突然ですが。

私、不妊といういわばマイノリティに足をつっこんだじゃないですか。


そういうクジというか、今風に言えばガチャを引いたわけです。


で、妊娠中はそれなりのつわりやらマイナートラブルと呼ばれる地味な不調やらはあったけど、健診では毎回順調と言われてて。不妊治療で苦労した分、こういうところでうまくプラマイ換算されてるのかもねーなんて思ったものです。


出産はまあ割と大変だったけど、まあ出産というのは大変なものなので…まあ、普通の範疇でしょう、うん。



と思っていたら、実はとんでもないマイノリティガチャを引いていたという話。



それではいってみましょう、出産レポには後日談があった!!の巻。



経産婦の皆さん、会陰切開ってやりましたか?

私はやりました。

出産当日の夜、会陰切開の傷が痛すぎて痛すぎて眠れませんでした。ロキ○ニンも効かないし。夜な夜な「会陰切開 いつまで痛い」とか「会陰切開 完治」とかで検索。


しつこくナースコールしたら、カロ○ールも追加され、2種類の痛み止めダブル使いでなんとか緩和されてきました。退院する頃には円座クッションもいらないかも?なレベルに。


そして、抜糸するとさらに痛くなくなるとの情報を聞きつけ、退院時にお願いすることに。(抜糸したい?って先生に聞かれたので食い気味にハイッと返事(笑))



そして無事退院。円座クッションはやっぱり手放せなかったけど、無事実家での生活がスタート。


しかし!!


産後1週間経った頃、なぜかこの会陰切開の傷の痛みが悪化。

最初はトイレで拭いた時にうっかりがっつり傷を擦ってしまったか何かだろうと思っていたのですが、翌日になっても引かない。円座クッションでも痛いのでご飯も立ち食いするレベル。


「会陰切開 悪化」とかで検索するも、明確な答えは得られず、気になるなら病院に行きましょうとしか書いてないのです。


この時土曜日。実は追加の点滴を打ちに火曜日に産院に行く予定でした。

折しも痛み止めの薬もなくなってきている…。正直、日曜&月曜を乗り切れる気がしない。だって座れないんだもん!


というわけで、産院に連絡しました。幸い土曜日は普通にやってる病院だったので、すぐ来てもらっていいですよと言われて行くことに。


先生「あーこれは傷口が開いちゃってますねえ。縫い直さないといけないので局所麻酔しますね」


局所麻酔…!

採卵時の思い出が蘇ります。局所麻酔でもめちゃくちゃ痛がる私に急遽静脈麻酔が打たれた思ひ出…


で、不安を覚えながらも結局その場で局所麻酔され、縫われようとしたその時…!


先生「あれ、ここ痛いですか?(先生、どこかを触る)」

私「い、いだいです…」

先生「ちょっと、こっち失礼しますね」

「ぎゃーっ!」


先生と看護師さんの間に不穏な空気が流れます。


先生「これねーあぽろさん。……腸に穴があいてますね。会陰切開の時に切っちゃったのかなあ」


え、なにそれどゆこと!?てかそれ医療ミスなんじゃ…?


先生「まあ鉗子分娩だとたまーにあるんですよね。いやーこれは痛かったでしょう」


あ、今なんか過失少なめ風な言い方に言い直したな!?てか、腸に穴ってマジでどうすんの!


先生「ちょっと、院長呼んできて」


そして院長登場!かくかくしかじか、院長も傷口を見て一言。


院長「これは大きい病院でちゃんと全身麻酔して手術した方がいいですねえ。紹介状出すんで月曜日行ってきてください」


はっ?今じゃないの?あと2日耐えろと?

っていうか、手術て!全身麻酔て!そんな大事なことになってるのか!?


とりあえず火曜日に打つ予定だった点滴をついでに打ちながら、先生が詳しく?説明してくれました。


「傷を縫おうとして、傷口の深さを調べるために棒を入れたんですね。で、思ったより深く入ったのとあぽろさんが痛がるのでもしかしてと思い肛門から指を入れさせていただきました。そしたら、指と棒がかち合ったんです(会陰切開の傷と肛門が繋がっちゃってた)」


ひ、ひえええ。聞いてるだけで痛い。実際痛いんだが。



すぐさま旦那と母にLINE。2人ともびっくりしてました。そりゃそーだ。


「手術?てことは入院?何日?」

「いやあ、そりゃ行った先の病院でどうなるか次第でしょ」

「日帰りだといいねえ」

「短くても2泊3日とかじゃない?赤ちゃんどうしよう」

「とりあえず仕事調整するわ」


的な感じでわたわたやりとりして、母(パート勤務)と旦那に月曜の仕事を休んでもらう始末…。。


長くなるので続きます。


さて、なんとか尻の痛みに耐えやってきた月曜日。大きな病院の先生が下した診断やいかに!?

