりあえず、水は透き通ってグリーンウォーターでも何でも無いけれど、ミジンコは増えている。
 
継続観察予定。
 
 

これをやれば良くなる、あるいは上手く行く。

 

そうした手法は、断面的には正しい。

 

ただし、「上手く行っていない」原因がそのままでは、相応の副作用が起こる。

 

そうしたことを自覚した。

 

 

日差しが弱くなってきた関係か、藻水槽のオオサンショウモが徒長気味。

 

新しく生えてくる葉が葉1枚分位空けて伸びている。

 

寒くなると種を形成することもあり、それを乾燥させて翌年に発芽させるということも出来るらしいが、果たしてどうなるか。

 

 

藻水槽のカイミジンコを夜に観察してみると、容器の壁面に多数くっついているのを発見。

 

ほとんど静止状態で、大きく動くのはそのうちのほんの一部。

 

 

金魚水槽の温度が夕方で28℃を超えなくなってきたと思っていたら、本日は28.8℃まで上昇していた。

 

石巻貝の活力維持のため、保冷剤を投入してじわじわと温度低下を図った。

 

まだしばらくは水槽の温度に気をつける必要があるらしい。

 

 

金魚水槽で少しだけ金魚の攻撃から守れる様に漏斗の中に浮かべているオオサンショウモが、度々金魚の攻撃を受けているにも関わらず意外とよく伸びている。

 

 

水溶性食物繊維(難消化性デキストリン)が大量に余ったので、思いつき実験を開始。

 

調べてみると、ミジンコは細菌を様々なものを食べているということが解った。

 

植物性プランクトンを始め、細菌類や原生生物など。

 

要は、口に入るものなら何でも食べているのかなと。

 

そこで今回、水溶性食物繊維をエサにえひめAI-2を加えて実験してみることにした。

 

えひめAI-2の主要要素は納豆菌と乳酸菌と酵母。

 

そのうち乳酸菌は、よく聞く話だが、人間の腸内では食物繊維を食べているらしい。(えひめAI-2を作る時には糖分を食べるとの説明があるが)

 

そして、その他の納豆菌と酵母もそれぞれに何らかの働きがあって、その相互作用で水質を浄化したり、河川などに投入したらアオコを発生させたりするらしい。

 

ということは、水溶性食物繊維をえひめAI-2のエサにすることで、間接的にミジンコを増やすことが出来るのではないかと。

 

あるいは、非常に可能性は低いものの直接的に食物繊維をエサにするという可能性もある。

 

基本的にはゼロカロリーとされる食物繊維。(難消化性デキストリンには一定程度の糖分が含まれているらしいが)

 

ということで、どうなるかわからない(←希望的観測)実験開始。

 

 

開始時点で活発に動き回る大き目の個体は3〜4匹位。

 

 

金魚水槽と藻水槽の水がほぼ完全に透明化した。

 

水を掬ってみると、金魚水槽の方は細かな粒々が舞っているだけで肉眼では判別出来ないが、藻水槽の方ではじっくり見るとある程度大きな個体が元気に動き回っているのが見える。

 

これほどの勢いでアオコが無くなるとは。

 

以前、台風直撃に伴う気圧変化で水がいきなり透明化したことはあったが、その時はアオコが沈殿しただけだった。

 

今回は確実に、アオコではないカイミジンコが食べた後であろうものが、藻水槽の底に団粒構造的に沈んでいる。

 

金魚水槽の方は、金魚が水を動かすので鉄の針金を沈めている部分の猫よけネットの下以外ではほぼ見られず。

 

 

あと思ったのが、カイミジンコの大きくなったものは、その生まれたての極小の個体も食べているのではなかろうかということ。

 

付属肢を盛んに動かして水流を起こして植物プランクトン等を捕食しているのであれば、小さな個体は容易に巻き込まれるよな、と。

 

と思って調べてみると、ドライイーストがエサとして使えるらしい。

 

毎日投入しなければならないそうだが。

 

毎日投入しなくていいものとしては、ムックリワークという商品を発見。

 

それが直接エサになる訳ではなく、一度植物プランクトンを増やしてそれがエサになるのだとか。

 

よって、投入頻度は1週間に1回程度とのこと。

 

一度アオコを増やす様なものなので、ちょっと複雑な感じではある。

 

藻水槽から手動で循環させている金魚水槽の水質浄化がメインなので、そこまでやる必要性はなさそう。

 

 

そういえば、ドライイーストといえばそれを使って作ったものがある。

 

その名もえひめAI-2。

 

それを河川等に投入するとアオコが増えるそうなのだが、酸性の液体であるためカイミジンコの殻が海洋酸性化の様な状態で溶けてしまうのではないかと思いつつ、さほど影響はなさそうな気もしないでもない。

 

1Lに対して3滴以上投入すると問題になりそうだが、その根拠は、石鹸シャンプーのリンスのクエン酸の希釈倍率が1Lに対して3滴程度なので。

 

たったそれだけで、舐めてみると酸っぱい感じがするし髪の毛のキシキシ感も取れる。

 

その倍率はメーカー推奨の量より遥かに少ないが、必要な効果は発揮される。

 

 

ただ、えひめAI−2には、納豆菌も含まれる。

 

それがどの様に影響するのか。

 

爆増するので酸素を大量消費するという話もあるし。

 

と言っても、エアレーション無しの金魚水槽に少し入れても、金魚の健康には特に問題なし。

 

そうか、先に金魚水槽に入れれば良いんだ。

 

元々、エサにえひめAI-2と同じ、納豆菌、乳酸菌、酵母菌も含まれているし。

 

ということで、やってみる。