効果的にスキーレッスンを受けるための8つの心得 | lumevangis ~ 雪の囚人 ~ (雪猿挽歌)

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効果的に!!


スキーレッスンを受けるための8つの心得






ここでは、囚われ人がこれまで諸先輩方にアドバイスをいただいたスキーレッスンを受ける上でのポイントなどを綴ってみたいと思います。




ハァ~、ほぼ毎週レッスンを受ける生活をして早10年。だんだん、先生から出るコメントが同じになってきた。変われないじぶん、変わりゆく技術。替わり映えわりばえのしない日常・・・。あぁ、歳はとりたくないものですネ。




















効果的にスキーレッスンを受ける


ための8つの心得







まず、前提条件として滑りがきれい(わかりやすい)先生に教わるのがトコトン大事です。下手な人に教わると、正しいことを伝えてくれているとしても師範技をみて吸収するというプロセスが期待できないので、なるべくきれいな滑りをする先生に習うのが大切です。




お手本とする滑り自体がおかしいという可能性を取り除いたうえで、レッスンで心得ておきたい8つのことを書きたいと思います。








通常のグループレッスンでは、先生が滑る前にテーマの説明があります。その上で、お題がだされるわけですが、たとえば「プルークスタンスで外脚を大きく動かしてみましょう」「パラレルスタンスでターン後半にちいさくなってみましょう」「足踏みしながらターンしてみましょう」などといったものがお題です。








1.先生が説明した内容の趣旨を理解する。




そのお題を出したのには理由があります。どういった動きを出してほしいと思っているのか。どんな運動の意識をつけたいのか。足裏感覚に何を残したいのか。


小難しく書いてますが、先生のお手本通りに滑れているなら問題ないです。師範技をみる際は、先生から説明のあった動きのポイントになる部分に注目して見るようにしましょう。










2.滑る際、大きく動く




じぶんの運動パターンにない動きをしようとするとなかなか難しく、本人はやっているつもりでも実際にはそうみえない場合も多いです。大げさに動いてみて、逆に先生から「やりすぎ」というコメントがあれば少し抑えましょう。スキーはちょっとだけ変えるというのが非常に難しいスポーツだと思います。










3.やろうとし続ける




伝えられた通りにやろうとチャレンジしてもうまくいかないことも多いと思います。でも、1ターンやって出来ないからと諦めるのではなく、滑走する距離の最後まで、少しはそういった動きがでるように足掻くことも大事です。仮に最後のターンでちょっとでも感覚さえつかめば、次からはできるようになっているのもスキーの不思議なところ。










4.コメントを大事にする




レッスンにおいて先生から出るコメントは重要です。じぶんで目指した動きに対しての講評なので、じぶんが実際はどんな動きになっているか、どこがどう良いのか、悪いのかが伝えられます。時には、じぶんが目指していた動きが間違っていると指摘を受ける場合もあります。










5.教わったことを染み込ませる




インプットの次はアウトプットです。説明された内容をメモしたり、ノートにまとめたりと、運動要素の理解は大事です。レッスン終了後にできることもあるので各自工夫のしどころです。










6.実践してみる




教わったことが理解で来たら、次は実践。滑り込んで身体に染み込ませます。なんだかんだ言っても滑らなければ身につきません。問題は、その身につけようと目指す方向が正しいかどうか。レッスンはその正しい方向付けをしてくれる場だと思います。










7.検証してみる




いくつかの注意点を自分で設定し、実際に滑ってみて出来ているかを検証する。検証方法は、ビデオ撮影や第3者によるチェック。コーチ以外の人に頼む際は、「左腕がターン後半に下がっているかを見て欲しい」などと具体的に見て欲しいところを指定した方がやりやすいと思う。手があがる下がる程度のチェックであれば、上手い下手関係なく第三者に頼めると思います。ビデオ撮影してもらえるならそれがいちばんです。じぶんでチェックして課題を発見することもよい練習になります。










8.まとめてみる




次にゲレンデに出た時に同じような滑りが再現できるよう、じぶんなりにできるだけ、整理することが必要です。「こういったテーマに沿って、こういう意識で滑ってみたらターン後半に板の走りが出た(ように感じた)」⇒調子が上がらない時にはまたこの練習からスタートしてみよう。




・・・こんな感じ。




あと、色々とためしてどうにもじぶんの感覚と合わなかったらそれは「じぶんに合わない」と決着をつけてスルーすることも大事です。試してみて良かった感覚を積み上げていく。借り物の滑りはどこまでいってもじぶんのスタイルにはハマりません。出来ないことに固執しないことも時には大切。









( 補足 )






わからないことは、コーチにどんどん質問した方が良いです。できる人は気にも留めていない「あたりまえ」な部分も、出来ない状態だと結構ポイントになってくる場合もあります。先生と同じリフトに乗った時や、滑ってコメントをもらった時など、疑問点は出来るだけ早いタイミングで解決していきましょう。午前のレッスンが終わり、お昼になった時の移動。好き勝手にいつもの滑りに戻さない様に注意してください。せっかくコメントして、バリエーショントレーニング等で良い感覚を引き出してくれていた先生の努力が無に帰します。レッスン中は必ずその日のテーマを意識の片隅に残すことを忘れないでください。






資格試験で、独学だと基本書が大事なんてよく言われますが、時間を無限にとれるわけではないスキー活動もトレーニングの方向性はすごく大事です。












ガンガン滑走距離を稼いで、色々なシーン、コースを滑り、じぶんの滑りの引き出しを増やしてから人に習うというのもアリだと思います(というか、沢山滑ることは大切)。




スピードや斜度、凹凸なんかは滑り慣れない限りいつまでも壁を越えられません。そんなことをしつつも、スクールの門を叩き、コーチのひと言で覚醒したりすると「あっ!?」というまに上達するかもしれません。









独断と偏見でお送りした「効果的にスキーレッスンを受けるための8つの心得」でした。



















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