最近密かによく拝見しているyoutubeが
料理人の笠原さんの賛否両論。
おでん一つとっても
食材の下拵えの大切さを実感させられます。
見るだけで料理のスキルが一つ上がる。
日頃「優しいおじさん」であることを
心掛けているとのこと。
放り込んでくるネタが常に昭和ですが
温和な人間性とユーモアが伝わってきます。
笠原さんは実家が焼き鳥屋で
若い頃に日本料理の吉兆で修行。
高校時代に母親を、28歳の時父親を
癌で亡くし、お店を継承することに。
継いで一年目は閑古鳥だったそうですが
自分自身で開発した焼き鳥以外の
凝った料理を出しているうちに
人気と客足が回復。
因みにいぶりがっことチーズの組合せは
この頃に笠原さんが最初に開発した
のではないかとの事。(本人談)
2004年に恵比寿で和食のみOKという物件を
偶々見つけ、“賛否両論”を開店。
従来の日本食料亭は一食で1万~2万円以上、
日本人にとって日本食の敷居が高すぎることから
もっと通いやすい価格帯の
カジュアルな日本料理店を志して活動。
万人に好かれずとも、賛否両論あっても、
自分のやり方や志を認めてくれる人がいればよい、
という思いで付けた店名との事。
お店の評判は高級料亭の半分程度のコスパと考えれば
十分良いようです。
但し三か月待ち。
2012年に奥様を癌で亡くし、
父母と妻を癌で亡くす不幸に見舞われながらも
三人の子供をシングルファザーとして育て上げる。
立派な事だと思います。
******************
笠原将弘さん
1972/9/3
年 壬子 正官 偏官 絶
月 戊申 傷官 正財 沐浴
日 丁酉 *** 偏財 長生
辰巳空亡 山下火
申月の丁。
初秋の焚火で守護神甲ですが
宿命に守護神なし。
守護神なしは人の二番煎じではなく
まだ注目されていないものを
開発するような事で成功しやすい。
また下積みの苦労をきちんとしたほうが良い。
火土金水、自洩財官のみの命式で
日主を弱める星ばかりです。
全体で内格の身弱命式。
強いて言えば従生財官。
元々継承運ではないので
焼き鳥屋⇒創作日本料理へと
オリジナルの方向性に家業を
シフトチェンジしたのは良かったと思われます。
公的社会では正官の気勢強く
真面目で道徳観念が強い。
厳しい修行にも適応できます。
月頭傷官で料理人としては
凝った物、創作料理の方向性に行きやすい。
中心星は正財で几帳面。
細かく段取りをして計画性を重視する。
極星は東方車騎ですので
ハングリー精神のある生き方です。
全体的にみると
特に料理人でなくても
仕事を頑張る人、という感じですが
印なし命式で独立独歩の人生。
人生の雰囲気も比肩的となります。
経営者としては身弱なので弱い。
その辺の現実的経営、金銭面などで
アドバイスなり、支えてくれる人がいると良い。
お金は西方禄存なのでそんなに困りません。
父親の南方透干で父からの精神影響は大。
父が亡くなってから、本人の本領発揮です。
本来の守護神透干は51-70歳。
今年51歳です。
しかし今年は西方天剋地冲年なので
これまでに清算すべきことが溜まっている場合は
前後三年範囲でトラブルが出てきます。
印なしですが本来は印星守護神で採りたいので
なるべく本人が学びを大切にすることが
成功の条件となってきます。
笠原さんの場合、下格条件でありながら
若い頃にしっかり修行したことが
今の成功の土台なのかなと思います。