雪の上の懲りない面々
file.2 <Mさん>
人呼んで
レーサーMさん、M爺ぃ。
結構、Mさんの滑っているシーンを後ろから追うことが多いので、(絵は稚拙ですが)じぶんのイメージもこんな感じです。
1.遅い時間に出会える!!
遅番部隊はナイターでもちょこっと未練たらしく練習?していたりするのですが、そこでよく拾ってくださるのがこのレーサーMさん。基本、レーサーだけれども基礎系のメソッドにも精通している理論派スキーヤー。レースで活躍している外国の選手の滑りを独自に解釈して自身の滑りにも取り入れている。
2.エッジを噛ませろと言う!!
ターン後半に流されるのはレーサーとしてはあり得ない。エッジを噛ませろと基礎ら―はあまり表現しない感じの解説も出てくる。要はエッジのたてかたのプロセスの問題と思われ。
3.Mさんは3人いる・・・!?
その昔、シーズンはじめに軽井沢、丸沼、また丸沼高原、軽井沢と、遠征した先々でMさんを発見。良く似た人がいるなぁ・・・と思いつつ声を掛けられないまま終わる。じぶんの中ではMさんは(最低でも)3人存在(かぐら・軽井沢・丸沼)しているというのが定説。
4.実はD・I・Y好き♪
技術系のお仕事をされているのもあり、結構な自作派。ヘルメットのチンガード自作は今でも伝説です!!(歯を折りたくなければ素人は真似しちゃダメデス)
5.コース整備時に消える!?
ポールレッスン、コース整備のデラがけの時になると、、、いつの間にかいない「時がある」という噂^^;
(Mさん指導語録)
暴走するなら、
しなくなるまでやれ!!
↑
これ、案外指導してくれる人いないですよ。暴走するからダメじゃなくて、暴走するで終わってるからダメ。要は暴走しなくなるまでトレーニングすればいいんです。死ぬまでイキロ!と同じくらいの名言度。
ナイターに入り、高速リフト下の凍ったコブをよくひとりで滑ってるのを見つけます。良く話に聞いたりするレーサーはコブが苦手というのは俗説です。
内脚がどうとか外脚がどうとかって説明の仕方はMさんはあまりしないです。じぶんで消化したことをじぶんの言葉で話すから言い回しはオリジナル。もちろんわかり易くするために「○○選手もこんなことを言ってる」というような補足もつけてくれます。後ろから拝見すると、滑りの組み立ては、片足偏重ではなく、両足同調タイプ。スムーズで適格な重心移動があってこそ、下が荒れていても構わず大回りできるんでしょう。
Mさんからは、ターンの入りより抜け出しの意識とか感覚とかお話いただくことが多いです。このあたりがレーサーならでは、だと思います。
~ lumevangis ~