仕事より大事なもの | ココロのコトバ

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起立性調節障害という病気で、中学は2年半完全不登校だった息子。
単位制の通信制高校に進み、見違えるように生き生きと高校生活を楽しんでいます。

前向きに一歩ずつ…息子と娘とシングルマザーの私で歩んでいます。

昨日のことです


朝10時頃

職場に娘の学校の保健室の先生から電話が入りました


娘が体育の授業中に人とぶつかって転んで膝を強打した

ずっと泣いていて痛みが取れないみたいなので病院に連れて行ってもらえませんか?


とのことでした


聞くと、歩いて保健室に行ったようで骨は折れていないようだ


実はこの日、午後から大切な会議が入っていて…

主催する側だったし、私が進行役、どうしても抜けられない会議だった


先生に

あの~もう少し様子を見ていただけませんか?

ちょっと今日は大事な会議がありまして…


先生は、わかりました、と、様子を見ていただけることになりました


電話を切って、しばらく仕事を続けていましたが

なんだか、だんだん、落ち着かなくなってきて…



まだ、泣いているのかな…?


骨は折れていなくてもヒビが入っているのかも…?


すごく痛いのにそばに行ってあげられないなんて…


私はなんで、ここで平然と仕事をしていられるんだろう…


今すぐ、飛んで行って、痛かったね~って抱きしめてあげたい…



そんな衝動にかられて、いてもたってもいられなくなりました



会議は2時から

今は11時

急いで病院へ連れて行って、また職場に戻ってこよう!


そう思い立って、職場の上司と後輩に事情を告げて学校に向かいました

でも、万が一、戻ってこれなかった時のために後輩に代役を頼むべく

資料を渡して、説明をして…


そして地下鉄に飛び乗りました


地下鉄を降りて学校に向かっていると

ケータイが鳴り、先生と娘がタクシーで私を迎えに地下鉄の入り口で待っている、とのことで

行き違いになってしまいましたが

なんとかめぐり会えて、タクシーで病院に向かいました

娘はもう泣きやんでいて、ぶつけた足を見せてくれたら、膝の周りが腫れていました


『ヒビ入ってなきゃいいね』


そして、病院に着いたはいいが、待ち時間が1~2時間と言われ…

その間にレントゲンを撮り

やっと診察になったが


先生の


『あ~打撲ですね~、シップ出しときますね~』


・・・ものの1分で診察は終了


大事に至らなくてホッとしたが1時間も待たされて

あまりのあっけなさにビックリでした


結局、それから職場に戻っても

もう会議が始まっている時間だったので

仕事はあきらめ、後輩にゆだねることにしました


娘が

『ママ、仕事に戻らなくてもいいの?』と心配そうに聞いてきたので


『大事な会議だったけど、もう間に合わないからいいんだよ』


というと


『○○のせいでごめんなさぁい…』と泣きそうになっていたので


『大丈夫!だって、仕事より○○の方が大事だもん』


と言ってあげると、嬉しそうにしていました


あとで、後輩にお詫びのメールを入れたら


『テンぱったけど、無事に終わりました~』とのことでホッとしつつ


私がいなくても大丈夫じゃん!そんなに気負わなくてもいいんだと思い直しました


職場では一応、最年長で勤務年数も一番長く、主任という立場


上司は天下りだから使えないんですぅ…(笑)


実質、女の子だけで頑張っている職場です


仕事と子育ての両立は大変ですが

やっぱり、子どもが1番!

仕事が2番で、これからも気負わずにやっていこうと思います




娘は痛い足をひきずりながら学校に行きました