坂本龍一さん、村治佳織さん 命式 | 四柱推命日記

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以前この動画を見て、二人の命式を見た時に、
二人ともアーティストでありながら、
命式はとても対照的だなぁという印象で、
ふと思い出したのでログとして残してみます。


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坂本龍一さん
1952/1/17 節入り1/6 18:10

年 辛卯(乙) 印綬 傷官 死
月 辛丑(辛) 印綬 印綬 衰 空亡
日 壬戌(丁) **** 正財 冠帯

子丑空亡 大海水

丑月の壬。冬の水ですので月令有。
全体では水金寄りで寒冷な命式です。
調候の守護神は丙。

総エネルギー187、うち辛の印綬が68で
最も強い。五行では金、水の順に強い。

ということで
基本は陽性というより陰性の表現者になります。
明るくて陽気で目立ちたいタイプではない。
周囲からすれば沈着冷静でクールに見えますが
本人的には無意識で生まれつきの素材によるものです。
作品にもその傾向がよく出ていると思います。

近年の土や金の音楽家は電子音楽に行く傾向と
なんとなく仮定していますが、坂本さんも
元はYMOですから電子音楽の元祖ともいえるかもしれません。

また教授と言われるだけあって
印綬が三つ、、、
これが生月空亡で中殺されていて
偏印化していますので、印綬らしい正統性ではなく、
亜流の世界に新しいものを求めていく気質が生まれています。

更に大運初旬も偏印、加えて初旬空亡ですので
大天移動し4-43歳頃に影響しています。
若い頃から機械系、好きだったかもしれませんね。


伝統音楽を好みながらも常に
新しい物へ昇華していこうという姿勢は
この辺に由来するのかもしれません。
また生月空亡自体が社会の主流から外れていく
アウトサイダーの気質を持っています。
時流に流されずに、自分の感性で生きていきますので
時に社会の当たり前からは外れやすくなります。

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村治佳織さん
1978/4/14 節入り4/5/ 12:39

年 戊午(己) 食神 傷官 帝旺
月 丙辰(乙) 比肩 印綬 冠帯
日 丙午(己) **** 傷官 帝旺

寅卯空亡 天河水

強い、、、
燃え盛る晩春の太陽。
数理合計292 土128火128、、、
自星と洩星の気勢がえらい強いですね、、
まさに陽性の表現者。
しかもパワフルです。

東方傷官、南方比肩ですので
美意識、表現の世界において
マイペースに個人で活動していく人。
通変願望と環境は一致していると思います。
あと洩天地比ありますね。

辰月の丙で火4、土2の構成。
暑く乾燥した命式ですのでまず水を要します。
調候の守護神は壬。
そうすると坂本龍一さんは守護神のお相手になりますね。

こういう自身に必要な五行を持つ
守護神の相手とは
関わりを持った方が得です。

二人でいて調和、安定する五行関係なら
結婚、コンビでの活動もプラスになります。

仕事で組むなら東方の位相関係、
結婚なら西方の位相関係も重要です。
仕事で発展したいなら東方に方合か三局の
位相関係の相手と組むと良い効果を生みます。


この人も大運を見ると初旬空亡です。
初旬乙卯で印綬沐浴の空亡。
初旬の印綬は母親と縁が深いとか
勉強熱心な幼少期という現象が出てきます。
ギターの勉強をしたということかな?

印綬空亡の場合、家庭環境が普通でない、
どこか普通の家庭とは乖離している可能性があります。

大天3-42歳で影響と考えると
来年くらいで抜ける可能性。
ちょっとこの辺が心配で、
現在大運で壬子の巡り、33-42歳が
年柱&日柱のダブル天戦地沖。
仕事面、健康面、両方に荒れ、停滞が起こります。

さらに来年が庚子で天戦地沖が3つ重なります。
仕事面に加え、健康面、家庭面が
とても荒れやすいので
注意を要する期間です。

その後43-52歳に辛の大運で配偶者の魂ですから
結婚生活にフォーカスされる時期ですね。
大天の清算という意味では
もう下山しておかなくてはならない時期で、
43歳入って少し経つくらいまでは
ゆっくり休んでも良いかもしれません。
安定するのは43歳の後半くらいからですね、、

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ということで
おなじ音楽家でも陰性強のタイプと
陽性強のタイプでは
大きな違いがでるだろうと仮定して見ていますが、

坂本龍一さんは金水寄りで
感情で言えば悲しみと怖れ、
雰囲気で言えば冬のように静かで清澄な世界感。

対して村治さんは火土寄りで
感情で言えば喜びと憂い(思う)、
雰囲気で言えば情熱的であり、動的で賑やかな世界感。

これが作品にも出ているんじゃないかなと思います。

無意識の素材としてここまで対照的な二人が
コラボレーションして調和し
互いの良さを引き出しあっている
そんな稀有な空間だったのかなという気がします。

命式的には、互いが互いの守護神の相手である、
それが相性が良い最大の理由になります。