次回「恐怖!『最悪の場合○○○○ですね』」乞うご期待!














さてさて、出産レポをまとめましたのでずらずらと書いていきます。
 
これを書くにあたりフォロワーさんをはじめ何名かの出産レポを読んだのですが、私より壮絶な人はいっぱいおりました…。
大騒ぎしてすいません、でも私もしんどかったよ!という気持ちです。こういうのは比べちゃいけません←
 
では、本題。
 
当初、病院から渡された計画無痛分娩のスケジュールはこうでした。
 
 
前日16時 内診のあと、バルーンで広げる
 
当日朝8時 様子を見て再度バルーン
 
当日朝10時 促進剤注入
 
当日昼12時頃 麻酔注入→出産 おめでとう!
 
的な。
これを信じ、前日入院した時(15時ごろ)は「明日の今頃は赤ちゃんとご対面かあ」とソワソワしたものです。
コロナの関係で立ち会いは生まれる直前のみと言われていた旦那には、「お昼頃には病院の近辺でスタンバイしといてね」なんて言ったものです。
 
これが、甘かった。
それでは実際のお産を振り返ってみましょう。
 
出産前日
 
6時
出血あり。下痢と生理痛を足して2で割ったような腹痛。2時間くらい不規則に強くなったり弱くなったりしつつも一旦引く。その後も不規則に張る。出血は生理1日目くらい。
 
10時
一応病院に電話するも、おしるしだと思うので様子見を言い渡される。予定通り入院してね、と。
 
↑計画分娩当日におしるしなんて、いいタイミング!子宮口は開いているかしら?と期待する(笑)
 
15時~16時頃
病院入り。いろいろ準備して内診。子宮口はまだ1cm(あれ?)
バルーンを入れる処置を行う。その後NST。
 
16:30頃~
生理痛をレベル1とすると、レベル1がデフォルトからの、7~8分間隔でレベル3くらいの痛みが来る。
あれ、これ、陣痛か?今だけだよね?まさかこの状態で夜を明かせとか言わないよね?なんなら今日中に産まれる?
旦那と母に実況LINEをしつつ、「バルーン 痛み」とか「計画分娩 陣痛」とか検索する。
 
当初30分の予定だったNSTが1時間に延び、2時間に延び…。
痛いと訴えるもスルーされる。
 
19時頃
一旦部屋に戻る。この時には、レベル0(痛くない)~レベル3くらいの波に変わっていた。おそらくさっきのレベル1は内診の影響に寄るもの。
ロクに食べる気になれずパンだけ食べておしまい。
 
20時半頃
寝る前にもう1回NST。赤ちゃんは異常なし。
痛みを訴えるもスルー。
 
 
当日
 
~2時頃
相変わらず0~3を行ったりきたりするので、気を紛らわすために持ってきていたDSで遊ぶ(Switchだとかさばるから笑)。3になった時は深呼吸でなんとか散らす。
 
~4時頃
うとうとしつつ、3の痛みで目が覚め、またうとうとする。
 
4時頃
トイレに行ったらずるん、とバルーンが抜けた!ナースコールしてLDR室に呼ばれる。
NSTして問題なし。そのまま待機。
 
8時頃
内診の結果、子宮口3cmくらいに広がっていたため、本来もう1回バルーンだったが、バルーンなしでいきましょう、ということに。やったね!
 

麻酔を入れるのは子宮口が5cm開いてからと言われていたので、これならあとはこのまま2cmくらい開いちゃうんじゃないのー?レベル3~4くらいの陣痛だけど、我慢できないわけじゃないし、あとは麻酔で楽勝だね!

