石を踏んで傷ついたスキー滑走面、じぶんで埋めるスキー板補修について。 | lumevangis ~ 雪の囚人 ~ (雪猿挽歌)

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スキー板 石を踏んで傷つけたら・・・



「カリッ」っとシーズン初めや春スキーで聞く嫌な音。


もし不幸にもやらかしてしまったらその日の晩には補修をしたい。エッジ周りを深く傷つけたらその日は同じ板で滑らない方がよい。エッジ剥離や変形になると素人には手に負えません・・・。







滑走面の傷は、浅ければフルチューンナップに出せば綺麗に復活。チューンに出すタイミングでない時であればじぶんでなんとか補修しなくてはならない。シーズンオフにフルチューンに出した板を履いた初日に石を踏んだらさすがに凹む。







リムーバーで滑走面を綺麗にして、リペアアイロンでP-TEXを溶かして埋めてみる。浅い傷にリペア材は定着しないとか聞くけど、精神衛生上よろしくないのでやれる範囲でやってみる。


P-TEXは硬くて溶かすのに難儀するも、ワックスが染み込む素材なので普通のリペアキャンドルよりもおすすめです。


滑走面を焦がさないように気をつけながら穴埋めしていく。


チマチマとした作業ですが、頑張りましょう。







ミミズ腫れのように不格好な状態になるも、これでよいです。

温度が落ち着くまで放置します。







温度が冷めたところで、フラッターで盛り上がった余分な補修材を削り取る。写真は皮のケースに入っていますが、ケースを外すと鈍角のナイフが出てきます。奥から手前に、水平に引くことだけ注意して削ります。







フラッターで削ったら完成。


もう少し仕上げをこだわりたければ、滑走面全体をファイバーテックで軽く磨きます。その後は、ホットワックスをかけてください。スクレーパーでワックスを剥ぎ、ブラッシングすれば完璧な仕上がりになります。次のフルチューンナップまでのつなぎと考えれば及第点でしょう。







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