下手の横好きおやぢスキーヤーが春のかぐらにいったら心に浮かぶポエム | lumevangis ~ 雪の囚人 ~ (雪猿挽歌)

lumevangis ~ 雪の囚人 ~ (雪猿挽歌)

lumevangisとは、エストニア語で雪の囚人。
非日常の銀世界に、一度でも魅了されたら、もう街には戻れないかもしれません。
それでも貴方は雪山へ行きますか?


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覚えとけ


見返りを求めたら


大事なコトは手に入らない 


人の気持ちも


そしてスキーもだ


そこがポイントだろうナ



かけたコスト(代償)を


スキーから回収しようとしても


それは無理だ


できるワケがない








元を取ろうとか


何かを回収しようとか


思ったとたん


あのスキーとの


絶妙な


バランス感は崩れる


むこうがかわるんじゃないんだゼ


お前がだ


見返りを求めたとたん


むこうに対する


お前の何かが少しかわる 


その少しが大きく何かを


かえていくんだ









ヘンじゃないよ全然


だってスキーって生き物だもの


板だけじゃなくブーツや金具も


ひとつひとつのパーツが


組み合わされて動き出した瞬間


そこにイノチが入って


生き物になると思ってるもん


世界中すべてが


それを笑って否定しても


それは本当のコトだもの








もともと仲間じゃあないですよ


僕達は


偶然あの場所で出逢っただけです


それぞれの生活や


生き方は全然ちがう


本来なら交わらない者同士が


偶然に・・・








いつもそう・・


あっという間に朝はくる


数時間前のあの非日常の世界は


あとかたもなく消えてゆく


あっけなく まるでユメのように


もともとそんな世界はなかったと


いつもの日常の街が顔を出す


長くのびる影も 弱々しく・・


朝の光の中に もう居場所もない









出典: 湾岸MIDNIGHT


( ※ 一部、修正あり )









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