 
と思っていた私に伝えたい。
その痛みはまだ序の口だったということを。
 
ここから先は時間感覚がうろ覚えなので細かくは書きませんが、朝の10時頃に来ていた旦那や母のLINEをことごとく未読スルー(よくて既読スルー)していたので、この辺からツラすぎてスマホをいじるどころではなくなる。
 
ここから16時半頃までの経過。細かい時間は不明ですがだいたい時系列。ちなみに陣痛のレベルは徐々に上がり、マックスでレベル8(生理痛の8倍)くらいになりました。
 
・2回目のバルーンは免れたが陣痛促進剤は避けられず。点滴に繋がれる。
 
・レベル5くらいの段階で助産師さんから「もう少しで麻酔ですからね。今どのくらい痛いですか?」と言われ「これ以上痛くなるならもう無理です」と答え、内診してもらうも、子宮口4cmくらいしか開いてないのと、子宮口が必要な柔らかさになってないのでまだ無理ですと言われる。
 
なんだよ!5cmになったらって言ったじゃん!ここに来て固さとか柔らかさとか新たな指標を出すんじゃないよ!
 
・とにかく、痛みのないインターバルタイムで力を抜けと言われ、言われなくとも寝落ち→痛みで目が覚めを繰り返す。
 
・叫びまくって助産師さんに深呼吸して!とたしなめられる。
 
・まだですか?まだですか?としつこくなる。もうすぐ麻酔もうすぐ麻酔詐欺に合いながら耐える。
 
・子宮口はいい感じに開くが、今度は「1回の陣痛が短くてまだパワーが足りない」と言われる。えー!また新たな指標をここで持ち出すなよおおおーーー
要は陣痛のパワーがないと麻酔で陣痛が弱まり赤ちゃんが出づらくなる、余計に時間がかかるという理屈だそうです。わかるけど、わかるけどしかし……。どんどんゴールを再設定される気持ちを察してくれ…!!
 
・もう1回内診しましょう→激痛
・やっぱりもう1回バルーンいれましょう→激痛
・バルーンは結局入らず激痛損
・まだ麻酔は無理との診断
 
※確かこの辺で、衝立挟んでお隣の妊婦さんが出産し、私は放置される。
 
・お隣さんの対応が忙しいのはわかるけど、私は!?私の麻酔は!?この辺でもうただ痛いからという理由で特に用もないのにナースコールを押す(ハタメーワクな患者)
 
・「今痛みどのくらいですか?我慢できる、が3~4、スマホいじれないくらいが5、失神しそうが10」と言われる。
いやもうスマホなんてとっくにいじれてないし!失神はしないけどそれでいったら8くらいだよ!ということで伝える。
 
・ようやく麻酔の許可がおりる!!もうすぐ先生きますからね詐欺に合う。(お隣さんの対応で手が離れない)
 
・私があと何分で先生きますか?としつこいので麻酔ができる別の先生が来る。からのまたもうすぐ先生きますからね詐欺
 
たぶん16時半頃
 
ようやく麻酔!!30分くらいで効いてくる。
 
17時半
旦那さん呼んでもいいですよと言われる。ほぼ半日未読スルーしていた旦那に電話。とは言え、生まれる直前でないと部屋には入れてもらえないのでロビーで待機。
※結局、持ってきていたテニスボールとかうちわとか汗拭きタオルとか、陣痛中旦那がいないから意味なかった。
 
~18時半頃
麻酔が効き、寝落ちしたりしつつも待機。子宮口がついに全開に!
モニターのお腹の張り度数みたいな数値に合わせていきんでみるが、まだ産まれなさそう
 
~20時半頃
相変わらず産まれない。そろそろ3時間経ち赤ちゃんも苦しくなるので21時までに産まれなければ吸引分娩にしましょうと言われる。
 
21時
吸引分娩の準備開始。いきみつつ、胸の下?肋骨を男の先生に力強く押されながらチャレンジ。なかなかうまくいかない。
 
21時15分頃。
 
鉗子で出しましょうということでベテランの先生も登場。ここでベテランの先生衝撃発言
 
「これでダメだったら帝王切開だな」
 
こ、ここに来て帝王切開かよ!!
絶対やだ!それなら最初からそうしてくれよ!!
今から帝王切開なんて絶対嫌だ~!!
その一心でいきむ!!
 
 
21:30
旦那がやっと呼ばれる(ほんとに最後のおいしいとこだけだった!)
最後のいきみで、にゅるんという感覚と共に無事出産!
 
3180gの女の子でした。髪の毛がめっちゃ生えててびびりました(笑)
 
すぐにいったん抱っこさせてもらいました。さすがにちょっと泣いた。でも号泣するのは恥ずかしいので涙ぐむ程度に抑えました。旦那も泣いてたらしいです(笑)最後の最後しか見てないくせに(笑)
 
 
 
 
現在退院し、だいたい生後1週間。結構大人しいというか、まとまって眠ってくれる親孝行な娘です。おかげさまで昼寝ができます。
 
このブログの今後の方向性ですが、しばらくはちょこちょこ育児レポみたいなのを載せるとは思いますが、キリがなくなりそうなので(笑)、頻度低めになると思います。
 
あの針でピピっと採取した卵子からこんな風にいっぱしの人間として生まれてきてくれたことが本当に不思議というか、感慨深い思いです。うう、不妊治療してよかった。
 
それでは、初めての育児、がんばってまいります!ここまで読んでくださってありがとうございました!
 
