インド ナレンドラ・モディ首相 命式 | 四柱推命日記

四柱推命日記

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日本では相変わらず20%台の

超低支持率の岸田政権。

今月でなんと実質賃金は25ヶ月連続の低下。

さらに出生率も過去最低を更新。

 

今日は政治資金改正法の改正案が

衆議院で可決されましたが、連座制はなく

何の問題解決にもならないザル法。

 

結局茶番に迎合するだけの公明や維新も含めて

自民党伝統の金権政治に対する自浄作用のなさを

却ってよく露呈した感があります。

 

 

また昨日も80代の高齢者が赤信号を無視して

小1の女子児童をはねる事故が発生。

はねられた女子児童は意識不明。

 

 

頑固な高齢者が免許の自主返納などするわけもなく、

一律70歳以上は免許の強制停止か

公道の走行禁止くらいしないと今後も

高齢者運転による犠牲者が増え続けるでしょう。

 

どうにもやるべき法改正はしないのに

財界の言いなりで農産業を苦しめ続けたり、

無駄な政策や増税ばかりしている政権というのは

もうどうしようもないですね。。

 

これもある意味では高齢者の暴走政権

とでも言えるかもしれません。

 

政治家の世襲禁止、70歳定年制、

農協や財界に代表されるような既得権益組織の

権限剥奪、天下りの根絶くらい採用していかないと

国自体が若返りや世代交代が出来ずに

自浄作用を失って腐っていく。

 

30代、40代、50代くらいの

(まともな)現役世代が政治に大きな流れを

作っていかないとダメでしょう。

 

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日本やアメリカの政界は暗澹たる現状ですが

それでも世界を見るとなかなか魅力のある

リーダーがあちこちに見られます。

アジアでは現在の台湾や韓国のトップは

まだまともな方です。

 

その中でも中国の人口14億2520万人を抜いて

世界第一位の人口14億4170万人となった

インドは経済でも世界の注目の的。

昨日、5年に一度の選挙が終わったようです。

 

 

結果は現職のモディ首相が再選。

2014年に首相に当選してから

二期10年を務め、今回で三選目です。

当然それだけの資質か魅力、または

強運がある人ということになろうかと思います。

 

モディは実際現地では非常にパワフルな人、

演説上手、交渉上手として知られ

twitterのフォロワー数は9000万人以上。

これは全世界の政治家でトップの数字です。

 

経済発展期の日本や中国と同様に

(おそらくそれを真似して)

メイクインインディアを標榜し

国内に外国企業を誘致して製造業を振興し

IT分野だけではなく、製造業によって外貨を稼ぎ、

インド経済の急速発展に寄与した手腕があります。

インドの自動車の輸出は既に日本を抜いて

世界第三位です。

 

一方でモディは強引なやり方、

ワンマン主義的であり、

パキスタンに近いカシミール地方の

イスラム系住民の自治権を奪うなど

強権政治の暴走を危惧する声も多いようです。

 

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モディ首相

1950年9月17日

 

年 庚寅(丙) 正官 傷官 帝旺

月 乙酉(辛) 比肩 偏官 絶

日 卯(乙) *** 比肩 建禄

 

子丑空亡 大渓水 宿命納音

干合後宿命天剋地冲

 

酉月の乙で中秋の草花。

月令得ませんが乙卯は本質が逞しい草です。

天干は妬合あり、近接の年月で干合すると

月日は納音⇒天剋地冲になります。

さらに両神成象格相剋格でもありますね。

 

金剋木の激しさはある意味で

思想などよりも現実的な衝突破壊の力です。

守護神は通関の水で良い。

 

星は官剋自が強いですから

プライド強くしっかりしているように見えて

案外プレッシャーに弱い所があるようです。

 

主星車騎で行動迅速。闘争精神強。また月令を得る

北の牽牛の気勢の強さ。⇒プライドや名誉欲の強さ。

東方調舒の話術、独自性。

南方貫索の頑固さ。ワンマン精神。

 

 

宿命は立地反剋であり、革命家の役割。

環境に対して自ら反発していく。

既存を打倒して野党側から

政権を取っていくなら宿命と環境は一致します。

 

また天剋地冲になりますので

下剋上運は大変強く、底辺からでも

周囲を蹴散らしてのし上がっていきます。

 

壊し屋の宿命として国を大きく改革

(旧体制の破壊)していくにはまぁ良いのですが、

そこには犠牲や動乱も生じやすく、

改革の役割を終えたなら、いつまでも

政権を担っているのは望ましくないでしょう。

 

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モディの実人生を見ていきますと

貧しい食料品店、チャイ売りの家庭に生まれ

不可触民ではないがほぼ同様の低カーストを

その出自としています。

 

インド歴代首相では低カーストから

成りあがってきたのはわずか二人で

そのうちの一人がモディ。

 

同じ宿命天剋地冲の人生として

豊臣秀吉に似た所がありますね。

こういう宿命だったからこそ

底辺から成りあがれたとも言えます。

偏官格というのも成り上がるには必要な星です。

 

 

このような出自ではカースト制をその根幹とする

ヒンドゥー(バラモン)教という国家習俗そのものに

反発、反抗していきそうですが、

実際にはモディはヒンドゥー教至上主義者として

国内少数派のイスラム教などを

弾圧している立場の人です。

 

インドの宗教分布は仏教は完全に淘汰され、

イスラム教も現在は勢力を失っています。

(イギリスからの独立時にイスラム系の多くは

パキスタンに移住。)

 

今のインド国内では完全に

ヒンドゥー教一強ですから

政治家としてこれを強く推していくのは

大衆の支持率を稼ぎやすく、ある意味賢い。

モディは一種のインド版ポピュリズム、

自国第一主義とも言えるかもしれません。

 

こうした現在のインドを揶揄して

ヒンドゥーナショナリズム、

ともいわれています。

 

 

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モディの後天運での守護神巡りは67-86歳です。

現在74歳で大運癸巳。

守護神透干期にあり格上がり。

運気の後押しがまだ3.4年ほどはあるようです。

 

しかし今回の選挙では国民の厳しい審判が下り

議席は大幅に減少。インドの株価、ルピーも

これを受けて下がっています。

 

要因は特に経済成長の一方で

貧富格差の拡がりは一層激しくなり、

中小企業の経営が苦しくなり、

女性や若者の雇用も創出できず

若い世代の不満は高まっているようです。

 

どの国も共通して今抱える問題、

暴走する資本主義、ネオリベラリズムの

副作用と弊害が全世界的に

蔓延しているだけとも言えます。

 

現在の資本主義のシステム上、

勝ち抜けしていくのは既に富裕な資本家のみ。

富める者は富み続け、貧しいものは貧しくなり続け、

中産階級が減少し、いずれは陰陽隔絶で

戦乱に至る道です。

 

 

 

 

 

秀吉やプーチンを見ても

宿命天剋地冲所有者が長く政権を握ると

侵略戦争に走りやすく、

碌な事が無い傾向がありますので

モディの動向にも少し注意が要ります。