 

昨日、無事に女の子を出産いたしました。



無事に、というのは一応母子共に死ななかった、というくらいの意味でした。


その途中経過は壮絶なものでした。(自分比)


世の中もっと大変なお産をした人はごまんといると思いますが、私も私なりに大変だったアピールをしてもいいと思うんです。


詳しいレポは、また改めて。取り急ぎ、報告です。



 

次は産まれたら更新しますと言いましたが。

 

暇なので書きます。

 

計画無痛分娩を、予定日ぴったりの日にする予定で、家族みんなその心づもりで休みの調整とかもしてくれてたのですが。

 

延びました。

 

先日の健診(38w4d)の時点で、子宮口が1cm開いてないくらいだ、ということでまだまだ産まれる気配がないので予定日+4日後に出産にしましょうということになりました。

 

地味~に、戦意喪失?的な気持ちです。

 

100m走のつもりで走ってたら、70m地点くらいで

 

やっぱ120m走にしますね!

 

って感じでゴールテープが遠のいたような気分です。

まあ、いいんですけど。どっちにしても陣痛コワいし←

 

 

産まれる気配がなさそうすぎるので、ここ最近は家から30分圏内しかお出かけしてなかったんですけど、ちょっといきたいイベントもあって1時間かかるところにお出かけしてみました。全然大丈夫でした。

 

こんなことならもっとあちこち行ってもよかったなあ。それはそれで歩いたことがきっかけになってお産に突入してしまうかもしれないけど。たられば言ってもしょうがないですね。

 

というわけで、のんびり出産日を待ちますよっと。

 

 

ついに、37週に入りました。

 

 

相変わらず、夜の不眠に悩まされ、23時頃布団に入って4時頃やっとうとうとしてきて、2時間くらいの昼寝を2,3回する、という生活になってます。

大丈夫なのか、これ。

 

でも一説には、どうせ生まれたら授乳で細切れ睡眠になるから、それに適応できるようにホルモンがそうなってる、なんていうのも見かけたので、まあいいか、と最近は開き直ってます。

 

こうやって見ると、23時~4時という5時間も何やってんだって感じですが、軽い安産体操みたいなのをやってみたり、諦めてがっつり漫画を読んだりしています。安産体操は、最近YouTubeで見つけた整体師の方の動画が見やすい&やりやすくてお気に入りです。コメント欄に軒並み「36週から続けたところ、3時間のスピード安産でした!」みたいなのが書いてあって、「ほんとか~?」と思いつつ、信じてみます。

 

あと、顕著な症状?としては、この前前駆陣痛かと思しきなんともいえない腹痛がきました。1回だけですーっと引いていったので、本当の陣痛ではなさそう。(だったらこんな呑気にブログ書いてる場合じゃない)

 

しかし、もういっそさっさと産んでしまいたいですけどね。寿司食べたいし←

 

 

そういえば今まで書いてなかったと思うんですが、予定日に計画無痛分娩をすることになっています。

 

というのも、採卵の時に局所麻酔で痛がりすぎて静脈麻酔にしてもらった経験から、

 

こんな、器具でぐりぐりされるだけで痛いのに

ここから人が出てくるなんて、むり!

 

てなわけで。世の中「お腹を痛めて産まないと」的な思想の人もいると思いますが、そういう人がいたら

 

「うるせえ、こちとら妊娠するまでに苦労してんだ! 産む時くらい楽させろ!」

 

と、言うつもりです(笑)あ、実際はもっとやんわり言いますよ。幸い、まだ「お腹を痛めないと」系のことを言われたことはありませんが。(母が、「無痛っていっても、全部無痛じゃないんだからね」ってやたら脅してくるくらい)

 

しかし、蓋を開けてみたら結構周囲で無痛分娩する人がちらほらいて、なーんだ、みんな無痛じゃん、よかったよかったっていうね。

 

 

次の更新は、産まれたよ報告になるかもしれません。いや、もう1回くらい書くかも?

なんにせよ、このまま無事に進みますよーに…。